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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 好きだなんて言ってないからっ!【銀魂】 ( No.166 )
- 日時: 2010/03/24 20:10
- 名前: 夕詠 ◆NowzvQPzTI (ID: 5Hbj4fpw)
- 参照: http://id45.fm-p.jp/347/yuu0626/
- 【第二十五訓:かくれんぼって見つけてもらえないと悲しくない?】 
 残された時間は5分・・・。
 ってことはそれを逃げ切れば、私は穏やかのほほ〜んライフに戻れるって事か!?
 ・・・絶対逃げ切ろう!
 「———隊長・・・さっきのは気にしないで下さいね」
 あたしが決意を固めていると、ザキが口を開いた。
 ・・・気にしないでって・・・気にするってば。
 「・・・じゃあ———忘れて下さい」
 ザキはそれだけ呟くと部屋を出て行った。
 さっきのザキの表情・・・なんか、いつもと違った。
 なんだか寂しそうっていうのか・・・悲しそうっていうのかは分からないけど、そういう表情。
 「・・・とりあえず、出よう」
 あたしは独り言を呟き、ザキの部屋を出た。
 向かったのは、あたしの部屋。
 いや、意外と盲点かな、と思って。
 あ、もちろん布団の中。超盲点でしょ?
 その時、部屋の中が明るくなった。
 障子が開けられたのか?だとしたら見つかるのも時間の問題なんだけど。
 「へぇ・・・まさか本当に高杉の言ったところに隠れてるなんてなァ」
 やっぱり誰か入ってきてたのか・・・。
 晋助のことを高杉って言ってるって事は、晋助本人じゃないな。
 「そんなに高杉に襲われたいわけ?デキてんのかよ、あいつらは」
 いや、襲われたくもないし。しかもデキてないし。
 ・・・ったく、誰だよ。思い込み激しくねーか?
 「っていうか、この布団めくっちゃえば桃は俺のモノってことなんだっけ?」
 ルールぐらい覚えとけや。
 さっきからの喋り方を聞く限り、この人物は総悟じゃない。
 っていうことは・・・土方さんか、銀時の二択って事か。
 そのとき、布団がその人物の手によって、あたしから剥がされた。
 「———桃、みーつけた」
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