二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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□銀■ じゆうちょう.*/短編集/ ■魂□ 【沖田死ネタうp
日時: 2010/12/09 19:44
名前: 椛咏 ◆KN2DFykKBA (ID: xrNhe4A.)

rokku

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Re: □銀■  じゆうちょう.* /短編集/  ■魂□ ( No.3 )
日時: 2010/08/30 08:18
名前: 椛咏 ◆OXnD392Nz. (ID: xrNhe4A.)

□両思設定(※ちょびエロ)

      【銀時寄り】



付き合って3ヶ月
まだまだ未熟な私だけど
貴方のこと、もといっぱい知りたいな。





■02、狼さんに喰べられて━。





「銀さんー?」

「んー?」


ふわふわしてて
ひょいひょい跳ねたクルクルの髪
私はそんな銀さんが大好きだ


「てや!」

掛け声とともに
銀さんの頭にそっと手を乗せ上下に動かす
付き合って3ヶ月、これをし忘れたことは一度も無い


「またー? ひなたちゃん好きだねー、それすんの」


私の手につられて
頭をカクンカクンとだるそーに動かしながら
銀さんはそう言いった


「うん!あたし、銀さんのこと大好きだから」

「…まあ、可愛いこと言っちゃってー……」




「それに、好きな人には触りたいもんでしょ…?」


そういってもふもふした髪からそっと手を離した


因みに、最後のは銀さんには秘密。
だから小声で呟きました、ばれたら恥ずかしいしね/


付き合って今日で丁度3ヶ月。
実をゆーとあんまり進展がない

いっつも、ちゅーどまりだし…
思い切って誘っちゃおっかなっーてこの頃は思い始めちゃったりしちゃったりしてー。

まあ、事実
小心者の私にはそんな勇気ないんだけどね、



「ひなたー? どうかした?」


いつまにか溜息をついていたらしい
銀さんが私の顔を心配そうに覗いてくる
…あれ、心配させちゃったかな?


「あ、わわ! なんでもないよ、うん!!」

私は咄嗟に両手をぶんぶんと横に振り、
心配させないようににこりと笑みをつくってみせた

…すると銀さんは何を思ったか
自分の膝をぽんぽんっと叩く素振りをする


ん?
膝に乗れってこと??



「こう、ですか?」


そろそろと銀さんの前へ行って膝の上にちょこんと座る
その様子をみて銀さんはへらりと微笑むと
私をぎゅっと抱き締め、髪に優しくキスをした


「ど、どうかしたの? 銀さん?」

「…あれ、だって好きな人には触りたいんでしょ?」


意地悪く、にやりと笑う銀さん
…自分でも頬が真っ赤になっていくのが分かった


聞こえてたとは…恥ずかしすぎる!//
もう生きていけないよー!!////


「真っ赤になっちゃって、可愛いー」
「もう!銀さ——
             んむっ!?」



怒ろうとしたら、いきなり口を塞がれた
ふいに重ねられた唇に
赤かった顔がもっと赤くなるのを感じる


キスは嫌いじゃない、
愛されてるって実感できるから、

だからキスされなくなった時
銀さんとの関係が壊れそうで怖かった



「ん……ひなた、口ひらい…て?」

何度も何度も口付けを交わしながら
言われるが侭に訳も分からず口を少し開く

すると、何かが口に入り込むのが分かった
それは私の口の中をゆっくりとかき回し
仕舞いには舌までもを絡み取ってくる



入ってきたものが舌だと分かったときには
もう理性も何もが吹っ飛んでいて無我夢中だった


初めての深いキスに溺れ、酔いしれる——



口が離れたときには
息遣いも激しく、頭もぽーっとしてて
はっきりって良く覚えていない


だから、狼さんに喰たべられた。

          っとでも言っておこう━━

Re: □銀■  じゆうちょう.* /短編集/  ■魂□ ( No.4 )
日時: 2010/08/30 08:19
名前: 椛咏 ◆OXnD392Nz. (ID: xrNhe4A.)

□ギャグ

 【鬼兵隊→真選組】



「おい、ゆり」
「何ー? 晋助、なにか御用でも?」


「御前、ちょっと幕府の狗んとこに偵察行ってこい」
「あ、うん…了解———
      って、ええええええええええええ!?」



私、ゆり。
てんで唐突に、真選組の一日女中することになっちゃいました…





◆01、我が家が一番━。





真選組の屯所内にはいるとまず、
ミントンのラケットをもった変人が居た

…晋助、真選組には変な人が居ました。


その人に声をかけると

「あ、れ? どちらさまかな?」

と真っ白なタオルで汗を拭きながら
まさに青春まっしぐら!的な感じで言われたので少し苛ついた

「今日一日だけ働くことになった、…ゆりと申します」


苛々を相手に見せないように
天使の微笑でそうゆうと私はペコリとおじぎしてやりました

すると、ミントン変人さんは
あ!という顔をして、「それじゃあ、一通り中を案内するよ」と右手でひょいひょいと手招きしてきました

HAHAHA
…潜入成功、☆

**

報告書

○月×日
      ゆり





晋助、真選組の一番偉い奴はゴリラみたいです
 ゴリラからはおっさんの臭いがしました

晋助、真選組には"ゴット(神)"が居ます
 ゴットは黒髪の男の人を後ろからバズーカで狙っていました
 彼に何してるんですかと聞いたら

   "俺のことは、ゴットと呼べィ"
            と言われました、彼は神です

晋助、真選組には恐ろしい怪物が居ました
 妖怪、ニコチンマヨネーズです。
 ニコチンマヨネーズはご飯に山盛りマヨをかけて美味しそうに食べていました。
 見ているだけで吐き気に教われました
 ニコチン中毒は晋助もなのであまり悪く言わないようにしときます

晋助、真選組のご飯は思ったより美味しかったです
 んでもやっぱりまた子の料理が一番です



結果、

やっぱり我が家が一番です━。


**


「あー、もうコイツに一生密偵なんてさせねェ…」

そういって
呆れた様子で報告書を床に落とす高杉さんでした☆

Re: □銀■  じゆうちょう.* /短編集/  ■魂□ ( No.5 )
日時: 2010/08/30 16:49
名前: 椛咏 ◆OXnD392Nz. (ID: xrNhe4A.)

□シリアス*前編

  【一応死ねた?】




私は"死神"が大嫌いだ
何のためらいも無く人の命を掻っ攫う死神が。


そして"赤"も大嫌いだ
     血の色をした醜い赤が。


、最後に—
私は"自分"が世界で一番大嫌いだ
真っ赤な髪をして死神という仕事に就く自分が。





◆01、死神kiss━。





今まで残酷なまでにたくさんの人の命を奪ってきた
自分を捨てて、冷酷な笑みを浮かべて。

何の為にこんなことをしなければいけないのだろう
…そんな疑問、とっくの昔に消えうせてる

知ってしまったから、
運命の輪廻からはどうせ誰も逃れられない、と…—



だから私は今回も命を奪いにあっち(人間界)へと降り立った

今回のターゲット…  

        "オキタ ソウゴ"
             その人物の命を奪うため


**

「お前、…死神かィ?」

病室にそろりと入ると突然彼はそう言った

私は特に吃驚するわけでもなく
背中に生えた黒い翼を仕舞ながら
「ええ、そうよ」とだけ返す


「ってことは何ですかィ、…俺はもうすぐ死ぬってことですかねィ?」
「…そうね、貴方はもうすぐ死ぬわ」


「…そうかィ……」

死神に死ぬと宣言された彼は
泣くわけでもなく、
脅えるわけでもなく、
命乞いをするわけでもなく


ただ、
ただただ、

……笑っていた



「怖くないの? 死ぬのが…?」

思わず吃驚して聞き返す

窓の外はもう日が落ちてきていた


「…怖いわけねェだろィ」

きっぱり言いたった彼のその横顔は
夕に日照らされてとても綺麗で寂しそうで…
少しの間、その横顔に見とれながらも私はもう一度聞返した



「なんで?」

「…俺は何人もの輩を殺してきた奴でィ、地獄にいくのなんて分かりきったこと…
  それが早くなろうと遅くなろうとなんら変わりねェだろ?」

「…可笑しな人ね、自分が死ぬのが怖くないだなんて……」

「吃驚したかィ?」

「いいえ、変わりに貴方に興味が沸いたわ」


くすくすと笑う私に
吊られて彼も微笑んだ



…さて、そろそろ時間だ。

真っ白な顔をした彼に近寄り
そのおでこにそっと右手を乗せる


「何のつもりでィ?」


「"走馬灯"貴方に見せるの」

そういうと、私の右手からは青白い光が溢れ出す

「走馬灯なんて柄でもねェ…どうせくらだねェ過去でさァ……見せないでくだせィ」

突然、彼はそういうと
おでこにのったその手を何故か必死で振り払った
思い出したくない過去でもあるのだろうか
まあ、人の過去なんて知らないが、


「そう…見たくないなら良いわ」

「そのかわり、あんたと話がしてェ」

「へ?」

「悪いが俺の思い出話にちょいと付き合ってくれねェかい?」


死神に思い出話するとは…

「貴方、ほんとに可笑しな人ね…

         いいわ、聞いてあげる」




               (後編に続く)

Re: □銀■  じゆうちょう.* /短編集/  ■魂□ ( No.6 )
日時: 2010/08/30 17:25
名前: 椛咏 ◆OXnD392Nz. (ID: xrNhe4A.)

□シリアス*中編

  【一応死ねた?】





あれから彼は私にいろいろ話してくれた


—自分が"シンセングミ"だと言うことも。
—自分に姉が居たことも。
—その姉が他界してしまったことも。
—姉を自分が守れなかったことも。

         全部、全部—…。



話している時、

    彼は
       泣 い て い た—。



堪えきれない涙がボロボロと頬を伝って
      真っ白なシーツを濡らしていたのだ





◆01、死神kiss━。





嗚呼、
やっぱり そうか。


きっと、きっと

彼だって"怖い"んだ—


自分が死ぬことが。
死んでから皆が自分を忘れてしまうことが。
大切な、家族と仲間と一生会えなくなることが。
後に残してしまった人たちを悲しませることが。


そんな思いが溢れ出す涙となって
      今、彼の頬を濡らしている…




さっきまで
顔を出していた夕日はすっかり姿を消し
空には小さな星たちが一つ一つ輝き始めていた。


嗚呼ほら、もうすぐそこに

    タ イ ム リ ミ ッ ト 
       が ち か づ い て る 


「さて、そろそろ良いかしら?」

「良いで————あ。」

「何?どうかした?」

「…伝言お願いしまさァ」


やっぱりこの人は可笑しい
死神なんてもん、死ぬ人にしか見えないのに
伝言なんて伝えられるわけ無いのに

…なのに、
そのときの私は何故かコクリと頷いていた


「近藤さんに、今までありがとう
    と、それと土方さんに、迷惑かけてごめんなさいとありがとう…」

「それだけ?」

「あとは…山崎に……旦那に………チャイナに……」

言っていくうちにまた、あふれ出てくる涙に
私は只、気づかないフリをしていた


「ちょっと、多すぎるわよ、覚えられないじゃない」

「ははは…駄目だ、

   ……なんだかんだいってこの世に未練たらたらじゃねェかィ、俺…」

呆れたように泣き笑う彼


嗚呼、もう

   タ イ ム リ ミ ッ ト だ。


「時間切れよ、"オキタソウゴ"」

冷たく、即刻に言い放つ
彼はもう覚悟を決めて目をぎゅっとつむっていた


私は、左手にもった鎌を
     大きく振り上げて、そして……





            (後編へ続く)

Re: □銀■  じゆうちょう.* /短編集/  ■魂□ ( No.7 )
日時: 2010/08/30 18:15
名前: 椛咏 ◆OXnD392Nz. (ID: xrNhe4A.)

□シリアス*後編

  【一応死ねた?】



鎌を大きく振り上げて、そして




        力なく
 鎌 を 床 に 落 と し た 
 

カランという音を立てて
鎌は無様に床に落下する

鎌が手から離れると
私は・・・ぎゅっと目を瞑り、覚悟を決める
"オキタソウゴ"の唇に
       そっと自分の唇を重ねた

軽く触れるような優しいキス
それがどんな意味を持つか、彼は知るはずも無いだろう



—彼の涙を見たとき、私は決めたんだ
    "助ける"って


例え、例え

自 分 の 命 を 
   犠 牲 に し よ う と も





◆01、死神kiss━。






「知ってる? 死神は人の命を奪うのが仕事だけど、助ける事だってできるのよ?」

にこりと笑みを浮かべて私は話し始めた
きっとこの笑顔が彼に見せる最後の笑顔だろう。

「でも、それができるのはたった一回だけ


方法は 簡 単 。 
 

  …死神が死に間際の人と口づけを交わせば
               その人は助かる」

だから私は口付けをした、彼の唇に



「…ただし、それと引き換えに死神の命が犠牲になるけどね」

そういったとき
彼の目が大きく見開かれたのを
今でもはっきり覚えてる


そう、私は自分を犠牲にした。
自分の命と引き換えに彼の命を助けた。


…ほら、翼が消えかけてる、

もうすこしで私は完全に消えてしまう——

嗚呼、神様
お願いだから
もう少し、ちょっとでいいから時間を下さい
彼と、最後に会話する時間を……



「馬鹿野郎ォッ! なんでんなことしたんでィ!!」

叫ぶ彼に私は心底吃驚した
まさか怒られるとは思ってなかったから


…窓の外は、  
 もう真っ暗で
   そのどこまでも続く闇が私を不安へと引きずり込む。



「伝言、私なんか言わないで…自分で本人に言いなさいよ」


声が、震える
目頭が熱い…

これが死への恐怖というものなのだろうか?


「馬鹿野郎ッ……ばか、やろっ……」


「   ?」

終いには声まで掠れる
赤い髪をした死神は、誰よりも臆病で、誰よりも泣き虫だった

「いまっ、…なんて?」

そして死神が助けた少年も
弱虫でとってとっても泣き虫だった




「 生 き て ? 」


貴方のこれからの人生を
きっと誰よりもずーっと楽しみにしてるから、



さよなら、

       "沖田総悟"


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