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第１話　悩みでもあって、特技でもある


ピピピピピ・・・・

目覚ましが６時半丁度に鳴る。

「ｚｚｚｚｚ・・・」

ピピピピピ・・・・・



「ん゛〜!!!」

朝のせいか、重い体を起こし、目覚まし時計のボタン

を押す。「ドコォン!!(←?!」

「・・・またやっちゃった・・・・」

今日は優しく押したのに。昨日みたいに上から叩いた

りしなかったのに。

まあ、とりあえず朝なのでいそいで支度を。

「あ〜あぁ・・・・」

歯ブラシが折れる。蛇口が外れる。

コップの取っ手がこわれ、牛乳が床にまかさる。

「いいいそがなきゃ＞＜遅刻しちゃう〜」

壊れたものを片し、牛乳を始末し、トーストを加えて

家を出る。

走っていくと、男三人の後姿が見えてくる。

「あ、おはよう、ツナ君、獄寺君、山本君。」

「ツ)桜子ちゃん、おはよう＾＾」

「山)オッス☆」

「獄)で、今日はどうだったんだよ」

「・・・予想通り壊れたよ(笑」

「獄)ったく、力加減しろよ」

「朝は、あわてて起きちゃうから・・・」

そう、桜子は怪力少女と呼ばれ、裏社会では最近

有名になっているのだ。

「ツ)でもすごいよね、女の子なのに。」

「フフ、いつでも言ってるね、それ。」

「山)でも、学校では気をつけないとな(笑」

「ノープロブレムだよ☆それは」

「雲)あと１分で遅刻だよ、君たち。はやく教室いきなよ(怒」

「おはようございます(ニッコニコ」

「雲)・・・//(プイッ」

雲雀さんは、黒い学ランを靡かせて歩いていった。

「山)桜子は最強なのな、ある意味。」

続く