二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 好きだなんて言ってないからっ!【銀魂】オリキャラ募集中! ( No.480 )
- 日時: 2010/05/01 13:13
- 名前: 夕詠 ◆NowzvQPzTI (ID: aq6f.nuq)
- 参照: http://id27.fm-p.jp/227/yuu0812/
- 【第五十五訓:設定だけで決め付けるな】 
 椿が依頼を発してから、あたしたちは、ぽかーんとしていた。
 すると、万事屋の玄関の方から誰かが凄いスピードで走ってきた。
 「土方さんを排除なんて私が許しませんよっ!!そんな事した暁には、私があなた方を排除しますからねっ!」
 走ってきたためか息を整えながら話すのは、クリーム色の髪をポニーテールにした少女、秦だ。
 例のごとく、黒蝶隊隊員である。
 「排除?俺は大賛成だけどなぁー」
 どこかで聞いたことあるような、無いような声がして玄関の方を見ると見覚えのある顔が。
 「あれ?アイツ・・・」
 銀時も思い出したらしく、ぼそっと呟いた。
 あたし達の目の前にいたのは、あの時の・・・
 「「・・・す、すみませーん、誰でしたっけー?」」
 あたしと銀時が同時に口を開いた。
 って、銀時。アンタも名前分かってなかったのか。
 「眞木原友里音だっつーのっ!!ついこの間出てきたばっかじゃねーか!!」
 え?だって金属の方の死神だから死んじゃったんじゃなかったっけ?
 「誰も俺が金属の方の死神だなんて言ってねぇぞ」
 えっと、あの時裄が言ってたのは・・・
 『その金属は数少ない死神を増やす道具として多くの人に使われました。姫愛、アビ、巽もその中に入っています』
 だったような。確かに友里音、とは言ってないな。
 「やっと分かったか。物分りの悪い隊長だな」
 ・・・悪かったな!!
 ところで、
 「何で真選組の隊服着てんだよ」
 アンタ、紅蓮隊じゃんかよ。
 「あ、俺紅蓮隊やめて真選組入ったから。よろしく、隊長さん」
 ・・・うん。
 「じゃあ、分かったところで話を元に戻しておきましょうよ。とりあえず」
 へぇ、新八君いたんだ。
 あ、お茶なんていいのに。どうもー。
 ・・・熱っつ!!今、あたしの時だけ、置き方雑だったよね!!
 ・・・もういいや。
 「あのさぁ・・・あたしが言える事じゃないけど、土方さんは仮にも上司だぞ?それを排除だなんてさぁ・・・ねぇ、銀時?」
 あたしはそう言って、隣に座っている銀時に視線を移した。
 「いや、俺も賛成なんだけど。ちょうどライバルも減って一石二鳥・・・」
 あたしは銀時の頭に手を置き、ぐっと力を下に入れる。
 コンマ数秒後、銀時の顔は机に沈んだ。
 「じゃあ、銀時が消えれば一石三鳥じゃんか♪」
 「・・・桃さん、恐いです」
 新八君は引きつった笑みを浮かべた。
