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　兎さんとサド王子と遊ぼう企画
　　　　　　　　　　〓兎さんと悪戯

「神威さん、何してるんですか」
「ねぇ無黯、面白い事しない?」
「面白い事?」
「そう、阿伏兎を苛めようよ」
「阿伏兎を?」
「そう、色々考えてみたんだけど思い付かないんだよネ。紙に書いたんだけど」


「……神威さん字汚っ」


「…………」
「あれ、もしかして今傷ついた?　傷ついたの?」
「…………」
「神威さんかーわーうぃーうぃー!」
「…………無黯?」
「もう神威さんったらそんな可愛い一面あったんですね!!　やばい超萌え……



ド　ゴ　ォ　ォ　ォ　オ　ン　



「無黯、どうしてお前はそう人の気にしてる事を弄くるのかナ」
「……ててて、神威さん何すんですか!　ってかあれ!?　此処阿伏兎さんの部屋!?」
「何すんですかはこっちの台詞だすっとこどっこい!
　お前さん達の所為で後２枚で終わる書類の山がぐちゃぐちゃじゃねぇか……」


「無黯、俺を苛めた罪は重いよ。覚悟してネ」


「ちょっと待て、団長!　暴れるなら外でやってくれ!　今丁度任務のある星についたから!!」
「おーし神威外出ろや!　久々にラブラブデートでもしようやないの!!」
「黄泉国への逃避行の間違いじゃない?　さ、久々に思いっきり殺り合いができるネ」

「……はァ、なんでこの船にはわんぱく野郎しかいねーんだよ」


兎さんと悪戯
(ホラ、右手貸して)
(もっとゆっくり歩いて下さいよー)
(でも手は繋いで行くんだな、あいつら)