二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: どうぶつの森 復讐と救出 ( No.17 )
- 日時: 2011/03/05 20:04
- 名前: 獣好き ◆x63geJPSDM (ID: /jbXLzGv)
- これで最終にして別ストーリーを作りたいと思います。 
 第21章 救出
 階段を上がっていくと、大きな鉄の扉があった。ロブストが慎重に扉を開けて中に入っていくと、中は教会のようなつくりになっていた。そして目を祭壇の方に向けると、ウエディングドレスを着たアデレードが泣きながら隣の4人が知っているどうぶつと立っていた。
 「やれやれ、やっとヒーローたちの登場でっか?ずいぶん遅いでんなぁ。今結婚式の最中や。アデレードちゃんとつねきちのな。邪魔せーへんといて。」
 「ふざけるな!!」
 ロブストが怒鳴ってハンドガンを取り出して構えた。
 「アデレードが嫌がっているのがわからないのか!!?」
 つねきちはアデレードの顔を見てから鼻で笑った。
 「何冗談言ってまんねん。アデレードちゃんはワテと結婚するのが嬉しくて泣いているんでんがな。ふ〜ん・・・」
 するとつねきちがアデレードを抱き寄せてロブストと同じハンドガンを突きつけた。
 「欲しかったらワテから奪ってみるさかい!」
 アデレードは恐怖で目をつぶった。ロブストは強く歯を噛んだ。そしてふと思いついた。しかし、この作戦はやりたくなかった。大事な人を傷つけてしまう。しかし、ロブストはやらざるを得なかった。
 「アデレード、ごめん!!!」
 ロブストはハンドガンを撃った。その弾は・・・アデレードの足に当たった。アデレードはひざを床につけた。つねきちが視線をずらした瞬間、ロブストはまた撃った。今度は・・・つねきちの左胸に当たった。つねきちは少し吹っ飛んだ。そして動かなくなった。
 「皆さん・・・!!ロブストさん・・・!!」
 アデレードは足を引きずってみんなの下へむかった。ロブストが先に走ってアデレードの元へ行った。そしてアデレードはロブストに抱きついた瞬間だった。銃声が聞こえた。その途端、ロブストとアデレードの腹に小さな穴が開いた。よく見てみると、つねきちが最後の力で銃を撃ったものとわかった。2人の力ががくっと抜けて、ひざを床につけてしまった。
 「ロブスト!!アデレード!!」
 3人が駆け寄った時には2人はそのまま意識を失った。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「・・・さ・・・さん・・・・ロブ・・・ん・・ロブストさん・・・」
 失った意識の中で、アデレードの声が聞こえた。彼女は笑顔で手を差し伸べていた。ロブストは手を伸ばそうとした。しかし、彼女がどんどん遠ざかったいくのがわかった。
 「待って!待って!!アデレード!!!アデレードーーーーーー!!!!!!」
 その瞬間、がばっと目が覚めた。荒くなった息をゆっくり整えてあたりを確認してみた。隣のベッドにはアデレードが眠っていた。そして、周りにアニマル村の住人が全員いた。今は全員眠っていた。そして、今ここはアニマル病院だということがわかった。
 「ロブストさん?」
 振り向くと、アデレードが起きていた。
 「アデレード、ごめん!君にむかって銃を撃つなんて・・ホントにゴメン!!」
 ロブストは謝った。
 「ロブスト君・・・ううん、いいの。私、嬉しかった。まだ痛むけど・・ロブスト君たちに助けてもらえてよかった。」
 アデレードはそう言って怒ろうとはしなかった。
 「今日だっけ・・?昨日だっけ?ロブスト君、いつもよりカッコよかったよ。私の想いは変わらないわ。ロブスト君。大好き。」
 ロブストは急に赤くなった。と同時にアデレードも赤くなった。
 「僕も・・・好きだよ。」
 ロブストは恥ずかしながら言ってベッドに潜った。
 「・・・・。ありがとう。」
 アデレードはそう言うと、眠りについた。そしてロブストは天井を見つめながらゆっくりまぶたを閉じて眠りに落ちたところでこの話はこれにて終結。
 ありがとうございました!!
