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ep21

肝試しが終わり、祭りの最大のポイント、花火の時間がせまってきた。

沙姫「もうちょっとで花火だね♪」

手には、さっき買った綿飴が握られていた。

円堂「沙姫・・・食べすぎじゃないのか？」

沙姫「大丈夫！ちゃんと食べてるから！」

豪炎寺「・・・意味分かってないな」

その時、放送が入った。

放送「皆さん、ただいまより花火の打ち上げを開始します。」

吹雪「始まるね・・・沙姫、僕と見よう」

アフロディ「いや、僕とだ」

円堂「おいおい、さっきのペアでいいじゃないか！！」

吹雪&アフロディ「えー・・・」






川沿いの草原に座る、沙姫と豪炎寺。

１発目の花火が打ちあがる。

沙姫「・・・きれい・・・」

豪炎寺「なあ、沙姫」

沙姫「なに？」

豪炎寺「おれ・・・沙姫のことが・・・好きなんだ」

顔を赤くして話す豪炎寺。

沙姫は、いきなりの告白にびっくりして固まっていた。

豪炎寺「木戸川清修の頃から・・・ずっと好きだったんだ」

沙姫「・・・ぷっ。可愛い」

沙姫がふきだす。

豪炎寺「なっ・・・」

豪炎寺は、赤くなった顔をさらに赤くした。

沙姫「豪炎寺君が赤い顔してるの、初めて見た」

豪炎寺「沙姫・・・」

沙姫は、微笑んだ。

沙姫「私も好きだよ・・・大好き」




２人を祝うかのように、大きい、しだれ花火があがった。