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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA【漆黒の忍-宿命を背負い生きるべく-】 ( No.20 )
- 日時: 2010/05/31 16:54
- 名前: 綾姫 ◆WHl7i9DA7w (ID: F35/ckfZ)
- 第七話「今までの平和はどこへ」 
 今までは大きな戦もなかった。何故かというと、伊達軍が日本の領土の半分以上を得て、そろそろ天下統一というところまで来ていた。
 そこで、地道に戦力を整えていた武田軍が蜂起した……。
 「伝令ー!! 武田軍が国境まで迫っています!!」
 「武田軍……。真田幸村!」
 狩りの得物を見つけたときのようにはしゃいでいるようにも見える。
 「政宗様……」
 「美麗、お前も戦に出るか?」
 「はい。政宗様の天下統一をこの目で……」
 「OK,覚悟はできてるな?」
 「はい」
 不思議と迷いはなかった。たとえここで死んでも、政宗様の為に命を失った。と思えばそれはとても名誉なことだった。
 「軍議だ! 召集かけろ!」
 リーゼントの部下の一人に声をかける。
 「はい!」
 そして、その部下も決意を表した瞳で廊下を走って行った。
 「……」
 私も決意しなければ……。そして、命を掛ける時だけに着た服。あの忍服に手を伸ばす。
 それは、死んでも後悔しないという決意の表れだった。
 「漆黒の忍、紅獄城 美麗。推して参る」
 昔、死しても構わないと思う戦の時はこう言った。
 そして今言った。何度も言いますが、本当に死んでも構わない。
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