二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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VOCALOID SONG NOVEL
日時: 2012/02/13 18:19
名前: ジョー (ID: HTIJ/iaZ)

これは「歌の物語」












どうも。ジョーです。
久しぶりにカキコで小説を書いてみようと思います。
更新は遅いし、駄文になるとは思いますが、よろしければ、暖かい目で見てください。
そして、ネット上でのマナーは守ってください。



自分なりに解釈して書いています。皆さまのイメージと違うところがあると思いますがそこはご了承ください。


—song—

Notebook  >>3

星を渡る鳥

カゲロウデイズ

ヘッドフォンアクター

繰り返し一粒




—page—

Notebook
星を渡る鳥
カゲロウデイズ
ヘッドフォンアクター
繰り返し一粒


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Re: VOCALOID SONG NOVEL ( No.1 )
日時: 2012/02/12 21:13
名前: ジョー (ID: HTIJ/iaZ)



「Notebook」

     prologue




今から結構前。本当に偶々、君と一緒に海岸に行った日だった。


君が拾った、色褪せた、古びた紙の束。

なんとなく君が開いたその紙の束にはびっしりと文字が敷き詰められていた。


こんな人と出会い、こうなる。




そこにあったのは事細かな、「未来」だった。




そして、そこに書かれた未来が、現実になったときから、


君は——



                            上手く笑えなくなった。





Re: VOCALOID SONG NOVEL ( No.2 )
日時: 2012/02/12 21:51
名前: ジョー (ID: HTIJ/iaZ)

「Notebook」

      裁縫と刺し傷





昔から、君が好きだった裁縫。下手でも好きだから、そう言って君はいつも練習していた。眉間にしわを寄せながら、必死に針や布と格闘する君が、僕は大好きだった。

いつもあった指の刺し傷。深いもの、浅いもの、古いもの、新しいもの、痛々しいものもあった。


「今ね、頑張ってぬいぐるみ作ってるの!」
「何のぬいぐるみ?」
「くまだよ!」

誇らしげにそう言った君が作ったVサイン。その指にも刺し傷があった。勲章のように掲げられたその指は、その努力を、頑張りを象徴していた。痛々しくも、優しい指。僕の大好きな指。


頑張って、気がつけば口からこぼれた言葉はそれだった。





そんな日から数日。君は、予言書を拾った。
予言書の一番初めに書いてあったのは


『帰り道に近所のおばあさんから林檎を貰う』



ホントになったらすごいな、なんていいながら歩いていた。海岸の海風に当たっていたせいで、街にきたときに酷く暖かく感じたのをよく覚えている。

冷え切った手に息を吐きかけて温めていると、通りすがりに仲のいいおばあちゃんから、真っ赤な林檎を貰った。

真っ赤な、真っ赤な林檎。美味しそうだなと思いつつ手渡されたそれを受け取ったときにハッと予言書のことを思い出した。


『帰り道に近所のおばあさんから林檎を貰う』


驚いて君の横顔を見ると、君はきらきらとした顔で林檎を受け取っていた。星の輝きにも似ている、ぴかぴかの、晴れやかな笑顔。希望と嬉しさに満ち満ちていた。なんとなく、裁縫をしている時の笑顔よりも輝いているような気がして、少し悲しくなった。


「凄い!凄いよこれ!本物かもよ!」

はしゃぎながら、予言書を掲げた。数日前に掲げられたあの指のように、誇らしそうに。

でも、僕はどうしても、その予言書を見て言葉を発することができなかった。いや、もしかしたら発したくなかったのかもしれない。

凄い、とは思った。ただ、どうしても、少し怖かったから。



その怖さは、少しずつ大きくなっていった。

Re: VOCALOID SONG NOVEL ( No.3 )
日時: 2012/02/13 18:18
名前: ジョー (ID: HTIJ/iaZ)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=ix53LalS8yI



原作様を紹介。

buzzG様の素晴らしい曲です。



「Notebook」

Music & Lyrics : buzzG様

Illustration & Movie : モゲラッタ様

Vocal : GUMI



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