二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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鏡の世界物語—REBORN—
日時: 2010/05/07 18:47
名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)

—俺は・・・沢田綱吉—

—なんで、俺がもう一人!?—


消失ですー。
今回は沢田綱吉が、もう一人現れて一緒に生活をする・・・という奇妙な物語です。
鏡の世界の沢田綱吉・・・設定が凄い複雑になりそうです・・・。


キャスト

—・・・もう一人の、お前だ—
・沢田 綱吉
鏡の世界の沢田綱吉。
性格が真逆で残酷ではないが決して優しくも無い・・・。
容姿:ツナと同じです。だけど服はちょっと違ってて、赤い服を好み、何時も口元まで隠れる赤いマフラーを着用している。
髪が長い。
武器:黒い大剣。グローブ。
属性:大空
所属:ボンゴレファミリー
年齢:14歳

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Re: 鏡の世界物語—REBORN— ( No.1 )
日時: 2010/05/07 18:52
名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)

第零話


—ガシャンッ

「10代目・・・死んでください」
銃を構えた嵐が、宣言した。

「・・・お前は、大空は必要ない」
雨は、宣言した。

「・・・彼方が消えれば・・・僕達は消えない」
三叉槍を構えた霧が宣言した。

「大空は、必要ないんだよ」
手錠、トンファーを構えた雲は宣言した。

俺は、大空は。

「・・・いらないのなら、」

俺は。




「消える」




俺は、崖から落ちた。

Re: 鏡の世界物語—REBORN— ( No.2 )
日時: 2010/05/07 19:15
名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)

第一話 鏡の世界


「・・・え・・・?」

いつもと同じ日常。
だけど、部屋にたどりつけば、そこに、一人の少年がいた。
眼を瞑っているが、コレは———。

「・・・俺?」

自分ソックリの、少年。

只、黒いボロボロのマントを羽織って、赤いマフラーを付け、背中に大きな剣を背負っているだけだが—。

「・・・ん」

すると少年が眼を開け、自分の手を見た。

「・・・何で」
「え?」
「・・・何で生きてるんだよ・・・俺は・・・ッ」
彼が何を言っているのかは判らなかったが——。
彼に話しかけてみた。

「あ、あの・・・」
「・・・!」
そして、俺を見て驚愕した。

俺も驚愕したいよ・・・←

「何で・・・」
「・・・あの、彼方は・・・」
「・・・沢田、綱吉」
「!」

同性同名・・・。
頭が混乱する。

「・・・ボンゴレリングが・・・」

彼の手元に光る一つのリング。

そのリングが、死ぬ気の炎を出した。

「・・・俺は」
「・・・え?」
「俺は、死んだはずだ・・・死んだはずだッ・・・」

彼は頭を抱え、苦しそうに眼を閉じて何度も何度も同じ事を呟いた。

「どうやら、錯乱してるようだな・・・」
「リボーン!?」

自分の家庭教師が何時の間にか隣に居た。

苦しそうに表情を歪ませながら。
「・・・ッ・・・お前を呼んだのは、俺達アルコバレーノだ」
「・・・!何でだよ・・・」
「お前の世界が、崩壊しかけていた。お前だけを助けるので「何でだよ!」」

彼は怒り狂い、そして感情をあらわにした。

「何で、何で死なせてくれなかったんだ・・・!」
「お前の、力が必要だったからだ」
何の話かサッパリわからなかった。
だけど、彼を放っては置けないような、気がした。
「あ、あの」

俺は、溜まらず話しかけた。

「リボーン・・・コノ人は・・・」
「ああ、お前の鏡の世界のもう一人だ」
「・・・えぇぇぇぇぇぇ!?」

俺は絶叫した。
リボーンに叩かれた。(痛い)

「な、なななななな」
「・・・土盛りすぎだダメツナ」

「何で、俺が?」
「・・・こいつに聞け・・・」
俺は彼を見た。
彼は只、黙っていた。
「あの・・・」
「・・・何だ、俺」
「・・・(俺・・・)あの、彼方は・・・」

「さっきも言ったはずだ。俺は、お前だ。鏡の世界の」

どうやら本当らしい。
俺はまたリボーンに向き合って、
「・・・どうするんだよ」
「ここにしばらく置いてやれ。」
「・・・判ったよ」
彼の悲しそうな顔を思い出して、断れなかった。

それに、俺を見ているようで——。

「・・・あの」
「・・・有難う」
「え?」
「・・・全部、聞こえてた」
「・・・あ・・・」
俺は口を押さえる。

「・・・じゃあ、しばらく、お世話になります」



(宜しくな)(///)(?)(ハァー・・・)




—アトガキ
最初から意味不明でスイマセン・・・。(汗)

Re: 鏡の世界物語—REBORN— ( No.3 )
日時: 2010/05/07 20:10
名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)

第二話


「始めまして、沢田綱吉です」
「あらあら、本当にツッ君そっくりねぇ」

現在もう一人の俺は母さん達に自己紹介をしている。
笑顔は一切見せていない。

何でも、見せる理由が見つからないから、らしい。

「これから、お世話になります・・・」
「我が家と同じように使っていいですからね♪」
「ツナ」
「?どうしたんですか?」

すると、首から鎖でつながれた、ボンゴレリングを俺に差し出した。

「え・・・ボンゴレリング・・・」

「お前に、預かっていて欲しい」
「な、何で・・・」

彼の眼を見れば、決意に満ちていた。
覚悟を決めていた。


何の覚悟?


         判らない。


「・・・ワカリマシタ・・・。」

俺は、リングをポケットへ入れた。

「ツナ兄ソックリだ!」
「ソックリ!」
「ガハハ、ランボさんの子分にしてやるもんね」

苦笑いになりながらも、彼は、【綱吉】はチビたちと群れ始めた。

まだ——笑えてないけど。

「・・・」
「どうした、ツナ」
リボーンが俺の肩に乗ってきた。
俺は思い口を開ける。

「・・・何で、【綱吉】君はあんなに苦しそうなんだろう・・・」

「・・・」
死にたがっていた。
始めてあった時。
悲しそうに苦しそうに表情を歪ませながら。

「・・・ツナ。アイツを、守ってやれ」

「・・・え」

それ以上リボーンは何も言わなかった。
すると綱吉さんは、俺に向かって、
「ツナ、悪いが、風呂って何処だ?」
「あ、えっと」
「それなら、ツッ君と一緒に入ったら?」
「か、母さん!?」
すると綱吉さんが、俺の手を引っ張った。

「一緒に入ろう」
「・・・ハイ・・・」



「・・・綱吉さん」
「さん付けは止めてくれ」
「綱吉」
「・・・何だ?」
「・・・その、傷・・・」

服を脱いだ綱吉の背中には禍々しい古傷が残っていた。

綱吉は、顔を歪ませ、俺に背中を見せた。

「・・・本当、死にたかった」

「・・・」

「・・・誰か、殺してくれればいいんだけどな・・・体が勝手にソレを拒むんだ。死にたいのに、体が拒絶する」

「・・・綱吉、」
さん、と言いかけた所で止まった。

その後、俺たちは風呂に入り、部屋に戻った。

「・・・あの、ソレは?」
「ああ、コレか?」

それは、黒く、真っ黒な大剣。
綱吉は、俺の前に見せて、

「これは、俺の武器だ」
「・・・綱吉、の・・・」

キラッと光る、黒い大剣。

苦々しそうにしながら、綱吉は大剣を片付けた。
「言い忘れてたが、綱吉、お前明日から学校行くんだゾ」
「・・・え」
俺はいきなりのリボーンの言葉に言葉を失った。

綱吉は無表情で。

「・・・行く」
「え・・・」

「おやすみ、ツナ」
「えぇぇぇぇぇ・・・」


(・・・ツナ)ギュッ(///)(・・・ハァ・・・(禁断の恋だな))

Re: 鏡の世界物語—REBORN— ( No.4 )
日時: 2010/05/07 20:32
名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)

第三話 


朝。
何故か綱吉は起きなかった。

「綱吉、!?」
「・・・ん・・・後17890分・・・」
「長いし判りづらいよ!」

もしかして朝苦手だったり?

すると綱吉が急に起き上がり、胸を苦しそうに押さえた。

「大丈夫ですか?」
「・・・あぁ・・・」

冷や汗がにじみ出ているが、大丈夫、と答えた。

支度をしに、リボーンの居る下へ向かっていった綱吉。

俺は、鞄を用意していた。



「・・・」

壁に手を着いてズルズルとへたり込む。

発作が酷い。

何で、また、あんな夢なんか・・・。
「大丈夫か?」
そこで、俺は現実へ引き戻された。
俺は後ろを向く。
「・・・大丈夫だ・・・」
「・・・」
「・・・アルコバレーノ。俺は・・・何でコノ世界に呼ばれた」
「・・・大空の力が必要だったからだ」
「・・・大空、か・・・」

二度と聞く事の無い、【異名】だと思っていたが・・・。

異世界で聞く事になるなんて思いもしなかった。

俺はグッと、胸に拳をあて、下へ降りた。



「あの、したく出来ましたか?」
「ああ」
並中のブレザーを着た綱吉さんが居た。
こうしてみると俺を見ているようで不思議だ。

「じゃあ行こうか」
「ハイ」

玄関の扉を開けた——。


「10代目、オハヨウございますゥゥゥゥゥ!」


勢い良く頭を下げた獄寺君に対して綱吉は、苦々しい表情をした。

「・・・獄寺君、俺、コッチ」
「え!?」

仰天して俺と綱吉を見る獄寺君。

まぁ、同じだし・・・。

「え、こちらのかたは・・・」
「ああ・・・」
「おっす、獄寺、ツナ・・・えと、」
「今から、話すよ」

俺は全部伝えた。

「・・・そうなのな、つまり、ツナの双子だと思えばいいって事か」
「まぁ、そうかも・・・」


チクリ、

        と胸が痛んだ気がした。

「じゃあ、学校早く行きましょう!」
「ああ、」
「うん」




(にしても、似てるのな)(10代目が二人・・・)


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