二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 揺-tayuta- あ、銀魂でス ( No.10 )
- 日時: 2010/05/10 16:11
- 名前: 超電波人間Z ◆i9wQCXHO3o (ID: 8IG6/R5B)
- 参照: 超電波人間Z、りゃくして電波Z!「里兎錦」でも活動中!!
- 「し、新八ィィ!」 
 「うううう……」
 新八の殴られようにビビリまくる銀時。
 顔が真っ赤になって口から少し吐血。
 「新八ィ、オメーの敵は俺がとるよ」
 ちょっと格好良く言う銀時。直芭の方に振り返り、目の前に立った。
 ちなみに銀時の身長は177cm。直芭は167cm。10cmの差というのはすさまじい。
 とりあえず怖い顔をしておく銀時。
 「なんだコラテメーもなんか言ったらアレ(新八)みたいにするからな」
 「…………あ、あのよォ、とりあえず家紹介するから……」
 「あぁ、そーいや家……」
 とりあえず、事態は収拾となった。
 4@喧嘩はするもんじゃない
 * かぶき町 町外れ
 「オラ、この家」
 「あのさァ、なにコレ?廃墟?」
 銀時に連れてこられた直芭が目にしたのはおんぼろアパート。
 築何十年だ一体このアパート。と思うぐらいである。
 「ここのアパートの大家とちょっとした知り合いでな。家賃もお値打ちだ」
 「……ああそう。」
 直芭の手には風呂敷。ロクな物入っていないんだろーね。きっと。
 新八と神楽はついてきていない。まぁ……理由は言わずもである。
 「まァどーせこんな家しか住めないか……イヤ、家に住めるだけマシだと思おう。」
 「そーそー。ポジティブシンキングだポジティーブシンキィーンg「うっさい」すんまっせーん」
 「手続きとかは?」
 「そんなモン自分でしろ」
 「え、……う、うん」
 「……?」
 「まぁありがとな。コレ御代だ。」
 ハイ、と渡されたのは封筒。中には(おそらく)金が入っていることであろう。
 「毎度ー。ん……オメーの髪にそのかんざしは似合わねーんじゃねーのォ?」
 「うっさい……そろそろ買い換えなきゃな……じゃあ、困ったときはよろしくな」
 「オウもう二度と来るな」
 そう言って見送った。
 「…………?なんだアレ?」
 直芭の風呂敷から赤いまだら模様の何かが見えている。そして、一瞬わずかに見えたうなじが、赤く染まっているような気がした。
 「……」
 (そーいやなんでアイツココに着やがったンだ?)
 気になったが、面倒なことは嫌いなので銀時もその場を去った。
 万事屋一家が直芭の正体を知るのは、そう遠くない。
