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【第九十一訓：ネコミミって最強だと思う】



「ネ、ネコミミが見えるんだけど」

っていうか、どう見てもネコミミしか見えないんだけど。
何で師匠の弟にネコミミ生えてんだよ！！
突然変異かっつーの！！

「あ、ちなみにこの頭のは突然変異やさかい、気にせんといて下さいねー」

と、突然変異かよ！！
気にせんといて言われても・・・そんな萌えアイテム見逃せないんだけど！！

「・・・まぁ、別にええんですけどねー。それより、こないな茶番を何話かけてやる気なんですかー？」

あ、そうだよな。
一応、みんなのアイドル板垣くん☆を誰かから助けに来たんだっけ。
で、さっきから一緒に喋ってるネコミミの弟くんは敵っつー事でいいんだよね？

「ええ。俺はあの人にアンタを連れて来い言われたさかい、ココにおるワケですしー」

そう言って颯夜は笑みを浮かべる。
連れて来いって・・・拉致じゃんかよ。
　
「まぁ、そないな事になるんですかねー」

その瞬間、背後から羽交い絞めにされた。
な、何・・・っ！？







「ほな、さようならー。真選組の紅夜叉さん」








あたしの意識はそこで———途絶えた。