二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【ココロ】 By鏡音リン
日時: 2010/03/29 15:24
名前: 由宇 ◆xFy/V8wehE (ID: pCIe9n5q)

くりっく有難う御座いますm(_ _)m

 知っている人は少ないと思いますが、この歌はいい歌なので、書かせてもらいます(・∀・)

 ○●参考資料○●

 歌    >>1

 歌詞   >>2

 ボイスマンガ   >>3

 ☆★おはなし☆★

 プロローグ>>4

 ◇◆おきゃくさま◇◆

 クレイア様

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Re: 【ココロ】 By鏡音リン ( No.7 )
日時: 2010/03/29 16:04
名前: 由宇 ◆xFy/V8wehE (ID: pCIe9n5q)

#01


 「ハカセ、オハヨウゴザイマス」

 「あぁ・・オハヨウ・・。さて、今日も頑張るぞ」

 
 リンは首をかしげて、質問した。

 ごく普通の質問を。

 「ソンナ熱心ニ何ヲツクッテイルンデスカ?」

 「君の心というプログラムを作っているんだよ」

 博士は笑って答えた。

 絶対に作らなくてはならないと。

 「ココロ・・?心臓ノコトデスカ?私ニハモウアリマスガ・・・・」

 「心臓とは違うものなんだ、心は。笑ったり、怒ったり、泣いたり。とってもすばらしいからリンにもあげたいんだ、心を」

 「リカイデキマセン」

 「いつか、きっとできるよ」


 博士は笑って側にあるコーヒーを飲んだ。

 リンが持ってきたものだ。

 「に、苦い・・」
 「眠気ヲトバスニハ、ブラックガイチバンヨイカト」

 「あ、有難う・・苦い」

 博士は苦いコーヒーを一生懸命に飲んでいた。

 確かにあのコーヒーは苦い。


 「ハカセ、コーヒー、キキマシタカ?」

 「・・うん、とっても目が覚めたよ__有難う、リン」


 リンは近くにあるチューブを自分に着けた。

 何本も、頭や体に着けた。

 「アサゴハン、イタダキマス」

 「うん、どうぞ」

 
 博士は、隅にある四角いスイッチを押した。

 ウ゛ゥゥゥン____


 チューブを伝わり、電気がリンの体に入っていく。


 おおよそ10分の朝ごはん。


 「ハカセ、ゴチソウサマデシタ」

 「うん、おそまつさま」

 博士はスイッチを切った。

 そして、キーボードを忙しく叩いている。

 「リンのために、作ってあげるからね」
 「ココロ?ワタシニハリカイデキマセン」

 「大丈夫、リンはキセキのロボットだ。絶対に理解できるよ」

 博士は笑った。

 こほこほ、とちいさな咳をしながらわらった。

Re: 【ココロ】 By鏡音リン ( No.8 )
日時: 2010/04/01 16:25
名前: 由宇 ◆xFy/V8wehE (ID: mGr/ToWj)

#02


 「〜♪ 〜♪♪  〜♪♪」


 綺麗な歌声が響いていた。


 ぱちぱち____



 「スゴイね、リン。とっても上手だよ」


 博士が拍手をした。


 自分が作った奇跡のロボットに向けて。


 そのロボット、リンは首をかしげた。


 「私ハ、プログラムサレタ通リニ歌ッテイルダケデス。・・・スゴイノハ、ハカセデス。チガイマスカ?」


 博士は驚いたように、リンを見た。

 その手は拍手がなくなっていた。


 「____ありがとう」

 「デモ、ハカセ」


 リンは歌詞カードを博士に見せた。

 そのカードには、細かく書かれていた。

 「元気よく」「はっきりと」など、言葉について書かれてもいた。

 「どうしたの?」
 「コノ部分ガ・・ヨクワカリマセン」

 リンが指を指していたのは、「心を込めて」と赤ペンで書かれている場所だった。

 「・・・、もうすぐで完成できるから。待ってて」


 「・・・ワカリマシタ。マッテマス」


 「有難う、ごめんね・・・コホッ、コホッ」


 博士は咳をしながら、作業をし始めた。

 とっても熱心に見えた。

 「ハカセ、ドウシテアヤマルノデスカ?アト、ソノ咳ハ風邪ニミエマスガ・・・」

 「大丈夫、大丈夫だよ。早くリンの心を作ってあげたいんだ」

 「・・・ハカセガ病気ニナッテシマウノナラ・・ココロハイリマセン」

 博士は驚いて、小さく笑った。

 リンの頭を軽く撫でる。


 「有難う、大丈夫。僕は元気だ」


 博士は笑ってガッツポーズをした。


 「ソウデスカ・・・ワカリマシタ」


 リンは歌の練習に取り掛かる。

 博士の最期が近づいていると知らずに____

Re: 【ココロ】 By鏡音リン ( No.9 )
日時: 2010/04/01 23:24
名前: ナミ (ID: LH/LPtL4)

読んでいる時に誤字があったので報告します。

リンは『ボーカルロイド』ではなくて、

『ボーカルアンドロイド』

ですよ。

Re: 【ココロ】 By鏡音リン ( No.10 )
日時: 2010/04/04 15:41
名前: 由宇 ◆xFy/V8wehE (ID: FHi8142t)

ナミさん>>

 うわぁぁっ・・∑∑(0□0)/
 私とした事が・・・!!

 すみませんm(_ _)m
 次から気をつけます。

Re: 【ココロ】 By鏡音リン ( No.11 )
日時: 2010/04/07 17:49
名前: 由宇 ◆xFy/V8wehE (ID: A37J8i.9)

#03


_____それは突然の出来事




 ガシャン_____




 「・・・・・・・・・ハカセ?」


 「・・・・、ゴホッ」


 博士が倒れた。


 リンはすぐに駆け寄り、具合を見る。


 「ハカセ、ドウシタノデスカ?ドコカイタイノデスカ?」

 「大丈夫・・・・心配ないよ。転んだだけ」


 ポタッ____


 研究室の床に、1雫の赤い液体が落ちた。


 リンはそれを見て察した。


 「ハカセ、喀血シテマス。人間ノ場合、健康状態ガ危惧サレマス」


 博士はリンを見た。目が驚いている。

 リンはただ、インプットされた情報を喋っているだけだった。


 ドウシテ驚イテイルノデスカ、ハカセ・・・?

 「喀血ハ気道出血デアルタメ、窒息ニヨル死亡ニツナガルコトガアリマス。早急に処置を_____」

 博士が、リンを抱きしめた。

 リンの言葉が停止する。

 「・・・ごめん、リン・・ッ」

 「ハカセ・・・私ノ分析ニ何カ誤リガ・・・?」


 博士は謝りながら泣いた。


 リンを抱きしめながら_____



 「ハカセ・・・?」



 ドウシテ・・・?



 ドウシテアナタハ・・・泣クノデスカ・・・?




 博士は病院に連れて行かれた。


 リンが連絡した。


 博士はすぐに入院することになった。


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