二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 銀魂×妖界ナビ・ルナ
- 日時: 2009/12/14 10:01
- 名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: ZB358Aub)
小説消えた……
もっかい作り直します。
№3まではコピーです。
妖界ナビ・ルナ、銀魂大好きです!
物語は前半オリジナル、後半銀魂沿いで行こうかな、と。
恐らく紅桜篇とコラボります。
コメント等、よろしくお願いします^^
しゅごキャラ!×妖界ナビ・ルナ
http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14517
相互リンク受付中。
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- Re: 銀魂×妖界ナビ・ルナ ( No.1 )
- 日時: 2009/12/14 09:58
- 名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: ZB358Aub)
前スレのコメ返し。
>涼太さま
コメントありがとうございます^^
おもしろいですか?
感謝!!!!
でも銀チャンの台詞がまだ上手くつくれないんですよ。
難しいです…
小説見ますね♪
- Re: 銀魂×妖界ナビ・ルナ ( No.2 )
- 日時: 2009/12/14 10:00
- 名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: ZB358Aub)
*1
ここが何処なのか、ルナは全く分からなかった。
旅の途中、もっけの背から滑り落ちたまでは覚えている。
だが、自分がどうやってこんな所へやって来たか……
どうしても思い出せないのだ。
ルナの知る、人間界とは違うのは分かる。
和風の建物が軒を連ね、高いマンションなんて一つも見当たらない。
しかも、今ルナのいる街のメインストリートには、
タコの様な人、緑色の体の人など、とても人間とは思えない者が、胸を張って歩いているのだ。
「ここ、どこぉ……? 」
不安と恐怖で泣き出しそうになった時。
ドンッ!!!
下を向いて歩いていたルナは、誰かにぶつかってしまったらしい。
「すっ、すみませ……っ!? 」
顔を上げたルナはぶつかった人の顔を見て、そして。
「きゃぁあああぁぁッ!!! 」
と、盛大な悲鳴を上げてしまったのだ。
ルナがぶつかったのは、見上げるほど大きな、全身緑色のいかつい顔の人。
見るからに短気そうなその人は、ルナの前髪を掴んだ。
「なんだこのガキ。人の顔見て悲鳴上げやがって!! 」
「ごめんなさ……」
あまりの恐怖に失神しそうになった時。
ルナの前髪を掴んだその人に、横からぶつかる人がいた。
ぶつかられた方は、近くの店の中に吹っ飛び、失神する。
ルナは涙目で自分を助けてくれた人を見た。
その人は、銀色の天然パーマを右手で掻く。
左の腰には木刀が差さっていた。
「あっ……、ありがとうございます」
「小さい子供がこの街にいたら危ないよォ。お家にかえりましょ—ね—」
『お家』その言葉を聞いた瞬間、ルナの瞳からは大粒の涙がこぼれた。
いきなり泣き出したルナを見て、大袈裟に仰け反る銀髪。
「えっ、ナニ?ナニ?俺何かした? 」
その時——
「ホァチャァァァァァァ!!!!! 」
背後から奇声が聞こえ、衝撃を感じた瞬間、ルナはその場に倒れこんだ
- Re: 銀魂×妖界ナビ・ルナ ( No.3 )
- 日時: 2009/12/14 10:07
- 名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: ZB358Aub)
*2
どのくらいの時間が経ったのだろう。
ルナは、微かに開いたまぶたの外で、誰かが言い争う声が聞こえてきた。
「こんな小っちゃな幼女ナンパなんて、ワタシ呆れるヨ、銀チャン! 」
「誰が幼女ナンパだァァァァ!? 天人に絡まれてんのを助けただけだろうがァア!」
「知らないアルヨ。あげくの果てに気絶させるなんて男の風上にも置けないヨ」
「か、神楽ちゃ—ん? 気絶させたの神楽ちゃんだよね?」
「黙っとけこの腐れメガネェェェ!! 」
その後、ドゴッと言う鈍い音がして、ルナの腹部に重みが来た。
「うっ!!! 」
あまりの重さに耐え切れずに飛び起きる。
ルナが起きると、ルナの横に白目を向いて倒れる、メガネの男の人がいた。
ルナはいつの間にか、どこかの家の中に寝ている。
「あっ、起きたアル! この腐れメガネでも役に立つアルネ! 」
「へっ?」
この語尾にやたら「アル」をつけていたのは、オレンジ色の女の子だ。
青い瞳にチャイナ服。
すっごい美少女だった。
「あの、私……?」
「この銀髪ヤローが迷惑かけたネ。ワタシが来たからにはもう大丈夫ヨ」
そう言われて、ルナは思い出した。
緑の巨大人に絡まれて、銀髪の人に助けてもらい、気を失った事を。
「ウチの神楽がメーワクかけたな。新八ィ。送ってやれ」
すると、今まで気を失っていた、『新八』と呼ばれた少年が起き上がる。
「お家まで送って行きます。えっと……」
「竜堂ルナです。あ、あの……」
一度、ルナは唇を噛み、握り拳を作って言った。
「家……分からないんです」
- Re: 銀魂×妖界ナビ・ルナ ( No.4 )
- 日時: 2009/12/14 10:09
- 名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: ZB358Aub)
*3
「家が分からない!?」
「は……はい」
答えつつ、ルナは着ていたコートのポケットに触れた。
中には星のマークのついた、丸いペンダントがある。
ルナの宝物だった。
これを握っていれば、スネリともっけ、そして今は亡き両親から勇気がもらえる気がして。
「分からないってどういう事ですか? 」
新八が聞く。
早鐘を打つ心臓を抑え付け、大部分を省略した、簡単な理由を話した。
もちろん、自分が妖怪である事、ふくろう姿のもっけの背から落ちた事は抜いて、だったが。
思い出しながら言ううち、ルナは妙な感覚を感じた。
曇りガラスを通した何かを見るような感覚。
それが何なのかは上手く思い出せなかった。
「つまり、ここはルナちゃんが住んでいた世界とは違う世界って事なんだね」
「ヒャッホウ!!!世界の壮大なスケールを感じるヨ!!!」
訳の分からないテンションで騒ぐ神楽。
その神楽の頭を、銀髪が叩く。
「つまり、住む場所も無いって事だな」
「そうだと……思います」
言っているうちに、悲しくなってきた。
この世界にはルナを知る人間はいないのだ。
たった一人、ちっぽけな自分を構ってくれる物好きなんているわけがない。
「じゃぁ、此処に住め」
言われた瞬間、訳が分からなかった。
「えっ?」
「此処に住めばって言ってんだよ」
そんなの悪いと思ったが、断ってもルナに行くあては無い。
それよりも、此処に住まわせてもらいたいという気持ちの方が大きかった。
「ありがとうございます!私、出来ることなら何でもします! 」
「良いって良いって。困った時はお互い様よ」
いかにも善人ヅラをしている銀髪を、神楽と新八は白い目で見ていた。
この男、坂田銀時は、ルナを使用人としてこき使う気満々だ。
何故なら万事屋は、今月大赤字なのだから。
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