二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: REBORN 開闢の大空へ 久々更新,コメ求む!! ( No.12 )
- 日時: 2010/02/13 20:37
- 名前: 秋空 (ID: WlsPDN8U)
- 参照:
- 志筑へ 
 すげぇ元気ですねぇ(笑
 私は少し気圧され気味だ……
 まァ,頑張るのだよ♪
 REBORN 開闢の大空へ 第十七話「闇に巣食う魔物 Part2」
 コツン___コツン___コツン___
 足音が近付いてくる。
 自然とフラン達の緊張感が上がっていく。
 どの様な大男なのか達人なのか......今まで気配を感じさせなかった奴。
 コツン___智「やァ___久しいな雲雀君?」
 雲雀「君は——————誰だい?」
 コケー___フォール「貴方,何で私のほうは見ないんですか?」
 智「強い奴の方が好きだ…ってか,忘れたのかい?」
 雲雀「一週間以上会わない奴は生憎と忘れるんだ___記憶から消される」
 智「素晴らしい。素晴らしく面白いなお前...脳みそ調べてやろうか?」
 雲雀「ゴメンだね」
 現れた男,小柄で黒髪黒目の男…少し前ヴァリアーをピンチのどん底に落とした男。
 イグランティカ霧の守護者血霧智だ。
 それを雲雀は本当に忘れたという。事実,頭の片隅にも智の記憶は雲雀には無い。
 雲雀にとって血霧智級の猛者もその程度なのだ。
 フラン「気を緩めないで下さい…既に幻術が発動しています。」
 〜♪〜〜〜♪♪〜〜♪〜♪〜〜♪〜〜〜♪♪〜〜
 突然響く音楽。
 頭がぐら付く。
 智「音楽は好きか?」
 雲雀「わぉ,仔猫ちゃんかい?」
 智「残念,子犬だよ」
 猫踏んじゃったの音楽と同時に突然空間が湾曲しパイプオルガンを悠然と弾く
 智の姿が現れた。
 悠然と,綺麗な手付きでまるでプロの様な……その様にフランは見惚れる。
 瞬間,空間を斬り裂き何百もの小さな然し,獰猛そうな犬が現れ飛び掛ってくる。
 ガブッ...智「悪いが___一番強い君からサボテンになって貰うよ」
 ボタボタ___雲雀「サボテン?赤い薔薇の間違いじゃ無いのかい?」
 智「う〜ん,分んないや……」
 ___兎に角死んデ♪
 ガブッ___ガブッ___ガブッ___
 バチャバチャバチャバチャ___フラン「雲雀さん!?」
 幾匹の子犬の牙が雲雀に減り込み血が噴出する。
 地面は滴る血で染まる。
 如何に幻覚とは言え痛みはある。
 リアルな痛みだ。本当に血は出ていないとしてもあれ程の痛みなら人は死ぬ。
 <まサか___雲雀恭也ガ死ぬノ?>
 2人は呆然とした。
 然し___
 雲雀「詰らないね。いや,下らない…あの十年後の世界の騎士や骸と比べれば子供騙しさ」
 ドッ___智「なっ?」
 智は全く何も無かったかのようにケロッと立っている雲雀に驚き口をあける。
 瞬間___雲雀が跳躍する。
 たった,一跳躍で智との距離を詰める。
 雲雀「君は———油断しすぎ_____」
 ドゴォ!!!
 智「カハァ___!!」
 ドザァ___智が吹飛び地面に叩きつけられる。
 雲雀は解けた幻影を確認し追撃をする。
 智は強靭なタフネスで立ち上がり雲雀の攻撃をかわす。
 智「強いな___猪みたいな猛攻だ。しかし,猪は変則的じゃない。いや,君も___」
 フッ___雲雀「猪よりは変則的な積りさ」
 雲雀の猪突猛進な振りをした攻撃をかわしながら智は挑発とも取れる台詞を言う。
 智自身は挑発の積りは無いが___そんな智の攻撃苛立ち雲雀はフェイントを入れる。
 天才的な変則的フェイント___智は釣られて顔を地面に近付かせカウンターを喰らう。
 フォール「凄い___凄い凄い!!」
 ウズウズ...フラン「フォールさん_____?」
 フォール「雲雀恭也…僕にもやらせて!!」
 フォールは飛び散る血を子供の様なキラキラとした目で見る。
 そして,ついに我慢できなくなったのか雲雀に懇願するように言う。
 雲雀は動きを止める事無く答える。
 雲雀「良いよ___君も戦いが好きそうだ———」
 「鬱憤も溜ってるだろう」と付け足し彼は戦線を引く。
 フラン『ホワット?あの雲雀恭也が___敵を譲った!?同族__だかラ?』
 雲雀「彼女の強さに興味がある」
 雲雀は不思議がる少年フランにそう言った。
 フランは心の底から雲雀は雲雀なのだと思った。
 智「くっ,逃げるか雲雀…恭也!!?」
 フォール「あの殿方は唯,女の我侭を聞いただけだわ」
 智「___そうか,生贄を捧げるのか」
 フォール「僕は弱くない」
 フォールは馬鹿にしきった表情の智にそう告げた。
 ________________
 一方,ベルフェゴール及び,ルメルーとルッスーリアの組は___
 ガキィン…ルメルー「硬いな。恐竜の肉ってのは斬った事がねぇがこんなに硬いのか?」
 ザクロ「馬鹿が!俺が特別なのさ!!」
 ドドドドドド...ベルフェゴール「ナイフの雨だ。鱗の隙間に刺さるかな?」
 ___ボタボタ…ベルフェゴール「刺さった♪血の色も赤いみたいだな。
 恐竜って言うと貧血で血が青いイメージだぜ?」
 にやりと笑みを浮かべて余裕綽々のベルフェゴールだ。
 いかに強力な装甲といえど稼動部分や鱗の隙間はある。それを理解した。
 そして,血が出ると言う事は死ぬと言う事だ。
 死の無い戦いなどつまらないと思うベルフェゴールにとっては最高のスパイスだ。
 ルッスーリア「ふふっ,勝てるつもりで居たみたいだけど生殺しね?」
 ザクロ「ふん,この程度の損傷___太古の生命力で直ぐ再生だ」
 ズズズズズッ___ルメルー「だが,此方が有利だ」
 ルッスーリア「そうね。ダメージを与えるにはこちらが有利。
 そして,こっちには回復のエキスパートのあたしが居るんだから♪」
 そう,完全にルメルーたちが有利だ。
 リアル六弔花のなかでは少し鈍重なザクロの攻撃をスピードの高いルメルー達は幻惑できる。
 攻撃は多少だがダメージを与えられる。ルッスーリアのボックス兵器でダメージは無い。
 だが,ザクロは笑う。
 ニタァ___フッ…フハハハハハハハハハハハハハハハハハアァァァ———————
 ベルフェゴール「何がそんな可笑しいんだ?こっちが有利だぜ?
 こっちはメインボックス兵器出してねぇのが2人も居るしな…」
 ルメルー「寒さで頭がやられたか?修行が足りねぇ」
 ルメルーとベルフェゴールは毒づく様に言った。
 ザクロ「1人で来ると思ったのか?だからてめぇらは死ぬんだ」
 ボゴォ…ルッスーリア「何!?」
 突然,雪の下から刃が襲う。
 ルッスーリアを一突きする。
 回復と言う戦いの要であるルッスーリアの太陽孔雀は自らの回復は,
 1人に限定してやらなくてはならないと言うルールが有る。
 詰り彼がやられるとこの三組は一気に振りになる。
 ルメルー「マジか___誰が?」
 ザクロ「だ———レだろうな?」
 ズゥン!!!
 ドッドッドッドッド___ルッスーリア「あっ…ガハァ」
 腹から腸を出しながら止まらない血で雪を染めてルッスーリアは命を閉じた。
 それを見ていよいよピンチだと2人は思う。
 吹雪の中,ルッスーリアを刺した正体が現れる。
 シルバニア「茶番劇はそろそろ終ろうか」
 ザクロ「観戦し過ぎだ」
 シルバニア「お前演技旨すぎるんだよ」
 マフィアなら誰もが知っている男が其処には立っていた。
 ベルフェゴール「やれやれ———冗談だろう?」
 この寒さによる幻覚ならどれ程良いかとベルフェゴールは思った。
 END
 NEXT⇒第十八話「闇に巣食う魔物 Part3」
 〜ちょっとじゃれ合い〜
 了平「極限に出番はまだかぁ!?」
 ラル「まさか忘れられてる?」
 ディアブロ「有り得るな…我等が主なら」
 了平「おい!秋空!!極限に信頼されていないぞ!!それでも良いのか!?」
 秋空「___次回出るから!!ちょっと待って(涙」
 ラル「出せよ___出さねば俺の存在を皆が忘れてしまう」
 ディアブロ「それ言うなよ———俺,空気なんだから(涙」
