二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: リボ×オリキャラ ( No.8 )
- 日時: 2010/01/03 12:14
- 名前: †アプリコット† (ID: 66DLVFTN)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14755
- 過去編 
 「ハァ・・ハァ・・。」
 ここはイタリアの街道。
 行く先も無く、ただがむしゃらに走って辿り着いた場所___。
 「お母さん、今日はクリスマスなんでしょ?しかもホワイトクリスマス!!」
 雪が降って来る頭上を見る。
 確かにホワイトクリスマス。
 「そうよ。プレゼントもちゃんと用意してあるわ^^」
 「やったぁ!!」
 フン、親と仲がいい子供か。さぞかし幸せな事だろう。
 「皮肉な物ね。こんなのいやだからこっちの道通ったというのに。疲れて休んだ家がこんな家族だったなんて。」
 壁によっかかりうずくまる。
 まったく。どこの家もそうなのだろうか?
 「見ィつけた。バカね。こんな雪の日なんだから足跡残るに決まってるじゃない。さっさと帰るわよ。いろいろ、あるでしょ??」
 「黙れ、この腐れババァ。」
 嘲笑を嘲笑で返す。
 「まぁ、最近口が達者なようね。」
 手を振り上げるのを横目にあの力を発動させる。
 「フッ、使い方を知ったようね。」
 「煩い。黙っとけ短絡思考。」
 「でも、貴方はまだその力をコントロールできないみたいね。飛び道具には適わないでしょう?」
 そう言ってポケットから取り出したのは銃。
 「っ!?」
 「ウフフ。ここで死ぬのと家に帰るのとどっちがいいのかしら?」
 「ここで死ぬ方がいいんじゃないの?殺し屋。」
 「ヤダ。私はあの人とは違うのよ?マフィアなんかと一緒にしないで。」
 「なにをほざいてるんだか。アンタより父の方が何億倍もマシ。」
 「フフフ、言うわね。フフフ、アハハハハ!!」
 高笑いをすると再び銃口をこちらに向ける。
 「死になさい。」
 「貴方が。」
 ブシュッ
 白い雪の上に赤い液体が零れる。
 「死んだか?」
 「クフフ、殺してはいませんよ。急所は多分はずしましたから。それより大丈夫ですか?顔色が悪いようですが?」
 何?この男。
 「僕は六道 骸です。僕は君の5つ程上です。・・立てますか?」
 手を差し出す骸。
 ビクッ
 「触らないで!!」
 「おや?僕が怖いのですか?」
 「(フルフル)。」
 頭を横に振って否定を表す。
 「その割には震えているようですが?」
 「気の・・せい。」
 「あの、本当に大丈夫ですか?・・・・あ。
 もしかして人との接触を怖がっているのですか?」
 「・・・・。」
 「可哀想ですね。こんなに怯えて。」
 「寒いだけ。」
 「そうですか。なら温めてあげます。」
 首に腕が回され骸の体温が伝わる。
 「温かい・・?」
 「何言ってるんです?温かくて当然でしょう。」
 「そう・・なんだ。こういうの、初めてだったから//」
 頬に涙が伝う。
 「え、ちょ・・ごめんな「ありがとう。」・・はい?」
 「ありがとう。」
 ぎこちなく笑う。
 そんな彼女を愛おしく、大事に思い抱き締める。
 「僕と、一緒に来て下さい。」
 「?」
 「大丈夫です。寂しい思いはさせませんから。」
 「わかった。」
 人間なんて信じれるようなもんじゃないけど、たまには信じてみようかな___??
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ひゃっほ〜、グッダグダだぁ〜〜!!
