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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 好きだなんて言ってないからっ!【銀魂】 ( No.44 )
- 日時: 2010/03/13 21:52
- 名前: 夕詠 ◆NowzvQPzTI (ID: o/R20Vhb)
- 参照: http://id45.fm-p.jp/347/yuu0626/
- 【第九訓:その時に、】 
 「知っとるで、その事は。なんせ、俺が桃を拉致ったんは、真選組の足止めを図るためやしな」
 そうだったのか・・・。
 あたしはおもむろに立ち上がる。
 「・・・言っときますけど、師匠も追われてると思いますよ。今回は鬼兵隊全員がターゲットですし。・・・昔の事がバレればあたしも危ないかもしれませんけどね」
 あたしは微笑する。
 師匠も笑った。
 「桃、俺の事捕まえるんなら今のうちやで?」
 確かに今なら捕まえられるし、捕まえれば攘夷戦争に参加したという過去がバレても、真選組にいられるかもしれない。
 でも、
 「———師匠。あたしに師匠が捕まえられる思ってるんですか?」
 「あ、出とるよ?関西弁。封印しとったんやなかったっけ?」
 あ・・・そういえば師匠の影響で関西弁喋ってた時期があったっけな・・・。
 その時、遠くのほうからエンジン音が聞こえた。
 あたしたちの近くまで音は聞こえ、そして止まった。
 音の聞こえたほうから足音が近づいてくる。
 ・・・誰だ・・・?
 「———・・・もうそんな時間やったっけ?」
 足音はあたしたちのいる路地裏の入り口の前で止まった。
 逆光で顔はよく見えないが、その髪の色、雰囲気などで大体特定できた。
 「「———よォ」」
 「「———久しぶりじゃねェか」」
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