二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FAIARYTAIL 「悪霊憑き」 オリキャラ募集中 ( No.71 )
日時: 2013/03/29 12:18
名前: 有栖 (ID: YZ8dCvQO)

〜「楽園ゲームって何?」〜

ジェラールと3人の戦士。そしてもう一つの特別ルール
“評議院がここを究極の破壊魔法、エーテリオンで攻撃してくる可能性がある”
何分後に落ちてくるかは分からない

「さぁ、楽しもう」

それだけ言って口は消える
すぐにショウさんが行動し始め、お姉ちゃんをカードに閉じ込め
ジェラールがいるであろう方向へと向かう

「ショウ!!おまえ何を!」

「姉さんには誰にも指一本触れさせない。ジェラールはこのオレが倒す!」

ショウさんをシモンさんが追いかける
少しだけグレイさん達の方を見てからすぐにシモンさんを追いかけた

「ノエルッ!」

しばらく追いかけてるとシモンさんに質問される
階段を登ってる途中だった

「………ノエルって言ったな。エルザとはどういう関係なんだ?」

「私にただ“信じろ”と言った大切な人」

こんな不吉な子を拾ってくれた4人目の大切な人
きっと今、また失ったら自分はどうするか分からない

「……そうか、」

「お姉ちゃんはこの戦い、勝っても負けてもジェラールと一緒に死ぬ気だ」

「!?」

過去のことを話す時にいったあの言葉
“この戦い……勝とうが負けようが私は表の世界から姿を消す事になる”
きっとそれはそうゆう意味。
きっとジェラールと一緒に死ぬなら後悔なんてしないはずだから悪霊にはならない
なっても、それは私が操れる分野じゃない
階段が終わり平地に来たとき、いきなり外から何かが入ってくる
ナツさんとふくろうみたいな人?

「ルール違反は許さない。正義戦士梟(ジャスティスせんしフクロウ)参上!!ホホ」

「こ、こいつは!?マズイ!こっちに来い!あいつには関わっちゃいけねぇ!!」

瞬間、暗闇へと変わりシモンさんがこっちだ、といって腕を引っ張る

「ホホウ」

でも数秒としない内にシモンさんは吹っ飛ばされ明るくなる
何かがざわついた

「こ、これほどとは………暗殺ギルド髑髏どくろ会!!」

暗殺ギルド、まともな仕事がなく行きついた先が暗殺依頼に特化した最悪のギルド
中でもこの鳥は伝説の部隊の一羽

「奴等は殺しのプロだ!戦っちゃいけねえ!!」

そうは言うけどナツさんは気に入らないからぶっ飛ばすといって戦闘体勢に入る
相手はナツさんを攻撃する

「ノエル、お前だけでも逃げろ」

戦いの最中、シモンさんが私に逃げるように言う
その言葉に頷いてショウさんの後を追うために隙をみて走りだす

Re: FAIARYTAIL 「悪霊憑き」 オリキャラ募集中 ( No.72 )
日時: 2013/03/29 12:16
名前: 有栖 (ID: YZ8dCvQO)

でも、そう簡単に行けるというものではない

「逃がさんぞ」

一瞬のうちにして目の前に現れ攻撃をくらう

「「っ!/ノエルッ」」

ある程度は予想していたこと

「ホホウ、その小さき体にしてはなかなかのもの。………む?貴様、まさか」

誰だ

「殺害の悪魔マーディオスフィンドうたわれているリキ・アルムニスト」

「「「!?/?」」」

ただ1人、ナツさんだけが訳が分からない顔をしていた
“リキ・アルムニスト”は私の2つ目の名前
でも知らない、何も知らない

「まさか、その少女が……」

知らない、私は知らない、何も知らない
そんな呼び名なんて聞いたことなんてない

「その力、試させてもらおう」

さすがに距離が近すぎる。避けられるはずがない

「ジャスティス…」

相手が構える。覚悟して目をつぶった

「ホーホh……」

でも痛みはなくてそっと開くとそこにナツさんの姿
相手は見事に吹っ飛ばされている
それを見て、すぐにショウさんの向かった方向へ走り出した

「かかってこいっつったろ?鳥。テメェの相手はオレだあ!」

「ありがとうございます」

それだけ言って勢いよく走り出す
今から言って間に合うかは分からないけど行くしかない
もう、誰も殺したくない。大切な人を殺したくなんかない
きっと死ぬ気なんだ。勝ったってエーテリオンが落ちるまでこの塔に残るんだ
そんなことさせない。私が許さない。

もう一度だけ信じてみようと思ったんだ。
期待してみようと思ったんだ。だから…………

Re: FAIARYTAIL 「悪霊憑き」 オリキャラ募集中 ( No.73 )
日時: 2013/07/02 21:16
名前: 有栖 (ID: V6BqtuDz)

あそこから何分くらい走ったんだろう
この私の短い足じゃ最上階までいくのにも辛くて遅くて。
でも間に合わなかったって後悔したくないから…

「はぁ……はぁ………」

『ノエル、大丈夫か』

「だい…じょう、ぶ」

本当は大丈夫じゃないけど。

『無理すんな。エルザのところにいってもノエルがそんなんじゃ行っても意味がない。少し、休もう』

私はシエルの顔を見る
その目は本当に心配している様子で仕方なく息が整うまでは休憩しようと少し走る速度を遅める
それでも止まることはない。止めたくない、この足を
後きっともうちょっとなんだ。最上階まで
だっていくつもの破壊音が聞こえるんだ
きっとジェラールとお姉ちゃんが戦ってるんだ
数分歩いてやっと最上階であろう場所へたどりつく
でももう遅かった。眩しい白い光がこの塔を照らす
これはきっとエーテリオン……

「——っ、お姉ちゃん……」

頑張って目を開けてみた先に見えたのはお姉ちゃんとジェラールが抱きしめあっているその姿
そんなのはどうでもいい。そのジェラールの目に寒気がした
その証拠に私は、生きている
あの眩しい光りがおさまった今でも生きている
もちろん目の前の2人も生きている
変わったのは塔の形。ジェラールは言った。これが完成した楽園の塔の姿
知らなかった。無知だった。
呆然としていると2人は私の姿があるのに気付く

「殺害の悪魔(マーディオスフィンド)…か」

まただ。あのふくろうと同じことをいってる
マーディオスフィンド。その言語を私は何故か知っている
訳すと殺害の悪魔
何でそんな名前がついてるのかなんて知らない。でも今は関係ない

「ノエルッお前は下がってろ!」



下がってろ?



なんだかそんな一言が私の中の何かに反応する
今の声は誰の声だろう———



「あはっ……」

『ノエルッ!!』

“ノエル”のお気に入りが“私”を呼ぶ
ここまで君の為に頑張って走ってきたのに下がってろはないよ、
ねぇ?

「あはははははっ!!君が下がってなよ。この人は私がやる」

“白い人”は滅多に見た事がない。でも私は君に出会った
君みたいな白い人に
ただひたすらに君だけは殺したくなくてここまで頑張ってきたのに
下がってろだって。
なめてる。なめてるなめてるなめてるなめてるなめてるなめてる

「ノエルッ!!」

“ノエル”のお気に入りが私の視界から消えてまた別の“私”のお気に入りが現れる
憑依させるものなどいらない。自身の魔力だけで十分。

「ガキに俺がやられるもんかよ、」

不敵に笑う
きっと今の私の笑顔は狂気じみていたのかもしれない
私のお気に入り以外が震えあがっているように見えた
お気に入りはジェラールの回りに集まり素早く円を作る
ジェラールは何も知らない。気付かない。私にしか見えていない、私のお気に入り
こちらの様子をうかがっているのか余裕ぶっこいてるのかは知らないけど相手は動かない

「サブスタン(実体)」

ジェラールの周りにいる5体を一気に実体化させ動きを封じ込める
私のお気に入りが持ってる剣を借りてそれを実現させる
一歩、一歩近づく。こんな奴たやすい
弱い。弱すぎる。黒く。黒く染まる奴ほど弱い
相手は急に動かなくなった体を動かそうとしているのかこちらを睨みながら抵抗する
それほどの殺気なんぞかゆいくらいだ。びびらない

「黒い人はみんな殺すの。みんな黒い人はみんな白い人を殺すから黒い人はみんな殺すの。闇ギルドじゃなくたって私が黒といえばその人は黒くなるの」

剣をジェラールの首元へ。会うまでは分からない。
その人が黒い人か、白い人か。
その人の中身までみなきゃ判断出来ない。
今、ここにいるあの白い人も最初は黒い人だと思ってた
でもあの人は白い人。この人は———