二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 恋心 【学園アリス】 ( No.2 )
- 日時: 2010/02/05 20:15
- 名前: ☆優羅☆ ◆dYYaiRrq$S (ID: TEtEJYHD)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14130
- 第一話 
 私の名前は達瀬 亜柚梨。
 私は“アリス”という不思議な能力を持った特別な天才しか入れない究極の一芸入学学校“アリス学園”という学校に通っている。
 ここはとても厳しくて、入学したらたとえ親でもなかなか連絡がとれないんだ。
 私のアリスは宝石。
 いろんなもの(手から出すことも出来る)を宝石に変えることが出来るアリス。
 案外、見つかりにくいアリスなんだけど私は8歳でここに入った。
 (ちなみに今は11歳で初等部B組です。)
 だから、親と離れるのは凄く寂しかった。
 でも、友達が居るから平気なんだ。この学校にはそんな子いっぱい居るしね!!
 ……ってこんなこと言ってる間に……遅刻しちゃう!!
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 結局……遅刻しちゃったよ〜……
 し・か・も!!よりによって……じんじん(神野先生)の授業で……
 「ほ〜!!いい度胸だな〜!!達瀬 亜柚梨!!え??俺の授業に遅刻とは!!」
 じんじん怒ってるよ〜……
 じんじんは怖くて厳しい先生で雷のアリスの持ち主。
 その名の通り、雷を生み出すことが出来る。
 じんじんがいっつも持ってるステッキ(?)はバチバチ光を放っている。
 「おい!!なんか言え!!」
 じんじんが私にステッキを近づけてきた……
 バチバチバチッッ!!!
 「ぎゃああぁぁぁぁぁぁぁ!!」
 激しい音とともに私は叫び声を上げ吹っ飛んだ。
 服はボロボロだ。
 うぅっ……いたぁい……
 「お前は今日の放課後、罰則として“ゴミ箱ゲロ掃除”でもしてこい!!」
 じんじんはそう言ってサッサと教室を出て行った。
 げっっっ!!ゴ、ゴミ箱ゲロ掃除……
 “ゴミ箱ゲロ掃除”とは……アリス学園のゴミ箱は職人アリスによって作られた
 特殊なゴミ箱で、ゴミ箱は食べたゴミを勝手に電子分解して肥料やリサイクル素材に還元し、
 ゴミ箱が吐いたものを『ゲロ』といいとてもくさい。
 しかも、ゴミ箱達はゴミを食べさせられるのとても嫌うから人間を見ると逃げる。
 ヤダなぁ〜……あれ疲れるんだよ……
 「亜柚梨ちゃん!!大丈夫かいな!!」
 そう言って私の体を起こしてくれたのは、佐倉 蜜柑。
 無効化のアリスの持ち主。
 無効化のアリスとは、相手の攻撃(アリス)を跳ね返すことができ、自分はもちろん、人を守ることもできる。
 「う、うん……ありがと……蜜柑……」
 「そんな……ええよ〜!!それより……“ゴミ箱ゲロ掃除”やるんやろ??うちも手伝うわ〜!!」
 蜜柑はニコッと笑って言った。
 「私も……ゴミ箱一つにつき1000円払ってくれるならやってもいいわよ……」
 私の後ろから現れたこの子は今井 蛍。
 発明のアリスの持ち主。
 不思議な力によってアイディアをメカ内に宿らせ、不思議なメカを作り出すことが出来る。
 (ただし、メカの性能はそのときの気分や好みによってムラがある。)
 凄く天才で世界各国の大富豪や企業から人気が高い。でも、がめつくて口が悪い……
 「…………」
 私は困って黙っていた。
 「も、もぅ……蛍は〜〜!!亜柚梨ちゃん困っとるやろ〜!!」
 蜜柑は蛍をボカボカ叩いた。
 すると……
 バカンッッ!!!
 凄い音がして、蜜柑が吹っ飛んだ。
 この音は、蛍の発明品。バカン砲。
 このメカはバカとかアホとか見苦しい物を見つけると、蛍の意思は関係なく標準を合わせて発射する(らしい……)。
 蜜柑はよくこれに撃たれている。
 ……なので、蜜柑の立ち上がりはとても速い。
 「蛍!!何も撃つことないやんか〜!!」
 蜜柑は泣きながら蛍の横で騒いでいる。
 「……煩いのよ!!このバカ、アホ、カスが!!」
 蛍はもの凄くキレている。
 あぁ……蛍……怖い……
 まぁ、こんな二人ですが、とても仲がよくいつも二人(私を含めて三人)でいます。
