二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケスペ第1章 *君と私の旅路* コメ禁止 ( No.11 )
- 日時: 2010/01/07 16:53
- 名前: 亜月 ◆LW1MLyeKg. (ID: 8Sk6sKy2)
- 参照: ホワイト・グリーン視点 youっぽく書いてみました
- 10.オツキミ山、そして同じころに。 
 時は過ぎてお月見山洞くつ内。
 私とレッド、そしてカスミの3人で洞くつの中を歩いていた。
 が……暗いため、レッドのピカチュウと私のカチュで明るくして歩いていた。
 ……少々ピカチュウはつーんとしているが。
 3人で喋りながら歩いていると、レッドが何かにぶつかった。
 レッドは岩にぶつかったと言っているが、岩に見えなくもない物体がなんだか違和感があった。
 あ、シャレじゃないよ。
 「!! レッド! それは岩じゃなくて……!!」
 ポケモンの……サイホーン。
 サイホーンは思い切り私たちを睨みつけてくる。
 すると今度はそのトレーナーらしき人が現れた。
 忍びのような服……だけど見たことがある。
 胸の赤いRのマーク、黒ずくめで、集団がその人の周りに集まってくる。
 この人……ロケット団員!?
 しかも……幹部か何か? ……ロケット団の下っ端が集まると言うことは。
 「おまえら、ロケット団だな!」
 「ホウ、我らの名前を知っているとは……何者だ?」
 その幹部っぽい忍びっぽい忍者っぽい……もう忍者でいいや。忍者は私たちをギロッと睨みつける。
 そしてレッドが勝負のたいせいに入る。ピカチュウと共に。
 レッド……負けないで!
 そして…………頑張って……!!
 —グリーン視点—
 ライトブルー……かつてオレの弟のような存在だった。
 いきなり現れ、そして気がついたらいなくなっていた……。
 ライト……。
 今、どこで、何をしているんだろうか?
 この空の続く場所にいるのか?
 ……そして、いつものように笑顔でいるのだろうか……。
 ……それだけを願い続ける。
 それにしても……ブラックはどうして奴を……?
 ……電話番号聞いたし、連絡してみるか……。
 「もしもし……」
 ≪グリーン? どうしたんだ?≫
 「お前に聞きたいことがある」
 電話ごしなので、相手からはオレの顔が見えないだろうが、もし、この場にいたら相手を……ブラックを、睨みつけていただろう。
 「……なぜおまえはライトブルーを……ライトの存在を知っている?」
 ≪……グリーン。誰にも伝えないと約束するなら教えてやる≫
 「……分かった」
 オレは少し冷や汗を流した。
 ……かつてオレは幼い頃、とある場所で修業を受けていた。
 そして長い長い修行が終わった後、しばらくして、いきなりオレの前に現れたのは……。
 ボロボロの服。あちこちから血を流している少年が家の前で倒れていた。
 ……ほっとけない状態であった。
 それが、オレとライトの出会いだった。
