二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: え、明久に転生・ ( No.24 )
- 日時: 2012/11/02 17:08
- 名前: 紫炎 (ID: E4SfFOIY)
- 参照: http://更新遅れました
自己紹介を終えると、ボロい扉がガラッと音を立てて開く。クラスの連中は今ごろ誰だ、と言うような感じで首を向ける。その直後、ざわめきが教室に響き渡る。そう、入ってきたのは学年次席のはずの少女だったから
「あの、遅れてすみません」
「構いませんよ。丁度自己紹介中なので姫路さんお願いします」
姫路瑞希。それが彼女の名前だ。俺自身、そこまで好きなイメージは持ってないが学園内の男子からしたら容姿や仕草で好きと言う感情を持つ者は多い
「は、はい!姫路瑞希です。よろしくお願いします!」
『はい、質問です!』
クラスの一人が声をあげて質問、と言う。それはクラスの大半が思っていること。なぜ、頭のいい彼女がこの馬鹿の集まりのクラスにいるか、と言うことだ。姫路は嫌な素振りも見せず、熱で試験を早退したと言った
その後言い訳合戦が始まった間、姫路は空いている席に早足で座りホッと緊張が解けたのか息を吐いた
「では、最後に坂本君。お願いします」
「うぃす」
あの後、再び自己紹介が始まり、雄二の番になる。俺は今までとは違う雰囲気になったことを察し、教壇へと顔を向けた
- Re: え、明久に転生・ ( No.25 )
- 日時: 2012/11/02 19:38
- 名前: 紫炎 (ID: E4SfFOIY)
「このFクラスの代表になった坂本雄二だ。俺のことは代表でも坂本でも好きなように呼んでくれ。・・・さて、みんなに一つ聞きたい」
少し間を空けた後クラス全員に質問する
雄二の目線はまずちゃぶ台へ。次に座布団、窓、畳と言った物だがどれも満足な物ではない。むしろ、壊れかけの物や腐ったもので占めていた
「ーーー壊れかけのちゃぶ台、綿のない座布団、腐って食えるかさえわからない茸が生えた畳、隙間風がヒビから入る窓。だがAクラスは冷暖房完備のうえ、リクライニングシートらしいがーーー」
「ーーー不満はないか?」
「「「大ありじゃぁぁあああ!!!」」」
雄二の巧みな話し方によって不満が募ったFクラス生徒から怒りが爆発する。教室を揺らすかの声にも驚いたが、俺は雄二の話し方が上手いなぁと関心していた
「なんで学費が同じなのに扱いがヒデェよ!!」
「そうだ!改善を要求する!」
怒号を皮切りに次々とあげられる言葉。雄二はそうなると読んでたのか、口元が微かに緩む
「まあ、落ち着け。お前等の気持ちは分かった。これは代表として提案するが、FクラスはAクラスに『試験召喚戦争』を仕掛けようと思う!」