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第20羽　　　　　　　　　　　　　　涙色のバレンタイン

どれくらい時間がたっただろうか。

時計をみればもう夜10時。

「もうすぐバレンタインも終わる。チョコは渡せないっと・・。」

リボンは渡したんだろうな〜。スターのことすごく好きみたいだから。

ドンドン！！

誰!?もう来ないと思ってたのに！！

「入ってください、もう夜ですから。」

「入るぞ。」

その声を聞いたとたん私は大きな間違いをしてしまったことにきずいた。

「お前・・なんで泣いたんだよ!?」

「・・・。」

「答えろ！！」

「ほっといて。」

「だけど・・お前が泣くなんてよっぽどのことだろ！？いつもは泣かない男勝りが〜＾＾」

カチン・・((切れた。

「ほっといて・・、ほっといてよーーー！！！！！！！！！！！！！！」

ガラガラガラドシャーーーン!

雷魔法を使ってやった。

「うるさい・・うるさいんだよーー！！」

「何・・！」

「あんたは知らないだろうけど！私はスターのことが・・


















　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　好きなんだよ？」

・・・。やっちまった。

言っちまった。10秒前の自分に激怒する。

「な・・・///」

「それなのに！！それなのにさ！！チョコはまずそうだのなんだのって勝手すぎ！！私のキモチなんかチョコのカケラもわかってないだろ！？」

「はっきり言わないから・・。」

「帰れ。」

「でｍ「帰りやがれ！！二度と私の前に姿を現すな！！」

私は最低の状況で告白したあげくやつあたりした。

私ってサイテーだな・・。

「分かったよ。」

「ちょ・・まっ！」

ガタン！！

「出てっちゃった・・。」

最低最低自分が嫌い。

「もう・・どうしたらいいの？」

完全に混乱した。

その時時計が12時をさした。

長かったバレンタインも









　　　　　　　　　　　　　　　　　　　終わりを






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　迎えた。
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