二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【稲妻・ボカロ】翡翠の波紋【気まぐれ短編集】 ( No.78 )
- 日時: 2010/07/31 20:26
- 名前: 氷橙風 ◆aeqBHN6isk (ID: yjS9W/Zh)
- +*ぶらっくがーるずとーく*+ 
 ※キャラ崩壊フィーバー。みんな逃げよう。
 「あーあ……」
 夕暮れの色に染まった病室のベッドの背にもたれているのは、つまらなそうな表情をした少女だった。入院生活が長いのだろうか、病室をぐるっと見回すと、溜息をつく。特に、小さな台に置かれた花瓶が気になるようだった。
 何度目かの溜息を少女がついたその時。
 「夕香ちゃーん!」
 「……え?」
 元気があふれた自分の名前を呼ぶ声に、少女——夕香は顔をあげる。大きい黒い瞳に、青い髪の中学生のような女子が映る。
 「私、音無春奈! 雷門中のサッカー部のマネージャーで……えと、ようするに豪炎寺さんの知り合いだよ」
 「お兄ちゃんの……じゃあ春奈お姉ちゃんは、お見舞いに来てくれたの?」
 夕香は春奈の方に体を向け、小さく首を傾けた。その様子を見て、可愛いね、と呟きながら頷く春奈。
 ※こっからふざけまくります
 「こんなに可愛かったら、そりゃあ豪炎寺さんも夢中になるなー」
 「えっ? ……夢中?」
 固まる夕香。よく見れば顔が少々引きつっている。
 「やだ……もしかして学校でも、アイt……ごほんごほん、お兄ちゃんあたしのことを?」
 「うん、夕香夕香って毎日。正直うるさい、……あ、別にそんなことないよ」
 夕香はさらに顔が引きつり、というかドン引きし。急に春奈に頭をさげた。
 「ゴメンなさいゴメンなさいゴメンなさい、あああもーあの馬鹿あほシスコンがっ……! 学校の皆さんにもご迷惑をおかけしているなんてっ」
 「えっ、えええ夕香ちゃん? どうしたの!?」
 「気持ち悪いんだよ、ホントシスコンって嫌だ、寄るなアイツ見舞い毎日来なくていいからつか一生来んな」
 夕香の態度の急変にとまどう春奈の声も聞こえないのか、夕香は拳……小さい手を握りしめる。額には青筋が浮かんでいる。
 そして眼をぱちくりさせていた春奈は、いきなり夕香の両手を握った。
 「夕香ちゃんっ! 仲間だね……私にも気持ち悪いシスコンの兄がいるの」
 「本当に!? 春奈お姉ちゃんはどんな被害を受けているのっ?」
 「えーっとね……」
 それから数十分間にも及ぶ長い時間、二人は休憩もせずに話し続けていたという。
 「『ねえ、あたし電波受信したよお兄ちゃん!』って言ったらアイツどうなるかなー」
 「そりゃ、豪炎寺さん気絶ぐらいはするんじゃない?」
 「じゃあやってみようかな」
 アハハハ、と笑い声があがる。その笑い声だけ聞いていれば仲の良い女子二人だと思うが、実際はかなり黒いものである。
 その翌日、豪炎寺は欠席したらしい。
 +
 あはは☆←
 夕香ちゃんがw申し訳ないことにwwホントすいませんでした。全力で土下座します((じゃあ書くなよ
 というかにょーちゃんのスレタイをパクったという。最低だ私! 今すぐ謝りに行きます。逝った方がいいですよね?(誤字じゃないですおー
 それでは。
 次暗い話になるかもしれないかもしれません。
