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　■□第弐話■□


僕には過去が無い。
率直にいうと、記憶が無い。


何処かに落としてきたのか。
或いは自ら捨ててきたのか。


覚えているのは『嘉神雅焔』自分の名前だけだった。
親が付けたのかすら分からぬ侭、季節が流れていく。


実感の無い過去を拾いつつ、旅を始めて六年近く過ぎた。
相変わらず僕は街から街へと移り、夜になれば人を殺し、無表情で無機質な日々を過ごす。
　
　


僕は何処から来たのだろう。


此れから何処に行くのだろう。




生臭い血の臭い。
無惨に切り裂かれた死体の姿が目に焼きついて離れない。




僕の存在価値って何だろう。


生まれてきて、良かったのだろうか。
　


　
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できる時に投稿しとこぅ。
って事で、第弐話です。
銀魂キャラ出てませんネ……；；
つ、次から出ますんで!!