二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.Gray-man 真赤な薔薇 ( No.116 )
- 日時: 2013/03/19 21:16
- 名前: 有栖 (ID: kGzKtlhP)
第10話 多数の犠牲者
ライルside
リナリーと向かい側の席。
さっき停車した駅で暇潰しに買った本を列車内で読んでいた
暇潰しに買ったってだけあっておもしろみがない
任務の資料読んでるよりはマシだけどな
ブックマンはついさっきゴーレムに通信があってどっかいった。
リナリーはぐっすりと眠ってる。顔色からしてあまりいい夢は見てなさそうだな
本を読むふりをしてリナリーの様子をチラチラと確認。
ついには、涙まででてきて咄嗟に起こしてしまった
「何?」
「あー、ごめん。あまりにも無防備に寝てるから我慢できなくて……」
「バカ、」
思い切り赤面されて殴られる。当たり前なんだけどな
そのあと、すぐに笑ってくれたのでよしとしよう。
その時、タイミングがいいのかブックマンがやってきてこの駅で降りると言った
次の日の朝はやく。アレン達を待ってる間に暇だったので
神田たちをからかいに連絡してみた
『何だ、』
「つれないなー、神田くん。そっちはどうよ?師匠………元帥は見つかった?」
『……これからだ』
みつかってないのか。まぁクロス元帥よりかはマシだな
「ふーん。あ、マリとデイシャは?元気?」
『マリは元気だ。ただデイシャは………』
何だ、どうした?
「腹いたか?」
『ちげーよ、殺された』
おいおい、マジかよ
「……イノセンスは」
『もうすでに壊されていた』
ってことはノアの仕業か。開幕ベルは鳴らされたといったな
これから何人の犠牲者が出るんだか。
「忙しいとこ悪かったな」
『あぁ、』
それだけいってブツリと途切れる。デイシャが死んだか
オレも頑張って生きなきゃな、せめてレイルが戻るまでは。
通話が終わりちょうどアレンたちと再開する
ここで初めて会うクロウリーとかいう寄生型のエクソシストに挨拶して
再びクロス元帥探しにへと足を進めた。
- Re: D.Gray-man 真赤な薔薇 ( No.117 )
- 日時: 2013/03/20 14:34
- 名前: 有栖 (ID: kGzKtlhP)
アレンたちと再開してティムが示す方向へと進みたどり着いたのがここ中国
クロス元帥の手掛かりを探し初めて早四日。一向に見つかる気配がない
オレはアレンたちが待つ橋の上へと向かっていた。
収穫は今のところ、ゼロか。大変だねー?ある意味すげーわ。
ここまで探して一向に見つからないって。橋へと近付いていくうちに銃の音が大きくなる
そして爆発音
オレが橋につくうちはもうすでに周りはほとんどボロボロ
派手にやったなー、お前ら。もうちっと静かに出来ないの?
なーんて思ってたら静かにブックマンの登場。
猫に食われたらしいティムも無事に帰ってきた
「それにしてもいつになったらクロス元帥にたどり着けるんであるか?」
それもそうだよなー、こんな東の国まで一体何の用で来たんだか。
「ちょっと左腕見せてアレンくん」
「あっ」
「わーお。アレンくん、どうしたの?その左腕」
袖をまくると現れるボロボロになった左腕。誰もが皆、驚いていた
寄生型だから武器が疲れちゃったとかっていうけどそんなことあんのかー?
視線を感じてそちらをみるとスマイルがこちらを見ていた
なんとなく笑ってみせるとはっとしたように目をそらされる
なんだ、あの目は。
「以前(まえ)から思ってたんだけど…アレンくんの左腕って少し脆いよね」
「……?リナリー?」
しばらくの沈黙があってリナリーが下を俯く。なんだ、意外に涙もろいな
「ふっ、17になる女を泣かせるなんぞアレンもやるなー?」
あれ、確か17だよな…………
「ええっ!!」
急に慌て始めるアレン。見てて笑いを堪えるのに必死だったのは言うまでもない
「いいかよ、アレン。こうすんだ、」
なかなか顔をあげないリナリーの肩に手を置いて囁く
「そんな泣いてっと、ブサイク面になんぜ?」
そしたら急に顔をあげて赤面して殴られる。オレは殴られ担当か?
これはいってーぞ、
「ほらな?」
「無理ですよっ!そんなのっ」
「それより、はやく手掛かりを探しに行きましょ!」
「そうだね」
ということで再び手掛かり探し。
リナリーとスマイル。オレとアレン。Jr.とクロウリー。ブックマン
と手分けして探すことになった
「そいいえば僕、中国語分からないんですが……」
「安心しろー、アレン。オレが知ってる」
「本当ですかっ!?」
「嘘ついてどうする。取り敢えずいくぞー、」
スマイルのほうはリナリーが知ってるだろうしJr.の方はブックマン後継者なんだから大丈夫だろ、