二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 学園アリス —太陽と月—
- 日時: 2011/02/03 11:28
- 名前: 月光 ◆weCYFO6ZmQ (ID: quLGBrBH)
この小説ではオリキャラが主人公となります。
そこをご了承ください……。
*オリキャラ*
潜入時の名前:柿崎 めぐ
本当の名前:真城 葉月
クラス:危険能力系
アリス:全知全能のアリス(この世全てのアリスを使うことが可能)
タイプ:アリスを使うたびに寿命が縮まるタイプ
性格:学園にいるときは内心ウザったくとも明るくしている。
Zに居る時などはレオに忠実なクール少女。
備考:レオを「主様」と呼びとても慕っている。
レオの為なら何でもやるような少女だが、棗に惹かれていくうちにZを抜けたいと考えだす。
後は物語をどうぞー^^
お楽しみいただければ幸いです。
Page:1 2
- Re: 学園アリス —太陽と月— ( No.6 )
- 日時: 2011/02/03 21:09
- 名前: 月光 ◆weCYFO6ZmQ (ID: quLGBrBH)
あやのん様>ありがとございますッ!!!
第3話—主様—
自室に帰ると、置いてあったパソコンの画面が光っていた。
この光はきっと主様からの命令か報告メールだろう。
カチッ…。
“元気にやっているか?任務だ、学園のデータチップを盗んでこい。
ばれたら……分かっているだろう?”
データチップ、それは全組織が欲するもの。
時にそれは凶器となり、贄にもなってしまう。
『……この時間帯は、確か鳴海だったかな。』
瞬間移動のアリスを使い、すぐさま声フェロモンを使った。
「うっ!?…は、づ…きちゃ…」
『ご苦労サマ。教員しか知らないパスワード……ふふっ。
記憶は隠ぺいしてあげる』
ポゥウ
クラっとくる体を維持しながらも待ち合わせ場所へ向かい、レオにデータを渡した。
『ぬかりはありません。ここに結界もしいています、主様…お逃げを』
「あぁ。ご苦労だったな、光雫」
『いいえ、これしきのこと……。
主様、命ぜられていた黒猫の件ですが。』
「あぁ…」
『佐倉蜜柑同様に、間違いはないようです。』
「……ククッ…そうか」
主様の妖美な微笑……それを見ているだけで十分なのに。
今だけは、こんなことしたくないと思ってる。
—私、どうしたの?
『…それでは、失礼します。』
「あぁ。少し注意だよ、光雫。
—くれぐれも…学園にいれこみすぎないように…」
———ッ!?
『わ、私の……主様は、貴方だけ……です。
そ、その…誓いは今もこれからも…かわらないです』
「…そうだな。まぁ、裏切ったらただの欠陥品になるだけだし」
『は、い…』
—いつだって
心は…貴方様だけのもの—
- Re: 学園アリス —太陽と月— ( No.7 )
- 日時: 2011/02/03 21:30
- 名前: 月光 ◆weCYFO6ZmQ (ID: quLGBrBH)
第4話—姉妹たち—
『美亜ー、乃愛ー、翠、蒼!!』
「あっ葉月なのー」
飛びついてくる皆が可愛くて、きゅっと抱きしめた。
はたから見ればなつかれている光景。
—だけど今は状況が違う。
『…主様から伝言よ。
そろそろ時間ですって』
妖しい作戦会議なのだ…。
「「「「……分かった」」」」
「にしてもそろそろですかー。長かったですぅ!!」
「本当だね。僕も少し気疲れするよ」
「なのーっ」
「そうなのだわ…あ、蒼」
「ん?僕に用事?」
「ぜひともアールグレイを飲まない?」
意味不明な会話が繰り広げられる。
しかも普通に飲んでいるこの四人はただものじゃない。
『……後、7日…』
ふと空を見上げた。
空はこんなに蒼く
世界を、包む。
『殺されたのは……心だわ…』
- Re: 学園アリス —太陽と月— ( No.8 )
- 日時: 2011/02/03 22:03
- 名前: 月光 ◆weCYFO6ZmQ (ID: quLGBrBH)
第5話—夢か現か、現か夢か?—
「…あ、いたです!!レオが学園内に来たですよぉー」
あれから数日後、ついに行動を起こした。
棗やルカや蜜柑や蛍とはとても仲良くなっていた。
棗に惹かれた。
『……ついに、その時が…』
「ですなのですぅ。」
『ねぇ翠。貴方は、後悔しない?』
「…何言ってるです?翠は双子の蒼と一緒に、ずぅーっとこの時を待ち望んでいたのですから…」
『そうね。悪かったわ、サァ行きましょう』
—ザッ
校庭では戦いが繰り広げられていた。
「!!何でめぐがおるん!?」
「帰りなさいめぐ!」
「柿崎、ここは俺らに任せて」
「…帰れ」
そんな声が聞こえてくる。にやりと笑った。
ヒュウウ……
「いくですよーっ!!植物連鎖ぁあ!」
翠の声が聞こえる。
『……ねぇ。私ね、ずーっと学園が嫌いだったの』
「は?」
棗が頭にクエスチョンマークを浮かべた。
『(にこっ)』
「———///」
『だから、レオ様に忠誠を誓っているの。契りを結んでるの』
「うああああっ」
そんな声が聞こえた。…学園側は負傷している。
<バカンッ>
今の音は……うん、いいよね。
『さようなら黒猫。
—もう少し早くくたばっていれば……うふふ』
4人に合図を送り、アリスを使う。
夢のアリスだ。
『……今宵は…いいことがおきそうね』
- Re: 学園アリス —太陽と月— ( No.9 )
- 日時: 2011/02/04 13:25
- 名前: 月光 ◆weCYFO6ZmQ (ID: quLGBrBH)
第6話—今宵、闇への誘い—
—闇へ、夢へ
月夜の元で誓いましょう
今宵闇へと誘うと。—
「…ん?ここ、どこやああああ!!」
「落ちつきなさいバカ蜜柑。…学園じゃないようね」
「そうだね。俺らどこにいるんだろ」
「……ルカ、水玉、今井。
あれ見ろ」
4人が見た先にあったのは、大きな水色の水晶で出来た
お城——。
カツッ、コツ
足音が響いた。どうやらこの意味不明な世界は全て水晶で出来ているらしい。
『……ようこそ…皆さま…。
私たちの、始まりのお城へ』
「—めぐ!?」
『私の事は“光雫”とお呼びください。』
ここはいつだって夢が交差するところ
私たちの、始まりと終わりのお城。
「ここは夢の世界ですぅ。お前ら何ぞ一ひねりですよ」
「僕らの思い通りの世界なんだ」
「私たちはZに造られたお人形。こんな力を持っていてもおかしくないでしょう?」
「なのーっ」
Z—……
“狂乱人形”という言葉が似合うように生まれた私たち。
『貴方達はアリスよりも自由が欲しい。
私たちは自由よりもアリスが欲しい。
私たち、とっても仲良しになれそうだったのに……』
蜜柑は“母親との脱走”
蛍は“兄と家族ともう一度…”
ルカは“もう一度だけ非アリスとして棗たちと”
棗は…きっと“葵と家族と”
だけど私たちは…違う。
それぞれの想いは一緒。
“自由なんていらない…アリスで役に立ちたい”
『だからZ事件で柚香さんにアリスを盗らせようとしたのに。
テレパシーで伝えたでしょう?
こちらも無条件ではなかった。望みを叶えてあげると言った。』
「—あの時の声…お前か!」
『先に約束をたがえたのは、貴方がたのほう…。
私たちはとても哀しくなってしまいました。
だから…隠してしまったの…。
貴方がたの、大切な人たちを』
- Re: 学園アリス —太陽と月— ( No.10 )
- 日時: 2011/02/04 14:05
- 名前: 月光 ◆weCYFO6ZmQ (ID: quLGBrBH)
第7話—隠してしまった—
「なっ!?」
『柚香さん…葵ちゃん…じいちゃんと呼ばれたかた、家族などを。』
「返しなさい」
『どうして?約束をたがえたのは……あなた方なのに…』
「……何だか狂ってるな」
棗は唐突に呟いた。
すると、光雫はクスッ…と微笑をこぼす。
『あら。狂乱人形をご存じありますか…?』
「あぁ…裏で有名なッ…てまさか!?」
唐突な質問に棗は答え、焦りの表情で見つめた。
『狂乱人形は私たちドールズ。狂ったように人を殺す…』
するっ
服のそでをまくり、球体関節をみせた。
4人は驚いて口を開いている。
『始めましょうか、ゲームを』
カンッ、キンッ、ドゴオオン!!!
無効化がいるから勝ち目はないと思っているはず…むこうは。
甘い!!
『無効化をさらに無効化しちゃうアリス☆
無効化殺しのアリス、発動—!』
「さすが光雫なのーっ!!」
そう、こんなアリスだってあるんだから便利。
少し体…ダルいけど。
胸がドキドキする。…主様は、殺せと仰った。
生きて閉じ込めるくらいなら…構わないハズよ!!
あ、あれ?私…どうしっ…。
絶対人間。絶対命令。
—そう、おもっていたはずなのに…。
Page:1 2
この掲示板は過去ログ化されています。