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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ジャンル色々短編〜リクエスト可!最近は戦国BASARA〜 ( No.109 )
- 日時: 2010/05/22 09:35
- 名前: るりぃ (ID: qyuIaVem)
- 参照: http://アフォ小説家?
- 思いついたネタ(長編の最後の部分) 
 『ずっと 傍に』上
 長時間のフライトはあっという間だった。
 愛姫のことを考えているうちに飛行機は海を飛び越え日本に上陸した。
 ドクドクと心臓の動きが早まる。
 愛姫はいるだろうか・・・
 猿飛からの返事を確認しないまま旅立っちまったからな。
 会えなかったらそれもそういう運命だったと受け入れようじゃねーの。
 俺は今日から本格的に双竜会を束ねて行かなければならねぇ。
 そんなことで一々浮き沈みしてる場合じゃねぇんだ。
 気を引き締めて行かねぇと・・・・
 荷物を受け取り、到着ゲートを抜けてザワつく到着ロビーをぐるりと見渡す。
 そこに、愛姫の姿は・・・・・・ない。
 愛姫・・・、残念だった。
 もう一度逢いたかったぜ・・・・
 「政宗様。」
 呆然と立ち尽くしていた俺の前に影がさす。
 切ない胸のうちを隠して俺はイッキに表情を引き締めた。
 「・・・・I returned just now. 」
 俺がそう言うと小十郎は軽く会釈をした。
 「政宗様・・・お帰りなさいませ。」
 「小十郎、留守の間、ご苦労だったな。」
 俺は労わりの意味をこめてそう言うと小十郎は感極まったような顔をして
 「ご立派になられまして・・・」
 と、言った。
 「Hey!何感極まったようなツラしてんだ?情けねぇぞ、人前で。」
 俺がそう言うと小十郎はすぐに
 「すみません。・・・車をすぐそこに待たせてます。さぁ、行きましょう。みな政宗様の帰りを心待ちにしておりました。」
 というと俺を車に案内した。
 「そうか・・・」
 ひとりじゃない。
 そうだ、俺には愛姫しかいないんじゃねぇんだ・・・
 双竜会と仲間がいる。
 それで充分だ・・・
 小十郎に促されて車に乗り込もうとしたそのときだった。
 「まさ・・・ねっ!」
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