二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケスペ第1章 *君と私の旅路* コメ禁止 ( No.10 )
- 日時: 2010/01/07 16:48
- 名前: 亜月 ◆LW1MLyeKg. (ID: 8Sk6sKy2)
- 参照: ホワイト・ブラック視点
- 9.ギャラドスと少女2 
 「助かったわ、ありがとね。……ええと、」
 「レッドだよ」
 「ホワイトです」
 私とレッドは女の子に自己紹介をする。
 女の子は右腕に怪我をしていたが、なんとか大丈夫そうだった。
 「しっかしこんな所に、こんなすげえポケモンがいるなんてビックリだぜ。野生のポケモンかなあ……」
 「……ギャラドスは水のポケモンよ。こんな所に生息していることはありえない……」
 ……確かに。
 見るかぎり、どう考えてもギャラドスは水に住むポケモンのはず……でも、どうしてこんな野原に?
 「そのギャラドスは野生のものじゃないわ。私のポケモンだったのよ」
 「ええ〜〜〜っ!?」
 「……!?」
 その子が言うには、そのギャラドスは1週間前に何者かに盗まれた。そして、帰ってきたときには……凶暴化していたという。
 そしてその暴れまわるギャラドスを追って自分の町からここまで来た……。
 「でも、よかったわ。あなたたちのおかげで暴走をくいとめることができたし……」
 「いいもんか!」
 「れ、レッド!?」
 「自分のポケモンがおかしくなって平気なのかよ! きっと、その盗んだ奴ってのが何かしやがったにちがいねえ!」
 レッドは……きっとギャラドスを凶暴化させた奴を恨んでいると思う。
 ……レッドは、自分の事を優先的に考えるが、人の事を考えることもよくある。
 だからレッドは優しい。そんな彼が好きなのかな……と思った矢先。
 「よーし、このオレ様がとっちめてやるぜ!」
 「ちょっ、ちょっとどこへ行くつもり?」
 あーあ、また調子乗っちゃったか……。
 私はものすごい大きくため息をつく。
 こうなるとレッドは頭の回転がおかしくなって、おかしな展開にさせてしまうこともしばしば。
 「どこって……あ、あれ? ……ところで悪い奴、どこ?」
 「知ってりゃ、もう行ってるわよ!」
 「……はぁ……」
 こんなレッドだけど、やっぱりレッドが居なきゃ私は一人で旅は出来ないんだろうなぁ……。
 —ブラック視点—
 現在、オレはハナダシティ。
 オレはとある人物と会っていた。それは……。
 「……お前がグリーンか?」
 「……なんの用だ?」
 トキワの森にいた、ヒトカゲ……いや、今はリザードの少年、グリーンといた。
 なんの話をしていたかというと……。
 「レッド?」
 「ああ。お前、ガルーラの赤ちゃんがどく状態なのを無視して捕獲をしようとして、それをレッドに邪魔されたんだろ?」
 オレは小馬鹿にするように、鼻でフフンと笑うと、グリーンはオレを睨みつけてきた。
 「オレは……おじいちゃんのために図鑑完成をさせなければならない。だから、手段は選ばない」
 「……ふーん」
 図鑑完成、か……。
 なんなら図鑑盗んどけばよかったなーとか少し思う。
 まぁ、ブルーも持ってないとか言ってたし別に良いけど。
 あいにくオレはそんな事している暇はないしな。
 別にどうでもいっか。
 「……なぁグリーン」
 「なんだ? お前もレッドみたいにどこまでもついてくるのか?」
 「違う違う!! ……実は……」
 「……そんな事かよ?」
 「頼む! どっか連れてく程度でいいからさ!!」
 「……ったく……まぁいいが」
 オレはグリーンに〝ある事〟をお願いして、グリーンは引き受けてくれた。
 ……グリーンは少し微妙な顔をしていたが。
 まぁ、これで……なんとか出来る!!
