二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: *+改×24+* ●テニスの王子様 and テニスのお姫様○ ( No.364 )
- 日時: 2010/03/25 22:33
- 名前: うっさー ◆8.9xsVkhDE (ID: HnQQx7lG)
- 参照: ワタシトキミハチガウカラ。ダカラ、キミハワラッテイテヨ。
 *+第百六十八話+*
 「謝ったわけは言えないです。あれは、私の責任だから」
 私が悲しそうに言えば、不二先輩は首を振る。
 「大丈夫。それより、裕太と会ったのはいつも驚きがあったんだね」
 クスッと笑う不二先輩。それを、私は見つめていた。
 私が“篠鞍 零”って知ったら、どういう顔をするのかな。
 答えは何個もあるようで、無いような気もする。
 でも、この人は、半ば分かってたような表情になるのかもしれない。
 「ん?? どうかした??」
 不思議そうに不二先輩が言う。
 「いいえ。それより、不二先輩には私と唖李栖、どういう風に映りますか??」
 私が聞けば、不二先輩は少し考えて。
 そうだ、私は何を聞いているんだろう。
 だって、どうせ答えは同じなんだから。
 キイタッテ、イミハナイ————————————。
 「似てるようで、似てない。って感じかな。でも、裕太もそういうと思うよ」
 ニコッと不二先輩は笑って答える。
 何で、何で、何で。
 私の望んでいた“答え”を言ってくれるの。
 「あー… ちょ、やばいです。先輩は、酷いですねー」
 笑いながら言えば、不二先輩は不思議そうな顔。
 「ボクは思ったままを答えただけだよ。じゃぁ、こっちも聞いていいかな」
 ニコッと不二先輩は笑って言う。
 「何ですか??」
 私は少し首を傾けて、相手に向かって聞いた。
 「裕太のこと、どういう風に思ってるのかな、って思って」
 ニコッと相手が聞くものだから、私は一瞬、止まっちゃって。
 「な、な、ななななな何をー!?」
 ろ、呂律が回んない!! 先輩、いきなり何を聞くんですか!!
 「え、違うのかい?? 残念だな」
 不二先輩が言う。って、何。残念って。
 「残念って、どういう意味ですか」
 聞いた後、後悔する羽目になるなんて思ってもみなかった。
 「いや、ボクに義妹が出来るかなって思って」
 ニコッと平然と笑って言う不二先輩。
 「はいー?!?!」
 それしか言えないでしょ。
 ってかさ、誰かこの人を止めてくれー!!
