二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- いつでもキミのすぐそばに 【テニスの王子様】
- 日時: 2009/12/16 19:08
- 名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14552
初めまして、またはこんにちは。 亮と申します。
ここでは【テニスの王子様】の夢小説を書こうと思います。
文才のかけらもないのでグダグダになってしまうかもしれませんが
どうか温かく見守ってやって下さいッ
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- Re: いつでもキミのすぐそばに 【テニスの王子様】 ( No.1 )
- 日時: 2009/12/16 19:08
- 名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14552
第一印象は最悪。
どう考えたって、
コイツとなんて仲良くなれない。
そう言っていたのは、
何処の誰だろうね?
いまではこんなに、
近くにいるのが当たり前になってるよ?
恥ずかしいから、
素直になんてならないけど。
恥ずかしいから、
スキなんて言わないけど。
いつでも、キミのすぐそばにいるよ。
- Re: いつでもキミのすぐそばに 【テニスの王子様】 ( No.2 )
- 日時: 2009/12/16 19:09
- 名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14552
佐藤 雪姫 -satou yukihime-
青春学園2年8組
誕生日 12月7日
星座 射手座
血液型 A型
趣味 スポーツ観戦(特にテニス)リョーマいじり
家族構成 父、母、兄 (3人とは離れて暮らす。リョーマの家に下宿(?))
父の仕事 会社員(父はアメリカ暮らし)
お小遣い使用例 フルーツ・オレを買うこととマンガを買うこと
座右の銘 ?
得意科目 英語、国語
苦手科目 数学、家庭科
委員会 美化委員
好きな色 ピンク
好きな食べ物 ハンバーガー
好きな映画 ハリー・ポッターシリーズ
好きな本 マンガならたくさん読む
好きな音楽 JPOPなら何でも
好きなタイプ 何かに一生懸命な人
行きたいデートスポット ゲームセンター
今1番欲しいモノ DSi(ゲーム好きなんだよ〜)
日課 リョーマを起こすこと
苦手なモノ 虫(特に蜘蛛!)
性格 元気で明るい、何処にでも居る女の子。
涙もろくてマンガや映画やドラマを見ていてもすぐに泣く。
たまにスポーツ観戦していて応援しているチームが負けて泣くことも。
運動は好きだけど得意ではない。
リョーマや桃にバカにされることもよくある。
基本的に誰にでも平等に接している。
怖いモノ知らずで、誰彼かまわず話しかける。
備考 リョーマのいとこ(雪姫の母が南次郎と兄妹)
家族とアメリカに住んでいるがリョーマと同じ時期に帰国。
それからはリョーマの家で一緒に住む。
色白。
髪の毛は茶色。茶色っぽいじゃなくもろ茶色。(地毛)
目は緑っぽい黒。
背が低いが極端に痩せてるわけでもない標準体型((笑
- Re: いつでもキミのすぐそばに 【テニスの王子様】 ( No.3 )
- 日時: 2009/12/16 20:02
- 名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14552
01 アメリカから
「ここが青学かァ・・・」
大きくて、綺麗な校舎。
私の頭でよく、ここの編入試験受かったな・・・
いとこで弟みたいなリョーマが、ここに通うんだから、私が落ちたんじゃ示しがつかない。
必死で勉強した海があったってことだ。
「で、職員室何処だろう・・・」
取りあえず校舎の前まで来てみたが、広すぎて入り口さえもよく分からない。
リョーマと一緒にくれば、迷うこともないんだろうけど・・・
アイツは1年生だから、明日が入学式。
今日は来ない。
「誰かに訊くしかないや・・・」
ポーンッ ポーンッ
「? 何の音だろ・・・」
振り返ると、底には広いテニスコートがあった。
男子テニス部の朝練の途中らしく、たくさんの人がいた。
そう言えば、リョーマが“テニス部が強い”って言ってたっけ。
ここの人達に訊けば、職員室の位置、分かるかな?
「すみませーんッ」
大きな声で叫んでみて、振り向いたのは周りにいる人とは違うジャージを着た、ツンツン頭の人。
「職員室って、どう行けばいいんですかァ?」
「職員室?」
「はい、 教えてもらえると助かるんですけど」
ツンツン頭の人は、しばらく考えた後、指をさして、
「あっちだよ」と言った。
「ありがとうございました」
「おうッ いいってことよ」
親切な人で良かった。
これで迷わなくて済みそう。
「桃ーッ さっきの誰?」
英二先輩が、後ろから言う。
あのコが誰かなんて、俺も分からない。
「さァ・・・ 俺も分かんないッス」
「転校生かな?」
いつの間にか、不二先輩も居た。
「どーでしょう・・・」
「てか、桃さァ職員室はこっちじゃん」
あ、聞いていたのか。 英二先輩。
「ははッ ちょっとした歓迎ッスよ(笑」
しっかし・・・チビだったなァー あのコ。
1年生か?
「失礼しまッす!!」
勢いよくドアを開けた。
でも、先生らしき人は1人もいない。
それどころか、人一人いない。
あるのは、がらくたばっかり。
「・・・だまされた?」
青学にもこんな汚いところがあるのか・・・
ここを職員室だと思った私もバカだ。
急がないと、遅刻になるじゃんッ
「あのツンツン頭めェ・・・ 許さないんだから」
「ここか・・・職員室・・・」
こんどこそ、あってるよね。
なんでだろ、なんか緊張するや。
担任の先生の顔、うろ覚えなんだよね。
居なかったらどうしよ・・・
「どうしたんだいッ こんなところで!」
「ヒャッ」
いきなり後ろから声を掛けられた。
・・・ジャージは着たおばさんだ。
「見ない顔だね、転校生かい?」
「は、はい」
「2年生?」
「はい・・・」
「田中先生ーッ 転校生が来てるよ!」
私の担任・・・田中というのか。
中からおじさんが出てきた。
「はいはい、待ってましたよ。 佐藤雪姫さん」
「雪姫というのか。 それじゃ、南次郎が言っていた2人のウチの女の子のほうかい」
「あ、はい」
おじさん、私のことも話してたんだ。
それから雪姫は転入するクラスを教えられて、担任と一緒に教室へ向かった。
私の2年8組かァ・・・
「ここだよ」
田中先生は教室の前で立ち止まると雪姫に言った。
「先に入るから、呼んだら入ってきて自己紹介してね」
「分かりました」
だんだん、緊張してきた。
転校って初めてなんだよね・・・
帰国子女らしく、英語でスピーチしてみようか?
なんて考えているウチに、先生が「入ってきなさい」と言った。
ドアを開けると、一斉に皆の視線が雪姫に注がれた。
先生が軽く紹介したんだろう。
「思いっきり日本人じゃん」
そんな声が聞こえてきた。
雪姫は深呼吸した。
「えっと・・・佐藤雪姫と言います。 アメリカから来ました・・・」
そこまで言いながら、教室全体を見渡す。
けっこう広いなァ・・・
そして、雪姫の視界に、見覚えのある影が映った。
その人も、驚いた様子で雪姫を見ている。
「あァ——————ッ!! 今朝のチビじゃんッ!!」
「なッ」
“チビ”・・・?!
あのツンツン頭、今朝の嘘つき男じゃん!!
「俺、てっきり1年生かと思ったぜ。 まさか2年だったとはな—・・・」
そこまでチビじゃないしッ
我慢の限界。
もう、許さないッ!!
雪姫はそのツンツン頭のトコロへ歩み寄った。
鉄拳制裁あるのみ。
その間抜け面、成敗してやるッ
「サイッテー!!!」
「へ?」
雪姫の拳は、桃城の頬に命中した。
- Re: いつでもキミのすぐそばに 【テニスの王子様】 ( No.4 )
- 日時: 2009/12/17 19:46
- 名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14552
02 隣
「い、痛・・・ いきなり人を殴っちゃァいけねーな、いけねーよ」
「うるさい、人のコトさんざん“チビ”って言って! 失礼にもほどがあるでしょーが!」
「イヤ、だってホントのことじゃ「だまれッ」
「それに、職員室の場所を訊いた時も! 違う場所言ったでしょ!」
「ちょっとした歓迎だよ! か・ん・げ・い!」
「そういうのがムカツクの! だいたい、初対面の人にウソ言う?!」
他人の目を気にせず、口げんかをする2人。
すっかり暮らすの皆の注目の的だ。
「2人が知り合いだったなんてね。 それじゃあ、佐藤さんは桃城の隣の席にしようか」
おだやかに言う田中先生。
「「え?」」
「それから・・・話しを聞いていると、桃城がウソをついたそうじゃないか」
「はァ・・・」
「放課後に、校舎を案内してあげなさい」
「せ、先生?! 俺、そんな暇じゃないッスよ!」
「私もイヤです! コイツ、またウソ言うかもしれないし!」
「決定です。 頼みましたよ、桃城」
「「先生ッ〜」」
え、笑顔が怖い・・・
それから雪姫は、開いている席を桃城というツンツン頭の隣に移動させ、座った。
時間は飛ぶように過ぎ、もう放課後。
皆はそれぞれ部活へ行くが、雪姫と桃城は2人、教室に残っていた。
「ったく、しょうがねェなァ、しょうがねーよ」
桃城は、迷惑そうに言う。
「そんなにイヤならやめればいいじゃ・・・」
雪姫の声が聞こえてないのか、無視したのか・・・桃城は突然大きな声を出した。
「うっし、付いてこい、雪姫!」
「ちょっと! いきなり呼び捨てにすんな!」
「いいじゃねェか。俺のことは、桃ちゃんとか桃でいいからよ」
そう言うと、ニカッと笑った。
そんな顔されると、「うん」と言うしかなかった。
「ここが音楽室で・・・そっちが被服室な」
「うん」
やっぱり、ここって広くてややこしい。
「で、あっちが3年生の校舎」
最初の印象とは正反対に、正確に場所を教えてくれる桃城。
雪姫は意地を張っているのがバカらしくなってきた。
「ね、桃ってさ、テニス部なの?」
「? おぅ。 一応レギュラーだぜ」
「そっか・・・」
「そうだ、おもしろい1年、入ってくるらしいんだよ。 ツイストサーブの打てる」
それって、リョーマのことじゃ・・・
「なんて言ったけな、名前・・・ 越後谷だっけ?」
「“越前リョーマ”だよ。 私のいとこ」
「え?!」
桃城の目が輝く。
雪姫は続けた。
「明日から、この学校に通うの。 ちょっと生意気だけど・・・実力は確かだよ」
ツイストサーブのキレは大人顔負けだし、
この前は12歳なのに16歳以上の部にエントリーしちゃったし、
リョーマはすごいと思う。
「へェ、詳しいんだな」
「まァね。 リョーマの試合は何度も見てるし、テニス出来ないけど好きだし」
「そうか・・・」
そう言うと、桃城はクスッと笑った。
「何がおかしいのよ」
「イヤ・・・お前意外とイイ奴だなと思って」
「はァ?」
「意地張ってばっかで変なヤツかと思ってたけど、自分のこと話してくれてちょっと嬉しかったぜ」
そう言って、またニコニコ笑う。
「な、何それ・・・」
たぶん、私今、顔真っ赤だ・・・
雪姫は自分で自分をごまかした。
今顔が赤いのは、恥ずかしいから。
ドキドキしてるのはびっくりしたから。
コイツに言われて、嬉しいワケじゃないんだから。 ・・・たぶん
- Re: いつでもキミのすぐそばに 【テニスの王子様】 ( No.5 )
- 日時: 2009/12/19 19:52
- 名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14552
03 誘い
「たっだいまァ」
と言っても、雪姫がこの家に帰ってくるのは今日が初めてだ。
今日から、雪姫はこの越前家に住む。
「おかえり、遅かったね。 雪姫」
そんな雪姫を出迎えたのは、いとこのリョーマだ。
テニスウェアを着てラケットを持っているところを見ると、南次郎とテニスをするのだろう。
「リョーマッ」
「楽しそうだね、なんかあったの?」
「えッ?」
「いつになく、機嫌良いじゃん」
「そう?」
確かに、今日は楽しかった。
桃に校舎を案内して貰った後、足の捻挫で部活に行かないからと言って、町内も案内して貰った。
行きつけのハンバーガーショップ、スポーツ店、カラオケ、河村寿司・・・
どこも丁寧に教えてくれて、最初に会ったときとは大違いだ。
雪姫自身も、最初とは大違い。
ウソを悔いた桃のことが許せなかった癖に、今では“イイ奴”なんて思っている。
「・・・青学には、おもしろい人が居るよ」
「?」
「アンタをイイ先輩が待ってるよ」
桃、リョーマのコト知ってたしな。
「ふーん・・・」
リョーマが、意味ありげに笑う。
「楽しみにしてるよ」
そう言うと、リョーマは外へ出て行った。
「おっはよーございまァすッ!」
「オーッス、桃!」
桃が叫ぶと、英二が答えた。
それと同時に、他の部員が振り向く。
「おい、桃! 昨日、朝練着た癖に放課後サボりやがってェ!」
「違いますよ! 着たらつい、打ちたくなっちゃうんスよ」
「ッけ、自転車で転ぶなんてダセェんだよ、テメェは」
「んだとォ、コラ! 海堂!」
「やめろよ〜 2人とも・・・」
英二が桃に絡み、海堂が挑発し、河村がそれをなだめる。
そんなふうにしているウチに、手塚が集合を掛けた。
「これから、大会の時期が来る。 それまでに、1人マネージャーが欲しいな」
部室で、大石が言った。
「そうだね。 部員も増えたし、僕たちだけじゃ追いつかない」
「でもさ、そう簡単にいないよね」
「在校生には頼みにくいな。 他の部活に入ってる人もいるだろう」
「出来れば女の子がいいにゃ〜」
そんな先輩達の会話を聞いていて、桃はある人が思い浮かんだ。
「大石先輩!! マネージャー捜し、俺にまかせて下さいッ」
「え? それはかまわないが・・・」
「ありがとうございますッ」
そうだ、アイツがいるじゃねェか!
桃は、教室へと歩き出した。
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