二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.Gray-man 真赤な薔薇 ( No.108 )
日時: 2012/10/26 19:52
名前: 有栖 (ID: FODM/zWG)

第8話 クロウリー男爵

あれから、馬車に乗り込んで目的地へと向かう
向かい側には、リナリー、ラビ、スマイル、アレンの順で座っている
リナリー以外は、正座。さっきブックマンに相当怒られてたからな
俺等の方には、俺、コムイ、ブックマンの順で座る
そこで、コムイから次の任務の事について聞かされていた
元帥の1人がノアによって殺された事、伯爵が“エクソシスト狩り”を始めた事
イノセンスの中にひとつだけある心臓(ハート)を壊すために力の強い元帥が狙われる事
そして、俺等の任務というのは、“クロス元帥を探す事”
他にも3人の元帥がいる。その人達にも別々にエクソシスト達が護衛にいく
本来なら、俺はクロスの部隊ではない。ちゃんとした師匠がいるからだ
だが、レイルがクロス部隊に入ると聞いてわざわざこちらへ移動してもらった
一通り話が進んで目的地の駅へとたどり着く
馬車を降りる時、アレン達がずっと正座をしていたためによろけていたが。
ちょうどよく列車は約10分後に来るらしい。
それまで少しの休憩タイムといきますか
駅の近くの店をぶらぶらしていると、コムイを見つける
あれ?帰ったんじゃ…手元を見ると、俺の団服
「あ、ライル君!まったく。又団服きないで。はい、コレ。ちゃんとに着てね」
「はぁああ。はいはい」
仕方なくその団服を受け取りそでを通す
その後、コムイを見送って駅に戻るとちょうどよい時間。
出発する頃会いだったためアレン達と一緒に駅に乗り込む
開いている席を見つけて、列車内で作戦会議
ティムは、クロスの場所が分かるらしく、ずっと東の方向を向いている
その作戦を立てている間リナリーは、アレンと目を合わせようとしなかった
2人の間に何があったんだか知らないが、放っておけばそのうち治るだろう
作戦も立て終わり、一回ひとつの駅で停車する。
出発まで時間があったので、リナリーは弁当を買いに行った
それにスマイルも付き添う
大方、俺と一緒にいる時間を減らしたいんだろうな
数分後、戻ってきたのはリナリーだけでアレン達が列車の中に中々入ってこないまま列車は出発
どっか違う所でなんか話してんだろうと思って数分は、放っておいたがなかなか戻ってこない
と、言う事で。ラビが探しに行く事になった。

Re: D.Gray-man 真赤な薔薇 ( No.109 )
日時: 2012/12/01 19:13
名前: 有栖 (ID: jJL3NZcM)

数十分後。Jr.から通信が入る。
どうやら、クロスが関わっているらしくその吸血鬼退治を解決する事に
『リナリーとブックマンとライルさんは、ティムと先行ってて下さい』
そのティムはブックマンと一緒に煙草を吸っている
「3人とも気を付けてね。その…吸血鬼の人にかまれると吸血鬼になっちゃうらしいから。ならないでね!!」
『『『うん…』』』
「へぇリナリー、その話信じてるんだ」
少し天然っぽいところあるんだなぁ
リナリーの事、任務で一緒になる事ないから知らないんだよな
「うん。なんで?」
「いや。別に?可愛いなって思っただけ」
そういうとリナリーは赤面して俺を殴る
何故殴られたし。女ってよく分かんねぇ。褒めてるつもりなんだけど
「いって〜・・」
「おぬしもまだまだだのう」
ブックマンだけには言われたくなかった


スマイルside

姉ちゃん達に連絡して本題へと向かう
まさか今更吸血鬼なんて出るはずないだろとか思ってたら、急に引っ張られた
何故かまだ手を縄で縛られていて自由がきかない
止まった所は、悪趣味な門の前。そこから聞こえる喚き声。
そこで、縄はほどかれ門をくぐりぬける
すると何かがやってくる気配。警戒していると風が吹き抜けそれと同時に甘い香り
何か…いる
「ぎゃああああああ!フ…フランツが…フランツがやられたぁぁぁ」
その声に振り向くと、1人の男性の首元を噛んでいる吸血鬼の姿
「出た…アレイスター・クロウリーだ!!!」
「ウソ…だろ」
本当に生き血を吸ってやがる。その姿を見て住人達は、逃げまどう
僕達はイノセンスを発動して、クロウリーを倒す事に専念する
しかし、その人間ではありえない行為をやってのけてフランツさんを連れ去ってゆく
さすが、吸血鬼だな………。

Re: D.Gray-man 真赤な薔薇 ( No.110 )
日時: 2012/11/02 19:09
名前: 有栖 (ID: FODM/zWG)

とにかく、城に入ったのであれば城を調べなくてはいけないと思い前に進む
何故か、住人達に僕達まで化け物扱いにされている
まぁ仕方ないっていったら仕方ないよなぁ……

城の扉を開けて中に入っていく
「まったく。なんでエクソシストが吸血鬼退治なんかやってるんさー」
「でも、何かおかしくないですか?」
そういってアレンが何やら考察し始める
わざわざクロス元帥がこんな伝言を残すはずがない…と
「何だよ?じゃあオレらは一体…ぃ」
急に目の前でラビが倒れる。一体どうしたってゆうんだよ。
「「!?」」
この甘い匂い…この敷地に入る時にかいだ…
「うわっ!?」
アレンが急に視界から消える
「あれ?アレ…うぉ!?」
急に何かに引っ張られたどり着いた先には大量の花。花。花
それは急に開いて牙を見せる
「食人花!?」
アレンは、体をバタつかせる。何かが体にくっついてる。
これは…糸?一見クモの巣に見えるが人間の体重を支えられるんだから違うだろう
とにかく、この糸から逃げなければ食われる

発動

イノセンスに糸を絡ませてなんとか脱出
アレンも発動したらしくかなり暴れている
まずはラビを助け出さなきゃな。この匂いは睡眠作用があるみたいだし
「ラビィ!!」
茎を伸ばしてラビをとっつかまえる
「起きろ、ラビ」
「…う…」
なんとか目を覚ましそうだ
「こら、そこの人間共———!!」
「ほえ…?」
ラビがあの女性の大声で目が覚める。あの人は…?
みたところ、普通の人間だけど。
「何してる!!この子達はアレイスター様の大事な花だよ!!」
アレイスター…?って。あの吸血鬼の名前だよな
よく近くにいて食われない。恋人か何か…か?
「ストライク!!!」
隣でそんな声が聞こえると思ったらラビが目を輝かせてあの女性をみつめている
女性がその視線に気づき、さまざまなポーズをとる。みてらんねぇ。
「ラビ。目、覚ませよ。今、僕達は食人花の中にいるんだから」
そして、まだイノセンスでラビを掴んでいたのを思い出して花の前に突きだす
花は牙を向ける
「ギャァ!!スマイル!下ろして!マジで!ごめん!ごめんさ!!」
仕方なく降ろして離す
「…わたしはアレイスター様の助手のエリアーデ。あんた達ここに何しに来たワケ?」
「吸血鬼退治」
「クロウリーにさらわれた村人を探しているんです」
アレンがそういうと、エリアーデは、持っていた死体をこの食人花の方へ投げる
食人花はそれを餌だと勘違いして食べ始めた
「げぇ」
その死体を食べた花は次々とペンタクルが浮かび上がる
これ、やばいんじゃねぇか…?
すぐに次に来るであろう爆発を予想してイノセンスで自分の身を守った
とっさのことだったし、アレンラビには届かない