二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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リボーン 大空の闇は右目にあり。
日時: 2010/03/04 18:37
名前: 零 (ID: PU7uEkRW)

キャラクター設定

・沢田 空 「大空の片割れ」
バイオリン奏者で、歌を歌うことが好き。
九代目とであった時に死ぬ気の炎が使えるようになった。
・武器&能力
大空の無茶苦茶純度の高い炎。
両手に灯し、ツナと同様に飛んで戦う事が出来る。
零地点突破も使用可能。
【右目の闇】。右目の眼帯を外すと全てを飲み込む闇が相手を包み破壊する。
だがこの力は代償としてもの凄い疲労を使うのであまり使わない。
・容姿
ツナと同じ容姿だが、右目には眼帯をつけていて、外すと黒い目。左目は茶色だけども。
・詳細
右目は昔、ツナにカッターで潰された。
その直後能力を覚醒した。
幼いころ、死ぬ気の炎に目覚めた。
超直感も同時に使えるようになった。
設定はリング争奪戦オリジナルから。

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Re: リボーン 大空の闇は右目にあり。 ( No.1 )
日時: 2010/03/04 18:43
名前: 零 (ID: PU7uEkRW)

序章


小さいころ。

右目を潰された。

カッターで。

起きた時、鋭い痛みが右目に走った。

それでも僕は目の前を見た。

そこには、鋭い眼光で僕を見る母さん達。

・・・僕は、人類に嫌われた・・・。

涙なんか、もうかれてしまった。

右目を鏡で見る。

真っ黒になった、目。

・・・でも、この目でも、見える。

だけどその瞬間、鏡は闇に飲まれた。

・・・のみ、込まれた・・・。




あれから四年。


両親の誤解が解けないまま。

僕は九代目の元に居た。

勿論、父さんも居ない、特別な空間に。

九代目が僕のために作った、特別な空間。

そこに、四年間居続けた。

そして、今—。


「・・・九代目・・・。」


僕は、



片方のボンゴレリングを持って、日本、並盛に降り立った。

Re: リボーン 大空の闇は右目にあり。 ( No.2 )
日時: 2010/03/04 19:02
名前: 零 (ID: PU7uEkRW)

第一章 夜空の空


並中午後・11時55分

「おせえな・・・。」

「極絃に円陣が出来ぬぞーーー!」

「しなくていいだろ芝生!」

「おい、リボーン、誰なんだ?夜空の守護者って・・・。」

「・・・さあな。」

「拙者も知りません。」

「俺もだ、コラ!」

相手側の夜空の守護者を見る。

銀髪に赤い目。

「・・・!」




すると突風が起きた。

そして、そこに—。



グラウンドの中心に居たのは、黒いフードの人物。



顔は見えない。

「・・・ボンゴレ側の守護者も現れたようです。では、・・・名前を名乗ってよろしいですか?」

すると黒幕はバサッとマントを取った。

「!?・・・なん、で・・・。」

そこに居たのは、紛れもない。





死んだはずの妹だった。



「・・・沢田、綱吉・・・。」

「!」



「地獄から、舞い戻ってきたぞ・・・。再び会う為に・・・。」



黒い笑みをして、眼帯をつけた沢田空が言った。



「知ってるのか、沢田アアアア!」




「あれは・・・。俺の、妹です・・・。」




「何!?」

「10代目の・・・。妹さん・・・?」

「ツナの妹・・・。似てるのな・・・。」

「チェルベッロ。始めていい。」

「・・・ハイ。では、夜空の守護者戦、沢田空VSブルーナ・・・。開始。」


チェルベッロの声と共に空は笑った。

Re: リボーン 大空の闇は右目にあり。 ( No.3 )
日時: 2010/03/04 19:24
名前: 零 (ID: PU7uEkRW)

第二章 空は闇黒に染まる


「何で、何で生きてるんだ・・・。」

「ツナ?」

「・・・ツナ。話せ。」

リボーンが低い声で言った。

「・・・アイツは、四年前。俺が、俺が右目を潰して死んだはずなのに!」

「なっ・・・。」

「10代目・・・?」

「お前は確かに俺を殺した。・・・だけどな、今実際俺はこの世界に居るぜ?」

そう言って笑った。

そしてブチっと音がして俺を見た。

「さあ、俺を楽しませてくれよ。」

「キシシシッ・・・。笑ってるのも今のうちだぜェ!」

相手がブンッと手を振った。

そこからは黒い鎌が出た。

「デス・ブレードだ・・・。綺麗だろう?」

うっとりと自分の武器を見て笑う。

「さあ。俺には理解できないな。そのセンスは。」

「じゃあわからせてやるぜェ!」

大鎌を振るい、走ってくる相手を冷静に見る。

「甘いな。」

「!?」



—ボアアッ!



「消えた!?」

「上だ!」



そこには、純度の高い大空の炎を纏った空が居た。



「何!?」



「残念だな。俺にだって【ブラッドオブボンゴレ】が流れてるんだ。沢田綱吉よりも更に強い物を、な・・・。」



「俺よりも・・・!?」

「・・・。」


「じゃあこっちから行くぜ!」

Re: リボーン 大空の闇は右目にあり。 ( No.4 )
日時: 2010/03/04 19:57
名前: 零 (ID: PU7uEkRW)

第三章 大空殺しの魔王



「完全に炎を物にしてやがる・・・。」

「極絃に凄いぞ!」

——

「どうした?そんなに汗かいて。」

「!うるせえよ!」



ガキインッ



「!」

「地獄に落ちろ。」


ドガアッ


回し蹴りがブルーナに決まった。

吹っ飛ばされるブルーナ。

「クソッ・・・。」

「クククッ・・・。」


ヒュッ


「危ない・・・。」

サッと避ける空。

「最後の切り札にしておこうと想ってたんだが・・・。決めるか?」

「甘いぜェ!」


ドスッ


「!」


「ゲヒャヒャヒャヒャ・・・。この鎌には側が縫ってあるんだぜェ・・・。即死の毒がなァ!」

「なっ!」

「これでは!」

「シシッ」















「・・・で?」























「!?」

目を見開くブルーネ。

鎌を引き抜く。

「キャハハハッ!【魔王】にそんな毒が効くかァ?」

「【魔王】・・・!?お前が!?」



「シシッ・・・。ありえねえ・・・。」

「ま、魔王?」

「【魔王】・・・。悪徳マフィアを幾つも潰してきた殺し屋・・・。ってことをきいたぜコラ!」



「だ、だが、即死の毒が・・・。」



「【魔王】にそんなのきかねえ・・・。昔兄に猛毒を入れられてたからなァ・・・。そうだろ、沢田綱吉。」



「!」

俺が沢田綱吉を見た。

顔を青くして俺を見ている。

「どんな種類だったっけ・・・。そうだ。麻痺する薬に致死する薬・・・。何百もの種類の薬を投与されたんだっけ・・・。俺が入院してる時も良くもまあ飽きずに入れた物だ・・・。」

「!・・・。」

「10代目が・・・。」

「・・・本当か、ツナ。」

「・・・うん。アイツが気に入らなかった・・・。全て出来て、皆にちやほやされて・・・。」

「だから殺そうとしたって訳か・・・。」

俺は鎌を取る。

「もうネタはないのか?・・・なら、俺の取っておき見せてやるよ・・・。」

眼帯に手を当てる。

「?何をする気だ、コラ!」

眼帯をゆっくり外す。




そしてそこに現れたのは——。









真っ黒な、瞳。






宝石のように、黒い瞳。


闇のような、深く深く刻まれた瞳・・・。


見たもの全てを飲み込みそうな——。




俺はニヤリと笑った。

「バイバイ・・・。」

「!?な、何だこれはアアアア!」

それは、徐々に闇に飲まれるブルーネだった。


漆黒の闇。


徐々に飲み込まれ、そこには、何もなくなった。

あるのは、ハーフボンゴレリング。

それを拾い、一つにした。

「終わったぜ、チェルベッロ。」

「・・・では、夜空の守護者戦、沢田空様の勝利です。」

俺は眼帯を付け直す。

そして、綱吉を見た。

顔が真青な綱吉を前に、俺は、


ドサッ・・・。


意識を失った。

Re: リボーン 大空の闇は右目にあり。 ( No.5 )
日時: 2010/03/04 20:14
名前: 零 (ID: PU7uEkRW)

第四章 空の彼方


起きる。

そこは病院だった。

「・・・。」

まだ頭ががんがんと痛い。

窓の外を見る。

朝だった。

「お、おきたのか。」

そこに、リボーンが現れた。

「・・・少し、力の使いすぎかな。」

「・・・お前の能力、アレは何だ?」

「【右目の闇】・・・。全てを闇に飲み込み、破壊する能力・・・。昔沢田綱吉にカッターで潰された目でね・・・。目を覚ました時混乱したよ。」

「・・・そう、か・・・。」

俺はフッと笑って、

「俺が何故そんな兄の為に日本に来たと想う?」

「・・・何だ?」

「・・・暇つぶしだ・・・。単なる、ね・・・。あんな退屈な空間に居るよりはマシだ。」

「・・・。」

リボーンが俺の膝の上に乗った。

「・・・俺、まだ眠いから寝るよ。」

「ああ。」

俺は意識を闇に沈めた。

——リボーン視点

コイツは笑って暇つぶしだと言った。

だが、その茶色の瞳を除けばそれだけじゃないって色をしてたぞ。

何か、他にもあるんだろう・・・。

右目の眼帯に俺は触れる。

「・・・んう・・・。」

眠そうに声を出した。

寝てるときは、かわいいな・・・。

——

目を覚ますと相変わらず膝の上にリボーンが居た。

欠伸を一度して、リボーンを見る。

「フワァ。・・・眠いな・・・。」

すると病室の扉が開いた。

そこに立っていたのは雲の守護者、雲雀恭弥だった。

「何しに来たの?」

「君を見たくてね・・・。・・・沢田に似ているね、本当。」

「侵害だ。似てなど居ない。」

「いしても君・・・。回復が早いんだね。」

「・・・薬に耐性があるだけに直りが早くないとダメだろ。」

「・・・そうだね。」

すると何故か俺の手を握ってきた。

「何?」

「いや?君が悲しそうだったから。」





俺が悲しそう?



何で?





「まあ、いいけど。」

そう言って病室を出て行った。


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