二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 学園アリス—大好きと言いたくて—
- 日時: 2010/12/21 18:21
- 名前: 萌依 ◆3pEg2dVo4A (ID: quLGBrBH)
※ローゼンメイデン&学園アリス!!
苦手な方、まわれー右☆※
佐倉 蜜柑
ローゼンメイデンの第八ドール。
ドール達全ての能力を使える、もっともアリスに近い少女。
ドール名は『銀薔薇』。
第一ドール 水銀灯。柿崎めぐをマスターに。
第二ドール 金糸雀 蛍をマスターとした。
第三ドール 翠星石(蒼星石と双子)
第四ドール 蒼星石(翠星石と共に、ルカをマスターに選んだ。)
第五ドール 真紅
第六ドール 雛苺(二人とも棗をマスターに選ぶ。)
第七ドール 薔薇水晶
第七ドール キラキショウ(マスター不明。)
—新たなアリスゲームが幕を開ける。
遊びましょう、皆で。
死のゲームよ。—
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- Re: 学園アリス—大好きと言いたくて— ( No.4 )
- 日時: 2010/12/22 12:14
- 名前: 萌依 ◆3pEg2dVo4A (ID: quLGBrBH)
*第二話 蛍の場合*
「お人形……?」
キリリリリッ……。
ぜんまいの音が響くとともに、第二ドール金糸雀が宙に浮く。
「……かしら〜。」
「しゃべっ、た!?」
「カナはローゼンメイデンの第二ドールよ。さぁ、早く契約するかしら!!」
「…はぁ?」
「その指輪にキスするかしら」
蛍は言われるがままにキスをする。
その瞬間指輪がひかる。
「契約完了!!なのかしら。
お砂糖たーっぷりの卵焼き、焼いてほしいかしら」
「……ふふっ、分かったわ。」
命令には従わない蛍が、素直に卵焼きを焼いた。
室内だからカラスが来ることもない。
「おいしい、かしらーっ。」
「……その口癖むかつくわ。」
「かしらー!?」
カァ、カァ……と外でカラスがなく。
金糸雀はカバンにこもってしまった。
「ぷぅ……。」
—正反対な二人の生活が始まった。
- Re: 学園アリス—大好きと言いたくて— ( No.5 )
- 日時: 2010/12/22 12:29
- 名前: 萌依 ◆3pEg2dVo4A (ID: quLGBrBH)
*第三話 棗の場合*
「私はローゼンメイデンの第五ドール、真紅。
そしてこれよりお前は、真紅のしもべとなる」
「雛はね、第六ドールなの。白くて甘くてうにゅーなのよー」
「……」
棗はボッと火を出してみる。
「きゃあああ!?」
「ふえぇえええん!!」
なんだかんだで契約してしまう、棗君ww
「真紅〜、くんくん始まるのよー。」
「あら、そう。」
「………人形が人形劇を…。」
「くんくんは天才よ!!」
ギッと力説する真紅と雛苺。
棗はぐーすか眠りながら、一夜を明かした。
—これから波乱の日々が続きそうである。
- Re: 学園アリス—大好きと言いたくて— ( No.6 )
- 日時: 2010/12/22 12:54
- 名前: 萌依 ◆3pEg2dVo4A (ID: quLGBrBH)
*第四話 薔薇乙女第八ドールの襲撃*
グワッシャ———ン!!
B組のガラスが景気よく、割れる。
『…ドールのほとんどが揃ってるのね』
「で、ででで出たですぅ、奴ですよ」
「奴?」
「ローゼンメイデン第八ドール……
銀薔薇だよ。」
『初めまして、蒼薔薇のお姉さま。知っていただけているなんて嬉しい限りです』
「悪名高きローゼンメイデンだからね」
『うふふ。始めましょう。』
ゴオオオオッ……
薔薇の花弁が包み込む。
「し、真紅の能力!!」
『健やかに、伸びやかにーっ』
「くっ、レンピカ!!」
ザシュッ
『……お父様は観客席でお待ちになっておられる。
アリスはもうじき生まれます』
「何ですって?」
『佐倉蜜柑こと、銀薔薇……私が。
アリスへと孵化するのです!』
パキイイイン!!
あたりが氷の世界に覆われた
「寒いのーっ、ベリーベル!!」
『させません!!ティベリア!!』
カッ
ポト…。
「ベリーベルッ…。」
『……ティベリア…。』
「蜜柑、お前…部屋に閉じこもってたと思ったらローゼンメイデンだって、何言ってるんだ?」
『棗。その名の通りよ、私は薔薇乙女。
…お父様の為だけに生きる少女』
ふわっ
トン。
『……さぁ、どうしますか?
誰か一人のローザミスティカを奪いましょうか?』
「させないわ、ホーリエ。」
『トゥリアル!!』
カッ
「ふ、二人も人工精霊を!?」
『さぁ。どの精霊も勝てませんよ…。』
「くっ、レンピカ!!」
『ならば……フェリアン』
カッ
「スィドリーム!!」
『アージスト!!』
どんなに精霊を出しても、違うのを出してくる。
「これが……第八ドール…。」
- Re: 学園アリス—大好きと言いたくて— ( No.7 )
- 日時: 2010/12/22 15:50
- 名前: 萌依 ◆3pEg2dVo4A (ID: quLGBrBH)
『さぁ。どうしますか、最後の切り札なんてありゃしないでしょう……?』
「うっ……だ、第一楽章!!攻撃のワルツ!!」
カナリアがバイオリンを弾く。
すごい音響が響き、全員耳をふさぐ。
ドールでさえも耳をふさいでいるのに、なぜか蜜柑だけは平気な顔だった。
ふぅっ—
息を吹くと、それが氷の刃となり
ブツッ。
「あぁ!!??」
弦がきれてしまったのだ。
『…バイオリンなんて弦が切れてしまえばそれでおしまい。さぁ、次は誰…?』
くすくすと、冷たく笑う蜜柑。
「……うゅ、雛が相手なのよ!!」
シュルル
『苺わだち…?』
ボッ
シュウウ……。
「はわわわ…。」
「健やかに、伸びやかに!!」
『クリスタルソード!!』
ザシュッ
「……ッ、ダメです。コイツ強すぎるですよ」
スッ
真紅が花びらを飛ばす。
『…何のつもりですか、お姉さま?』
「決まっているのだわ、この部屋を崩壊させたうえ姉妹をけがさせた報いを受けるのだわ。」
『あっははは!!』
ゾクッ
周りの人は背筋が凍った。
『報いなんてうけない…。
アリスになるためなら、どんなに犠牲が出たって私は構わないのだから!!』
ドスドスドスッ
空中から氷が襲う。
ピッ、と頬が切れる。
- Re: 学園アリス—大好きと言いたくて— ( No.8 )
- 日時: 2010/12/22 16:32
- 名前: 萌依 ◆3pEg2dVo4A (ID: quLGBrBH)
「!!」
ドォンッ
『…今回はこの程度にしましょう。さすがにマスターもいない状況ですから、そろそろきついですもの』
フゥッ—
『でも覚えておいて。必ずあなた方のローザミスティカを奪い…アリスへと孵化するんですから。
さようなら』
「蜜柑…。」
棗がつぶやいた。
そう、とても悲しげに———。
『……ごめんね、棗…。』
「銀薔薇。そろそろ休みましょう。」
『キラキショウ…。』
「……休みましょう」
『薔薇水晶…。そうね、おやすみなさい!!』
「「おやすみ」」
バタンッ。
カバンの中は安心だった。
暗くて、誰もうつさないから。
『……お父様。』
愛しいお父様
貴方が手に入るなら———
ポロッ
『あれ?』
涙が出てくる。
棗を想い浮かべた途端に。
『うっ…うぐっ、なつ・・め…』
夜が明けると同時に、少しずつ涙も引いていく。
カポッ
『おはよー。薔薇水晶!キラキショウ!』
カポッ
「おはよう、銀薔薇」
カパポッ
「…おはよう」
『さすがにマスターがいないと苦しいわね…。』
「私の苗床をおひとり、かしましょうか?」
『んー……』
クルクルピーン!!
蜜柑がひらめいた。
『誰かのマスターを騙せばいいのです。』
「………極悪」
『薔薇水晶!!』
極悪なんて言葉、可愛いあの子が使うだなんてΣ
『教えたの誰!!私の可愛い薔薇水晶に—ッ』
「………レズ。」
『んがっ』
—騒がしい一日は過ぎてゆく
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