二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: リクエスト可!戦国BASARA短編集! ( No.132 )
- 日時: 2010/05/27 20:57
- 名前: るりぃ (ID: GRSwxM1g)
- 参照: http://アフォ小説家?
- 『ネタ』(気分が乗れば続くかも) 
 山を一つ、二つ抜けて、その奥の森を抜けるとある、まさに秘境の地である婆娑羅町。
 私はそこでのんびりと暮らしている。
 私の他にも、のんびりした人とか、落ち着かない人とか、世話焼きの人とかが住んでいる。
 そんな和気藹々とした町にある学校、その名も…
 婆娑羅中学校。
 私はそこでデンジャラスな日々を過ごすことになるのであった。
 「ねえ冷嘉。ねえってば。」
 俯いていたいた私を覗き込むように話しかけてきたのはみちるだった。
 みちるはここだけの話、元就に惚れている。
 元就が好きかどうかは知らないけどね。
 そして、今、私は猛烈に落ち込んでいた。
 私は男嫌いなんだけど、私が入部したバドミントン部には男が沢山いたのだ。
 「へぇ〜、でも私冷嘉が羨ましいな〜。だって、バドミントン部には元就がいるじゃない。私、バドミントン部に入ろうかな〜…何てねっ♪」
 気のせいかも知れないけど、みちるは無理に笑っていた気がした。
 どうしたんだろうと思い、声を掛けようとしたその時、器具室から物音がした。
 「何の音かな?ボールが崩れてたら大変だから、私見てくるね。」
 とみちるに言い残し、私は一人で器具室へと向かった。
 器具室は元々鍵穴が脆く、鍵を掛けても普通に開けられるので元から鍵は掛かっていない。
 泥棒がいてもおかしくないと思い、恐る恐る器具室のドアを開けた。
 ところが、ドアは開かない。
 不思議なことに今回に限り鍵が掛かってしまっているようだ。
 ドアの向こうから男の声が聞こえる。
 「おい!頼むから助けてくれねーか?俺、ここから出られなくて困ってんだよ。」
 「あの…えっと…今器具室の鍵持ってきますので待っててください!」
 私は走った。その男に何かあったら自分は見殺しにしたことになるからだ。
 「あの…持って…来ました…今開けますんで…まっててくさっ…」
 私は息切れしながらも鍵を開けた。
 其処から出てきたのは…
 「助けてくれてサンキューな。俺の名前は伊達政宗。っておい!」
 私は出てきた男をみて硬直した。
 何故かというといかにも柄の悪そうな男だったからである。
 こんな男を助けてしまったなんて…
 そう思ったのを最後に、私は意識を手放した。
