二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 好きだなんて言ってないからっ!【銀魂】 ( No.10 )
- 日時: 2010/03/10 22:16
- 名前: 夕詠 ◆NowzvQPzTI (ID: eH196KQL)
- 参照: http://id45.fm-p.jp/347/yuu0626/
- 【第二訓:シリアルより牛乳の方が好きですとかいっても本当はシリアルが好き】 
 ぐだぐだな前回から一日経って、次の日。
 あたしは眠い目をこすりながら自分の部屋で、総悟と土方さんと朝食を食べていた。
 「あれ?今日はシリアルなんですかィ?珍しいなァ」
 「あたしだって食べたいわけじゃないけど、作者が『この話はギャグあり、ラブあり、シリアスあり、シリアルあり(ぇw
 なカンジでやっていきますよ!!ハイ。
 』・・・とか書きやがったから、シリアルを登場させなきゃいけなくなったんだってば」
 「じゃあ、俺たちも食べなきゃいけないんですかィ。・・・あんまり好きじゃねぇんだけどなァ。土方さん、食べてくだせぇよ」
 「何でだよ。俺もそんなに好きじゃねぇんだよ。我慢して食え」
 あたしたちは一通り言い終わってから、スプーンを持って、ソレを口に運んだ。
 さくさくしたカンジが口に広がる。同時に異常なまでの甘さも。
 「「「甘っっ!?」」」
 誰よ、こんなに甘くしたの!!
 あ、言っとくけどあたしじゃないから。そんなことしないから。あたし辛党だし。
 「言い訳すると怪しく見えるぞ、桃」
 やだなぁ、土方さん。あたしじゃないって。
 え、何、総悟その目。完璧に疑ってるよね!?
 「じゃあ、誰がやったって言うんでィ」
 その時、誰かが素直に挙手!あ、コレあたし視点なんであたしじゃないですよ?
 銀色の天然パーマ。死んだ魚のような目。
 紛れもなくあの人なのだが、
 「・・・銀さん、なんでいるの?」
 あたしは素朴な疑問をぶつけてみた。
 だってここ真選組だし、あたしの部屋だし。
 「なんか暇だったからさ。桃に会いたくなっちゃってー」
 「な・・・っ!!」
 何でそういう事言うのよっっ。
 ・・・あたし照れやすいタイプなんだからやめてよねっ!そういうの。
 「あれー?もしかして桃、照れてるんですかィ?」
 総悟、その語尾を延ばして喋るのやめて。
 なんかムカつくから。
 「っていうか、旦那。桃は渡しませんぜ?桃は真選組一番隊隊長のモノって昔から決まってるんでさァ!」
 いや、決まってないし。っていうか一番隊隊長って総悟じゃんか。
 「そうだけど、何でィ?」
 何でィ、じゃないでしょ。言う事ありすぎるよ。
 「オイ、総悟。何言ってんだ。桃は俺のだって言わなかったか?」
 言ってないから。
 あと総悟と銀さん、抱きつくの止めて。
 むっちゃ暑苦しいから。冬だけど。
 「いいじゃねーか。気にすんなよ」
 「そうですぜィ、桃。そんな小さい事気にしてたら生きていけねぇだろィ」
 小さい事じゃないから。
 あの、土方さん。アンタも抱きつきたそうな目で見るの止めてくださーい。
 さっきから言ってるじゃんか。
 「や、やめてっていってるでしょ!?照れるじゃんかっ!・・・もう・・・バカぁっ」
 あたしは強引に振り払って後ろを向いた。
 ・・・絶対耳とか顔とか赤くなってるってーっっ!!
 部屋の隅っこで、あたしは体育座りをして顔を膝に埋めた。
 「「「(え、何コレ・・・可愛いんだけど)」」」
 桃ちゃんの可愛い一面を見た総悟くんと十四郎くんと銀時くんは、一日中その姿が頭から離れませんでしたとさ☆
