PR
 
二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: BLEACH 零を背負う者 ( No.5 )
- 日時: 2009/12/05 15:24
- 名前: 湯山 アヤカ (ID: VTrHJ6VV)
- 5 零番隊の秘密4 
 珠 視点
 十二番隊に着くと、まずそこの副隊長のネムに
 会った。
 「泉様・・・、おはようございます」
 ネムは俺を見ると、礼儀正しくあいさつを、して
 くれた。
 「あぁ、涅隊長はいるか?」
 「はい、奥の方にいらっしゃいます・・・」
 ネムに礼を言うと、あたしは奥へと入っていった。
 本っ当・・・、いつ来ても気味の悪い所ね・・・
 あっ、涅隊長だ。
 「よっ、涅隊長」
 呼ぶと、隊長は顔を上げて、こちらを見た。
 「なんだ、また君かネ。今日は、なんの用だい。」
 「いやぁ〜、実はまたコンタクトが、壊れて
 しまったんだよ」
 涅隊長は、「またかネ・・・」と言って、箱の中を探り始めた。
 実は、あのコンタクトを付けると、目がキリッと
 して、男っぽく見えるんだよねぇ〜。
 どういう仕組みかは、知らないけどね。
 「あったヨ。まったく、君も正体を偽るのをやめたらどうかネ」
 「だめだ、掟を反する事になる」
 「たとえ、君が掟を破って、正体をバラしても、
 四十六室は何の文句は言えないヨ。君程の隊長は、
 今までいなかったからネ」
 その言葉に、あたしは苛立ちを覚えた。
 この人は、何も知らないくせに、あたしが今
 どういう状況であるのかを。
 「いいか、涅隊長。護廷隊の中で本当の俺を知っているのは、あんたとネム、二番隊の砕蜂、そして総隊長だけだ。総隊長と隠密機動の砕蜂が知ってしまう
 のは、仕方ない。だが、あんたにバレてしまうのは、予想外だった。四十六室と直接かかわりがないあんたは知らない・・・俺がどういう状況であるのを。」
 あたしはコンタクトを付けると、隊舎に戻ろうと、立ち上がった。
 「頼むから、もう二度と俺の心を掻き乱すのは、
 やめてくれ・・・」
 PR
 
 
 
