二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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嫌いだけど、大好きです—REBORN—
日時: 2010/04/23 12:56
名前: 闇空 (ID: X9/3/8Rv)

——ある春の日——

—俺は切ない恋をした—


————
闇空です!
『孤立』『孤独』がテーマですが、虐めなどはありません。
只不良に絡まれやすいだけで。
頑張ります!
————


主人公設定

・夕闇 錬(ユウヤミ レン)
孤立な少女。
何時も孤立していて誰とも戯れない。
幼少期に不良以上の存在になったことあり。
容姿:黒髪・黒目。結構な中世的美形。
武器:黒鎌・夜空の炎《特徴・支配》
詳細:性格が凄いスレでカッコいい系だけど結構優しかったりする。
ツナと出会ってツナを変わらせる——本主人公。
不良に絡まれやすい体質でもある。






・目次
0、除夜の鐘 『出会いは桜の木下だった』
1、孤独な桜 『懐かしい』

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Re: 嫌いだけど、大好きです—REBORN— ( No.1 )
日時: 2010/04/23 12:58
名前: 闇空 (ID: X9/3/8Rv)

0、除夜の鐘


ザァァァアアア・・・

出会いは桜の下だった。

キミは無機質で無感情な表情で、桜の木を見つめていた。
それが、綺麗で、美しくて、許せなくて。

俺は、キミを苛めた。
嫌った。
邪魔者扱いした。

だけど、キミは普通に俺に接した。

相変わらずの無機質で無表情な姿で。
美しい姿で。

——大嫌いだよ、錬。

そんな事を、言った気がする——。

俺は、キミに嫌って欲しかった。
だけど返ってきた答えは。

——そう。

それだけ、だった。

彼女の目は何時も透き通っていて、見透かされているようで気持ち悪かった。


でも、本当は———。

Re: 嫌いだけど、大好きです—REBORN— ( No.2 )
日時: 2010/04/23 13:54
名前: 闇空 (ID: X9/3/8Rv)

1、孤独な桜

「おはよ」
教室で。
キミは挨拶を交わした。
片手に本を持ってジッと見ていた。
「よっす、錬!」
「・・・」
山本が錬に話しかけた。
錬はその声を遮断した。
「何、山本」
「いや、何読んでるんだと思ってさ♪」
すると錬は山本に表紙を見せた。
何気ない朝。
だけど何故か山本が錬と話している時、胸が痛む。
山本は、錬のことが好きなんだ。
この前の帰り道。

好きな人について話し合っていたとき。


—俺、錬のことが好きなんだ。


山本はそう言っていた。

恥かしそうに。
俺はその話しを聞いて、ズキっと、胸が痛んだ。
嫌いなはずなのに。
苦手なはずなのに・・・。
「——山本」
そこで、錬は何かを悟ったように言う。

「・・・—私はお前を許さない。」
「ッ!」

山本が驚愕に染まった。
何を許さないのかは知らないが、錬のあの声に、背筋が凍った。
怖い。
初めて思った。

「———」

錬が何かを言った。

聞こえないような細い声。

そして、だけど、これは序章にすぎなかった。


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