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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: バトテニ‐見えない明日‐ ( No.3 )
- 日時: 2010/01/09 11:39
- 名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)
 【序章】 -始まり-
 あの日、まだ中学生だった私たちは、
 全国大会を終え、
 その勝利に溺れぬように、
 また、悔しさからはい上がれるように、
 合同強化合宿に出掛けた。
 
 全国大会で顔を合わせた、“戦友”達。
 一緒にたくさんのことを乗り越えてきた、“仲間”達。
 
 そんな戦友達と、大好きな仲間達と、
 大好きなテニスをしに行った。
 ・・・ただ、それだけ。
 それだけなのに。
 
 まだ、中学生だった私たち。
 まだ、子供だった、私たち。
 そんな私たちには残酷すぎる現実。
 信じられない、信じたくない。
 でも、信じなくてはいけない、現実。
 
 何故、あんなことになったのか。
 何故、大人達は私たちに、あんなことをさせたのか。
 何故・・・裏切ってしまったのか。
 
 
 
 あれから時が経ち、私は大人になった。
 でも、あの日抱いた疑問の答えは見つからない。
 大人になっても、私1人じゃ分からない。
 何も、分からない。
 
 
 ねェ、皆。
 生き残ったのは本当に、本当に・・・
 
 
 ——————私だけなの?
 
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