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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA{月下光臨} ( No.11 )
- 日時: 2010/09/27 17:50
- 名前: 美輪 (ID: OZxqQ4OG)
- 第3話「敵襲!」 
 パタン・・・。
 ふすまを閉め、フゥと一息つく。
 「・・・姫様・・・。」
 なぜか、切ない。
 「・・・ゆっくり、寝てくださいね・・・。」
 ふすまの向こうにゆっくり語りかけた。
 と、同時に。
 「敵襲!!!!!!!!!!!!!!」
 悲鳴か、絶叫かわからなかったけど、叫んでいるのはたしか。
 「え・・・!?」
 「はぁ〜、眠〜。誰だよぉ、相手。」
 亜樹が半目で言う。その隣にいた巫女が言う。
 「なんかぁ〜、結構大物じゃないかって話だよ。」
 「げぇっ、マジでぇ?長政様、悪だと機嫌悪くなるし〜。」
 「・・・・・・」
 舞の顔が強張った。
 「舞?どした?」
 「・・・なんでもない・・・」
 「そういや舞って」
 その時、大声で
 「こらぁ!そこ!来たわよ!早く準備しなさぁい!」
 と恐ろしい声が聞こえた。
 「ああ〜、あの人怒るとこわいんだよなぁ。」
 「あの人」というのは、巫女の代表者、白夜だ。
 「行くよぉ。」
 「市・・・怖いっ・・・。」
 「大丈夫ですよ。舞がお守りいたします。」
 その優しい声と笑顔に、市の不安と恐怖は少し収まった。
 その舞を見て、長政が深閨な顔で言う。
 「・・・舞、市を頼むぞ。」
 「御意!!」
 市を、守る自信はあった。
 と、ダダダダダダダダッと、馬が森の奥から走ってくる。
 戦の始まりの合図だった。
 しかし、その敵に、舞・その敵も息を飲んだ。
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