二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: FAIARYTAIL 「悪霊憑き」 オリキャラ募集中 ( No.18 )
- 日時: 2012/11/25 17:06
- 名前: 有栖 (ID: jJL3NZcM)
〜評議会って何?〜
ルーシィさんが私の目を見た時、ひどい顔になっていたのを知っている
お姉ちゃんの事を心配はしても私の事を心配しなかったのを知っている
私は、何処へいっても結局は一人ぼっちなんだっていう事を知っている
信じれる人は結局、少数しかいないんだよっていうのも私は知っている
疑うことよりも信じる方が難しいということくらい誰にでも知っている
みんながみんな不吉な私に近づくと死んでしまうことだって知っている
だけど、魔法に関しては何も。そう何も知らない
知っているのは少しだけ
魔風壁…。
『それをなんとかしない限りここから出られないって訳だね』
シエルがそう言ってきたので頷く
まだ憑依をさせていないのでお姉ちゃん達には見えていない
私には魔風壁というものをまだ単純にしか理解してないから解く方法なんて知らない
持っているはずがない
「エルザーッ!……随分派手にやったな」
2階からグレイさんの声が聞こえた
鉄の森(アイゼンヴァルト)の本当の目的はここではなくマスター達が集まっている定例会
そこで呪歌(ララバイ)を使う気なんだという情報を教えた
でも外には“魔風壁”が邪魔して外にいけない
「そういえば鉄の森の中にカゲと呼ばれた奴がいたハズだ!!奴は確かたった一人で呪歌の封印をした!!」
「解除魔道士(デイスペラー)か!?それなら魔風壁も!!」
そう言って“カゲ”とかいう人を探す
『そいつならナツと戦ってたぞ。こっちだ』
シエルが先頭を走るのでその後をついていく
一度、お姉ちゃんが引きとめたけど何かを察したらしく何もいわずについてきてくれる
走って数分したところにナツとそのカゲという人がいた
最後の止めをさすところだったらしく来た瞬間にカゲさんが壁に吹き飛ばされる
「ナツ!それ以上はいい。彼が必要なんだ!!」
お姉ちゃんは、カゲさんを脅して魔風壁を解くように説得
カゲさんはそれに応じて外まで連れていき魔風壁を解いてもらった
「お前はここで待ってるんだな」
お姉ちゃんがそうとだけいって魔道四輪車がある方向まで走りだす
チラッとカゲさんを見たらどこか悔しいような顔をしている
魔道四輪車が置いてあった場所まで来たのはいいけどご丁寧に破壊されており
新しいのを借りてマスター達がいる定例会へと向かう
ナツさんはハッピーさんと一緒に先に向かっているはず
お姉ちゃんが魔道四輪車を走らせている時にふと空を見た
ちなみにいってしまうとグレイさんとナツさんは私の目が赤い事に気付いている
他にもギルドの一部の人達が知っている
どってかっていうとギルドの中で私の目が赤いことに気付いている人は少ない
それで………いいんだ…
- Re: FAIARYTAIL 「悪霊憑き」 オリキャラ募集中 ( No.19 )
- 日時: 2012/11/25 19:53
- 名前: 有栖 (ID: jJL3NZcM)
そのまま線路の上を走って数十分
お姉ちゃんの魔力の消耗が激しい
それは当たり前だよね。ずっと魔道四輪車をすごいスピードで走らせてるんだから
ようやくナツさんの姿が見えてルーシィさんが叫ぶ
鉄の森のリーダー…とでもいうべきか。その人は線路の上で倒れていた
呪歌も回収し、ついでだから事件の報告と処分について聞くためにマスター達がいる所へ向かう事になった
「この人、どうするんですか」
でも一番問題のこの人
この調子でいくと忘れ去られそうだったので聞いてみる
「そうだな。とりあえず連れていくか。ナツ、縛るのを手伝ってくれるか?」
「任せとけっ!」
そう言うと、魔道四輪車に置いてあった縄を取り出し、動けないようにきつく縛り上げたあと再び出発
「総長(マスター)!!」
しばらく魔道四輪車にゆられマスター達が定例会をしているところにたどりつく
なぜ、私達がここにいるのか、という顔をされたがすぐにお姉ちゃんが説明して呪歌を差し出す
すると、急にその笛から煙が溢れだし何かを喋る
「カカカ……油断したな。再び封印される前に貴様等の魂すべて喰ってやろう」
その煙はどんどん大きくなり形になってゆく
最終的には、大きい人型のような形になる
これがあの呪歌の正体………
『生きた魔法……ゼレフ書の悪魔』
「さあて……どいつの魂から頂こうかな…決めたぞ。全員まとめてだ」
お姉ちゃんが動き出し、ナツさん、グレイさんと動き出す
私は動く必要ないなぁ。
きっとお姉ちゃん達なら3人でもその目の前にいるのを倒せるよね
そう、数十分とかからずにその悪魔を倒してしまう
攻撃されてバランスがとれなくなった悪魔は後ろに倒れようとする
でも、その後ろには定例会をやっていた建物がある
まだ中に人がいるかも知れない
「 possession 」
憑依させるものを建物のすぐそばのものに決めてシエルを実体化させた後に
シエルが悪魔の倒れる位置を横にずらす
なんとか建物は壊れずに済む。間に合ってよかった。
- Re: FAIARYTAIL 「悪霊憑き」 オリキャラ募集中 ( No.20 )
- 日時: 2012/11/28 17:45
- 名前: 有栖 (ID: jJL3NZcM)
「さあて……どいつの魂から頂こうかな…決めたぞ。全員まとめてだ」
駄目だ。聞いたら死んじゃうっ
思いっきり耳をふさぐ。その瞬間ナツ達が動き出し怪物にむかって攻撃を繰り返す
たった3人であのでかい怪物をおしてるの…?
すごい。本当に最強チームなんだ
数十分とかからず怪物はバランスを崩し後ろに倒れる
そこを見知らぬ少年が倒れる方向を変える
確かにあのまま後ろに倒れていたら建物が破壊されていた
でもあの少年は一体誰なのだろう
その少年を目に追っていくとノエルちゃんのところへ移動する
「間に合ってよかった」
「憑依したものがちょうど近かったおかげだよ」
「そうだね」
そういって笑う。少年も笑ったかと思うと透けてきてその場から消える
なんで?あれ。さっきまでそこに……ウソ
きっとあたしの気のせいだよね。でも怪物が倒れる位置は変わってるし
あたしの脳裏にひとつの考えがよぎる
“まさか、幽霊……!?”
*
妖精の尻尾(フェアリーテイル)ギルドの前
ギルドのみんながそれぞれ輪になって集まっている
最初に出した条件をたった今、行っているのだ
お姉ちゃんは、ナツさんと本気でぶつかるらしく炎の力を半減する鎧で立ち向かう
2人とも一歩もひかない
「そこまでだ」
輪の中に急に入ってきた評議員の使者だと名乗る(見た目が)カエル
評議員……。魔法界の秩序を守るところだっけ
よくわからないけど偉い人だよね。その使者が一体なにようでここにいるのだろう
「器物損壊罪11件の容疑で……エルザ・スカーレット、ノエル・スカーレットを逮捕する」
「え?」
「なんだとぉぉおおおお!?」
ナツさんが叫んだ
お姉ちゃんが捕まるならいつも一緒にいる私も捕まる
当たり前の事だよね