二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

日時: 2010/03/22 21:05
名前: 金龍 (ID: RjGXEztJ)

テニスの王子様の小説です

Page:1 2



Re: 絆 ( No.2 )
日時: 2010/03/22 21:36
名前: 金龍 (ID: RjGXEztJ)

美香「あ・・・すか・・・ごめ・・・ん」

1人の少女が屋上の真下の庭で血塗れになって倒れている
「美香!美香!!もうすぐ救急車くるからね?」

その少女を抱きしめて泣く銀髪の少女

美香「だい・・すき・・だよ・・・あ・・すか」

そう言い残すと少女は息絶えた

「何言ってるの?美香!美香ぁぁ!!」

泣き叫ぶ銀髪の少女

女子1「あの子最低よね」
女子2「美香ちゃんを屋上から突き落としたんでしょ?」
女子3「最低じゃん」
男子1「中村さんかわいそうに・・・」

美香の死体を抱きしめながら泣く飛鳥に罵声を浴びせる野次馬の生徒達

「うっ・・・美香・・美香!」

女子3「あの涙も演技なんでしょ?」
男子2「人殺し!」
女子2「アンタがいなければ美香は死ななかった!」
男子3「人殺し!」
女子1「人殺しなんかこの学校には要らないのよ!!」
男子4「出てけ!!この世から消えろ!!」

なんで?私が美香を殺す訳ないじゃ

なんで皆は私を責めるの?

ねぇ!教えてよ!美香・・・

どうして死んじゃったの?

私はそんなに頼りなかった?

答えてよ・・・美香!

そこにテニス部のレギュラーが現れた

幸村「何があったんだい?」←病気になんかなってませんよ?
真田「むっ?貴様がやったのか?」
「・・・・・」
丸井「酷ぇー血だらけじゃ」
切原「アンタがやったの?」
「・・・んで」
柳「なんだ?」
「なんで死んじゃったんだろう・・・」
ジャ「大丈夫か?」
「ねぇ・・・私が代わりに死ねば良かったんだよね?皆・・・」
女子2「なっ何言ってんの?」
「私が死ねば良いんだよね?」

そう言うと銀髪の少女は立ち上がる

「殺したければ殺せば良いんじゃない?柴崎莢さん・・」
莢「ちっ」

一気に注目を浴びた莢

莢「アンタ等が憎かったのよ!テニス部のレギュラーと仲良くしてさ!アンタも死ねば良い!」

そう言うと莢はポケットからナイフを出す

莢「良かったじゃないお友達と同じ処に行けるのよ?」

ナイフを思いっきり振りかざした

ザシュザシュ

絆 ( No.3 )
日時: 2010/03/29 14:29
名前: 金龍 (ID: RjGXEztJ)

「っ・・・」

その場に倒れこむ飛鳥

丸井「おい!大丈夫かよぃ!」
柳「下手に動かすな丸井」
幸村「なんでこんな事をするんだい?」
莢「レギュラーの皆様と仲良くしているあいつらが許せなかっただけよ」

今まで黙っていた仁王が話し出す

仁王「たったそれだけかのぅ?」
莢「そうよ」
仁王「お前さんの欲望の為に美香は死んだんじゃ。どうしてくれんのかのぅ?」

低く言い放つ

莢「死んじゃった者はしょうがないじゃない」
「・・・ふざけんな」
莢「アハハハ」
「大嫌い・・・この学校なんか大嫌い!・・・返せ!!美香を返せ!!」

狂ったように叫びだす飛鳥

丸井「幸村君これはヤバイと思うぜぃ?」
仁王「落ち着きんしゃい!飛鳥」
「返せ!美香を返せ!アンタなんか大嫌い!みんなみんな消えてしまえばいい!!」
柳「マズイ・・・精神が不安定になっている。これ以上このままにしていると彼女の精神は壊れるぞ」
「人間なんか大嫌い・・・消えて無くなってしまえば良いのに」
柳生「そんな事は言ってはいけません!!」
「美香・・・み・・・か」

ドサッ

急に飛鳥が倒れた

幸村「!柳すぐに救急車の手配を!」
柳「あぁ」
仁王「飛鳥!飛鳥!!」
莢「アハハハ皆皆狂ってしまえば良いのよ」
幸村「君は最低な人間だね」

しばらくして飛鳥は救急車で搬送された

仁王「・・・・・」
丸井「なぁ仁王。お前はどうしてあの女に拘るんだ?」
仁王「飛鳥は・・・飛鳥は俺の姉じゃき」
丸井「!?」
仁王「美香は俺と飛鳥の同級生じゃき」
丸井「なぁいっその事転校させたら?立海に居たらまた同じ事になるだろぃ?」
仁王「そうじゃのぅ・・・」
丸井「ゆっくり考えれば良いんじゃね?まずは病院に行こうぜぃ」
仁王「あぁ」

2人も病院に行く

Re: 絆 ( No.4 )
日時: 2010/07/29 12:17
名前: 金龍 (ID: RjGXEztJ)

飛鳥の病室にたどり着いた2人は絶句した

そこには大きなガーゼをほっぺたにつけ、呼吸器を着けて静かに眠る飛鳥が居た

精神安定剤と点滴の針が右腕に注されている

仁王「飛鳥・・・」
柳「彼女は精神不安定で頭がパニックになっているそうだ・・・それに結構追い詰められていた様だ」
仁王「その原因は多分俺じゃ・・・」
柳生「仁王くん?」
仁王「俺が飛鳥と美香をマネに誘ったからじゃ・・・」
幸村「別に俺達は責めて居るんじゃないよ?」
真田「何故ここまでこのおなごに拘る?」
丸井「・・・」
仁王「コイツは・・・コイツは俺のたった1人の家族じゃ・・・」

その場に居たレギュラー達は騒然とした

丸井「この女は・・・仁王の姉なんだよぃ」
柳「だから拘っていたのか・・・」
ジャ「ただ1人の家族?」
切原「この女以外家族は居ないっすか?」
幸村「赤也!!」
柳生「切原くん・・・いい加減にしてください」
切原「すっすみません!!仁王先輩・・・」
仁王「良いんじゃよ赤也・・・」

何処か寂しげな瞳をすると飛鳥の髪をそっと撫でた

仁王「俺と飛鳥は一卵性の双子なんじゃ・・・」
柳「だから容姿が似て居たのだな?」
仁王「あぁ・・・」
ジャ「だけど、アイツ言っちゃ〜悪いけど地味じゃねぇか?」
仁王「飛鳥は平凡を望んでたんじゃ・・・じゃから変装をしとった・・・」

飛鳥の三つ編みをほどき眼鏡を取った

レギュ「なっ!?////」

眠る飛鳥の容姿の変貌ぶりを見て頬を紅く染めるレギュラー達

Re: 絆 ( No.5 )
日時: 2010/08/26 22:47
名前: 金龍 (ID: RjGXEztJ)

仁王「ただ平凡に行きたかっただけなのに俺が非凡に導いてしもたんじゃ」
幸村「仁王・・・」
仁王「昔からそうじゃった・・・」

普段、泣かない仁王の頬に一筋の涙が零れる

丸井「仁王・・・」

仁王の背中を優しく撫でる

仁王「飛鳥は昔から自分を犠牲にしとった・・・」

仁王の金色の瞳からポロポロ零れ落ちる涙

柳生「仁王くん・・・大丈夫ですか?」
仁王「俺達、仁王家の者はこの腐った世の中の犠牲者ぜよ」
真田「この世のか?」
仁王「この世の中平和じゃろ?」
ジャ「当たり前だろ?」
仁王「今の平和の裏には悲惨な歴史があるんじゃ・・
・」
柳「その本は?」

仁王がキャリーから出した本

仁王「この本は腐った世の中の裏の歴史・・・つまり仁王家と世の中の隠された歴史じゃ」

柳が興味しんしんに見つめる

Re: 絆 ( No.6 )
日時: 2010/09/11 20:05
名前: 金龍 (ID: RjGXEztJ)

仁王「参謀・・・読んでもよかよ・・・」

そう言って本を柳に渡す

柳「っ!?」
仁王「驚いたじゃろ?これがこの世の中の現状じゃ」
柳生「・・・」


Page:1 2



この掲示板は過去ログ化されています。