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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】大江戸戦記〜たとえ世界が違っても〜第一訓UP ( No.56 )
- 日時: 2010/04/29 18:20
- 名前: †槐朱† ◆ZnBI2EKkq. (ID: 3xnkBRQd)
- 参照: もと★勇羅★です♪。。。浸透したかな??
- 第二訓 
 沢山の人々に桜燐は一瞬怯んだ。
 「桜燐様。大丈夫ですよ。普通にしていて下さい。」
 女官がそっと耳打ちした。桜燐はその言葉に安心すると、平常心を取り戻した。
 階段を下りきり、皆と同じ目の高さになった。上から見ている時は大人数で少し足が竦んだが、今見るとそうでもない。
 桜燐はすんなりその輪に入ることが出来た。
 「麟参姫!お誕生日おめでとうございます。真選組局長、近藤勲と言います。」
 桜燐が一通りの挨拶を済ませた時、一人の男が会釈した。その後ろには、二人の男が控えている。その者達も近藤に倣い、礼をした。
 麟参姫とは、称号の事。国ごとに呼び名は違う。
 この国の王族は麒麟。なので男子なら「麒」、女子なら「麟」を頭に付ける。
 そして真ん中の参とは兄妹の中で何番目の者かという事。長女ならば壱、次女ならば弐のように。
 そして桜燐は三女なので参となる。
 「ありがとうございます。近藤様。」
 「いやぁ〜今日は本当にめでたい!!何しろ地球と交流の深い守汕星の一国のお姫様のお誕生日ですからなぁ。まぁ地球の代表ということで、本日は伺わせていただきました。」
 近藤は気さくに笑った。
 「まぁ地球から??そんな遠い所からわざわざお越しになったのですか?……嬉しいです。」
 桜燐はにっこり笑った。すると近藤は後ろの男を指し、説明を始めた。
 「真選組の隊士です。本当はもっと連れてきたかったのですが、さすがにそれは無理なので……」
 「そうですか……こんにちは。」
 桜燐は二人の男に挨拶をした。
 「どーも。真選組副長、土方十四郎です。」
 「真選組一番隊隊長、沖田総悟でさァ。」
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