二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ポケモン ラピスラズリ
日時: 2011/04/05 05:08
名前: 四季岬 (ID: /LylQYeE)
参照: http:/pokemonn

どうもはじめまして、四季岬といいます。
とりあえずは、軽く注意事項を説明したいと思います。

この、ポケモン・ラピスラズリは、僕のオリジナルです。既成のポケモンも出てきますが、一部のポケモン、技などは僕が考えたものです。しかし、どういうポケモンか、どういう技なのかは、そのときどきに説明させてもらいます。

バトル方式は、アニメ版を参考にしています。

読んだ方は、感想や要望などを言っていただければ嬉しいです。

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Re: ポケモン ラピスラズリ ( No.5 )
日時: 2011/04/05 05:14
名前: 四季岬 (ID: /LylQYeE)
参照: http:/pokemonn

4話 連勝

「出て来て、リアリー」
アオミはボールから青い蛇のようなポケモン、リアリーを出した。
「リアリーか……」
【リアリー・みずヘビポケモン
体の表面に膜を張り、乾燥を防いでいる。長い間陸上で生活していたため、海を泳ぐよりも陸を這う方が速い】
「ならこいつだ。出て来い、ミンクル!」
みずタイプのリアリーに対してはくさタイプのミンクルが有利なので、セオリー通りにポケモンを選んでみた。
「いくよミンクル、たいあたり」
「リアリー、避けて」
初撃のたいあたりがかわされるが、続けてはっぱカッターを撃たせる。しかしこれもかわされる。
「リアリー、みずでっぽう」
そう指示され、リアリーは口から水を発射する。
「ミンクル!」
みずでっぽうはミンクルに直撃した。みずタイプには抵抗力があるとはいえ、まだレベルは低い。今ので体力は結構減らされただろう。
「まだだミンクル、はっぱカッター!」
もう一度はっぱカッターを撃ち、今度は一発当たった。
「今だミンクル、たいあたり!」
二撃目のたいあたりも決まり、リアリーは戦闘不能になった。
「戻って、リアリー」
アオミはリアリーをボールに戻す。二体目のポケモンはなんだろうか。
「次はこの子よ、出てきて、クルミル」
次に出てきたのは、葉っぱのフードをかぶった、芋虫のようなポケモンだった。
【クルミル・さいほうポケモン
寝るときは葉っぱのフードで頭をすっぽりと覆って寝る。クルミルと頭を合わせたら、仲良くなった印だ】
「むし、くさタイプのポケモンか……戻れ、ミンクル」
僕は攻撃にも防御にも分が悪いミンクルを引っ込める。
「出て来い、ポチエナ」
代わりについさっきゲットしたポチエナを繰り出す。
「ポチエナ、頑張ってくれよ」
そう呼びかけるが、聞いているのかいないのか、ポチエナはボケーとしている。
「そのポチエナ、大丈夫?」
心配されてしまった。
気を取り直してバトル再開。
「クルミル、はっぱカッター」
「ポチエナ、ふいうち!」
ふいうちは条件付ではあるものの、相手から先制をとれる技。暢気なポチエナだが、意外と機敏だった。
「続けてかみつくだ!」
ポチエナが相手に向かっていく。それに対し、アオミはクルミルに指示を飛ばす。
「クルミル、むしくい」
クルミルはそう指示されるとポチエナに飛び掛った。わずかにポチエナのほうが速く、クルミルに噛み付くが、次の瞬間クルミルがポチエナに噛り付いた。
「ポチエナ!」
ポチエナは一撃でダウンした。でも、なんで……?
「あくタイプはむしタイプに弱いんだよ?知らなかった?」
そうだったのか……でも、残っているのもむしタイプに弱いミンクル。
「でも、やるしかない。出て来い、ミンクル!」
僕は再びミンクルを繰り出し、クルミルと向かい合う。
「ミンクル、はっぱカッター!」
「こっちもはっぱカッター」
お互いにはっぱカッターを放ち、お互いのはっぱカッターを相殺している。
「なら、たいあたりだ」
ミンクルのたいあたりはクルミルに決まったが
「クルミル、むしくい」
ミンクルはむしくいを受けた。かなりのダメージを負い、体力も残りわずかだ。
「どうすれば……?」
はっぱカッターやたいあたりじゃ、あのクルミルは倒せないだろう。攻撃を当てた直後にむしくいを受けてやられる。どうすればいいんだ。
「? ミンクル……?」
ミンクルが僕に何かを伝えているようだった。僕は最初意味が分からなかったが、すぐに理解した。
「分かった、お前を信じる。行け、ミンクル!」
ミンクルはクルミルに向かって走り出す。
「クルミル、むしくいで迎え撃つよ」
クルミルも迎撃体勢をとった。こっちが攻撃した後にすぐに反撃するつもりらしい。
でも、無駄だ。
「いっけえ、ミンクル!」
ミンクルは走り、クルミルの目の前に来ると、回転しながら跳躍した。
「たたきつける!」
ミンクルの尻尾は勢い良くクルミルの頭を叩きつけた。
「クルミル!?」
クルミルはダウンした。そして、僕とミンクルは、二連勝を喫した。

Re: ポケモン ラピスラズリ ( No.6 )
日時: 2011/04/05 05:15
名前: 四季岬 (ID: /LylQYeE)
参照: http:/pokemonn

5話 危惧

アオミとのバトルに勝利した僕は次の町、シバラタウンにやってきた。
「……だれだ、あれ?」
見るからに怪しい格好をした二人組が、街の路地裏でコソコソと喋っている。一人は男で、紺色の服にフードまでかぶっている。もう一人は女で、こちらも紺色の服にフードをかぶっている。
その二人組はコソコソした後、どこかへ走り去ってしまった。
「なんだったんだ……?」

怪しい二人組のことは忘れて、次の町に向かうための準備をすることにした。シバラタウンは小さい町で、目ぼしいものは何もないので、準備を済ませたらさっさと次の町へ向かおうと思った。
フレンドリィショップでキズぐすりなどを買って、町を出ようとしたとき、また怪しい二人組を見つけた。
「暗がりの穴を新たな拠点にするらしいぞ……」
「なら私たちも拠点作りの手伝いをしたほうがいいんじゃない……」
「そうだな、じゃあ行くか……」
怪しい二人が怪しい会話をした後、二人は暗がりの穴に向かって行った。
暗がりの穴とは、シバラタウンの外れにある小さな洞窟である。中は薄暗く野生のポケモンも出現するので、あまり人は立ち寄らない場所だ。
「……行ってみよう」
怪しい二人組のことが気になり、僕は暗がりの穴へと向かった。

「誰だ、お前」
暗がりの穴の入り口には、さっきの怪しい二人組と同じ格好をした男が立っていた。
「それはこっちが聞きたい。そんな怪しい格好をして、あなたたちは誰ですか?」
まあ、素直に教えてもらえるとは思わないが……
「俺たちはスペース団だ!」
簡単に教えてくれた。
「スペース団?」
「そうだスペース団だ。かっこいいだろう?」
「いえ、全く全然これっぽちも」
かっこいいではなく怪しいだよ。
「なんだと?お前、俺たちに喧嘩売ってんのか?」
やばい、なんかキレだした。
「いや、そういうわけでは……」
「うるせえ!」
怪しい男(スペース団)はいきなりポケモンを繰り出してきた。
「このポケモンは……?」
【サンド・ねずみポケモン
水気が嫌いで、乾燥した荒野などに住み着く。敵に襲われたら、一瞬で砂に潜ったり、体を丸めたりして身を守る】
「じめんタイプかあ……なら、出て来いミンクル」
僕はサンドに対してミンクルを繰り出す。
「行けサンド、ひっかくだ!」
ミンクルはサンドのひっかくを避けて反撃に移る。
「ミンクル、はっぱカッターだ」
サンドはミンクルのはっぱカッターの直撃を受け、ダウンした。
「何!?」
「さて、あなたたちは一体ここで何をしているのですか?」
怪しい男に問い詰める。すると
「くっ……これは、ダイナ様に報告せねば……」
そう言うと、穴の中に向かって猛ダッシュした。
「はあ……なんか面倒なことに巻き込まれた気がするけど、とりあえずは区切りがつくまでやりますか」
僕も暗がりの穴に向かって歩を進めた。

Re: ポケモン ラピスラズリ ( No.7 )
日時: 2011/04/05 12:22
名前: 四季岬 (ID: /LylQYeE)
参照: http:/pokemonn

6話 幹部

「うわ、結構暗いな」
僕はスペース団と名乗る怪しい男を追って、この暗がりの穴へやってきた。
「あれ?あそこだけ明るくなってる……」
暗がりの穴は小さな洞窟で、昔は奥の方で鉱石が採れていたらしい。その暗がりの穴の奥部が明るいのだ。
「光源は……あれか」
暗がりの穴の奥部は広くなっていて、そこに白い魚みたいなポケモンが何体か浮いている。
「あのポケモンは……?」
【シビシラス・でんきうおポケモン
群れで行動するポケモン。敵に襲われると、群れで協力して雷にも匹敵する電気を生み出す】
「シビシラスか、電気の力で発光してるんだな」
なかなか便利なポケモンだった。
「おい、お前」
突然声をかけられた。
「ここで何をしている?」
さっきの男と同じ紺色の怪しげな服を着ている。
「それはこっちの台詞だ。ここで何をしてるんですか?」
「お前には関係のないことだ」
「関係ないって……」
さっきあなたのお仲間を一人倒したんだから関係ないわけ……
「いいや、無関係ではない」
いきなり、怪しい男の後ろから、筋肉質で背が高いというより巨大といった風な男が現れた。
「ダ、ダイナ様……」
怪しい男は深々と頭を下げる。どうやらこの巨大な男は上司かなにからしい。
「このトレーナーは見張りを倒してここまで来た。つまり、我らスペース団と敵対するということだ」
この男もスペース団らしい。いわれてみれば、格好もよく似ている。地位が高い人は制服を改造しているようだ。
「おい、トレーナー。単身でここに乗り込んできた勇気を称し、今なら逃げ出すことを許すが?」
「断る」
即答した。
「……そうか。なら、このスペース団幹部、ダイナが危険因子である一トレーナーを排除する」
そう言って、スペース団幹部のダイナはボールからポケモンを出した。ボールから出てきたのは、コウモリのようなポケモンだ。
【ズバット・こうもりポケモン
超音波の反射により、どんなに暗い場所でも飛び回ることができる。そのため、口を塞がれると墜落する】
「ズバット、どく、ひこうタイプのポケモンだな」
そう言いつつ、僕はボールからポケモンを繰り出した。
「たのむぞ、ポチエナ」
くさタイプのミンクルでは、どく、ひこうタイプのズバットには相性が悪い。だからポチエナを出した。
「先攻はくれてやる。どっからでも来るがいい」
そう言われ、僕はポチエナに指示を出す。
「ポチエナ、かみつくだ!」
かくして、僕とスペース団幹部のバトルが始まった。

Re: ポケモン ラピスラズリ ( No.8 )
日時: 2011/04/05 13:51
名前: 四季岬 (ID: /LylQYeE)
参照: http:/pokemonn

7話 退治

「ズバット、きゅうけつ!」
ポチエナのかみつくが決まったすぐ後に、ズバットがきゅうけつしてきた。きゅうけつは攻撃しつつ体力を回復する技。そのうえむしタイプなので相性が悪い、だが
「きゅうけつは威力が低いから、たいしたダメージじゃない」
「ならこれでどうだ、つばさでうつ!」
「ふいうちだ!」
ズバットがこちらに向かってくるのに対し、ふいうちで迎撃する。
「ちっ……戻れズバット」
これでダイナの手持ちはあと一体。なにを出すのか……?
「出て来い、サンドパン!」
ダイナの二体目のポケモンはサンドパン。じめんタイプなら、ミンクルの出番だ。
「戻れポチエナ。出て来い、ミンクル」
ポチエナを戻し、ミンクルを出す。
「ミンクル、はっぱカッターだ!」
ミンクルは尻尾から無数の葉っぱを飛ばす。これが当たれば、かなりのダメージになるはずだ。
「ふん、サンドパン、まもるだ」
突如サンドパンの正面に防御壁が現れ、はっぱカッターを防ぐ。
「すなじごく!」
そう指示した瞬間、ミンクルの足元が流砂のように渦巻いた。
「な!?これは……!?」
「すなじごくだ。それで交代はおろか、動くこともできんだろう」
どうやらそのようで、ミンクルは動けず、交代しようにもボールに戻せない。
「サンドパン、れんぞくぎりだ」
サンドパンがこちらに向かって走り出し、爪で切り裂くが、ミンクルの受けたダメージは大したこと無いようだ。
「全然効いてない……?れんぞくぎりはむしタイプなのに……?」
「効かないかどうかそのうち分かる。サンドパン、れんぞくぎり」
続けてサンドパンがミンクルを切り裂くが、やはり大したダメージは受けなかった。
3度目、4度目あたりのれんぞくぎりで、ようやく分かった。
「ダメージが、増えてる……!?」
「その通りだ。れんぞくぎりは攻撃を積めば積むほど威力が上がる。とどめだ、れんぞくぎり!」
7回目のれんぞくぎりがヒットし、ミンクルはダウンした。
「ミンクル!」
戦闘不能になったミンクルを戻し、ポチエナを繰り出す。
「ポチエナ、頑張ってくれよ」
相変わらず暢気なポチエナは、こっちの話を聞いているのかいないのか。
「随分ととぼけたポチエナだな。サンドパン、すなじごく」
「ポチエナ、ふいうちだ!」
ふいうちによって先制を取り、サンドパンを攻撃するも、防御の高いサンドパンに決定打は与えられなかった。
「ふん、小賢しい。れんぞくぎりだ!」
サンドパンの爪がポチエナを掠る、ダメージはそんなにないが、れんぞくぎりの効果で、威力が上がっていく。
「くっ、どうすれば……」
れんぞくぎりも脅威だが、すなじごくと組み合わされるのがなによりも怖い。
ん?……砂……?
そうだ。
「ポチエナ、かみつくだ!」
僕は一つ作戦を思いつき、ポチエナを走らせる。
「ふん、無駄な足掻きを。れんぞくぎりで迎え撃て!」
サンドパンも走り、れんぞくぎりの構えをとる。
今だ。
「ポチエナ、すなかけ!」
そう指示されると、ポチエナは足元の砂を蹴り上げ、サンドパンに吹っかける。
「な!?くそっ!」
すなかけによって、前が見えなくなったサンドパンのれんぞくぎりはもう当たらない。
「ポチエナ、かみつくだ!」
ポチエナはサンドパンの急所を噛み付き、そのままダウンさせた。
「やったあ!ポチエナ!」
僕は大いに喜んだが、ポチエナはマイペースにボケーとしていた。

Re: ポケモン ラピスラズリ ( No.9 )
日時: 2011/04/05 15:17
名前: 四季岬 (ID: /LylQYeE)
参照: http:/pokemonn

8話 ユリスシティジム戦 前編

スペース団幹部ダイナとの勝負に勝利した僕は、次の町、ユリスシティにやってきた。
「やっと着いた、ユリスシティ……」
このユリスシティにはジムがある。僕にとって、最初のジム戦になるのだ。
「さてジムは……ここか」
結構近くにあった。
「失礼します……」
少し違うような気もするが、とりあえずそう言ってジムに入る。
「…………」
ジムの中にはバトルフィールドや照明など、必要最低限のものしかなかった。
「あ、ジム戦希望の方ですか?」
今まで何か作業をしていたのか、工具を持って階段から誰か降りてきた。
「あ、はい。あなたはジムリーダーですか?」
「はい。名をユリといいます」
ややピンク色の髪の人、ユリさんはそう名乗った。
「じゃあ早速、ジム戦お願いします」
「はい、喜んで」

「出てきてください、ポンポコ」
ユリさんが初めに出したのは、頭に葉っぱを乗っけたタヌキのようなポケモンだった。
【ポンポコ・こだぬきポケモン
人を驚かすのが大好きで、いつも通りがかるトレーナーを驚かそうとするが、誰も驚かない】
「ポンポコ、ノーマルタイプか。なら手始めに、出て来い、ポチエナ!」
ポチエナ対ポンポコの試合が始まった。

「ポンポコ、たいあたりです」
「ポチエナ、ふいうちだ!」
ポンポコのたいあたりよりも速くポチエナのふいうちが決まった。
「やりますね……ならこれです。ポンポコ、パワーテイル!」
ポンポコの尻尾が光り、ポチエナに勢い良く当てる。
「ポチエナ!」
結構な威力だった。次食らったらやばい。
「怯むなポチエナ、かみつく!」
ポチエナは走り出し、ポンポコに噛みつく。
「ポンポコ、大丈夫ですか!?」
どうやらポンポコは、今のかみつくでダウンしたようだ。
「戻ってください、ポンポコ。では、次はこの子です。出てきてください、バケムジナ!」
次に現れたのは、さっきのポンポコに似た、ムジナのようなポケモンだった。
【バケムジナ・いんきょポケモン ポンポコの進化系
暗い森に住み着き、ひっそりと暮らすポケモン。大勢の人やポケモンに囲まれると逃げ出す】
「バケムジナ、ポンポコの進化系か」
それなら、このままポチエナで行かせてもらおう。
「ポチエナ、かみつく!」
ポチエナはバケムジナに向かっていくが
「バケムジナ、あなをほるです!」
バケムジナは穴に潜ってしまい、かわされた。
「どこ行ったんだ?」
周りを見渡すが、穴に潜っているバケムジナが見つかるわけもなく
「ポチエナ!」
あなをほるがポチエナにヒットし、ダウンした。
「さあ、これで一対一です」
最初のジム戦は、厳しい戦いとなった。


すっかり忘却していましたが、小説を書くならあとがきみたいなのも書いたほうがいいかなと思い、書きました。最初は「これからあとがきを書きます、とだけ伝えて、さっさと退散させていたただきます。


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