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第34羽　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　闇は深く　冷たい

ここが異世界・・。

声を出しちゃいけないんだよね。

「お〜い！ベリーさん！」

ライナ!?

なんでここに・・！

「ベリー☆来たわよ！」

なんか答えなきゃ！

でも・・声は上げない!!

これからテレパシーを使っているときは『』を使います　ｂｙリューリ

『なんでここに！』

「それはベリーと会いたかったから、ねぇ声を聞かせて？」

「なんで・・。」

「声が聞きたいからだよ。」

スターとジンまで居る！

「ねぇ、ベリー。はやくしないとスターとっちゃうよ？」

リボン・・？

「あの・・・リュクです。」

あ・・。みんな・・。

「「「「こっちにおいでよ。」」」」

「・・・・。」

[だめよ　行っては。

　あれは影よ。]

誰!?

走らなきゃ・・。

そんな気がするから！

ダダダダダ・・((ベリー走る

「「ベリー・・・。」」

お母様!?

お父様も!

「ベリー、こっちにおいで。」

『はい！！』

「あれ!?ペンダントは!?」

あれ・・・？

なんでペンダントの話・・？

[ちが・・・・わ。貴方の・・・は・・こ・・。]

この声・・懐かしい。

「ベリー、ここで暮らしましょう？
　
　ここは自由な世界よ。」

・・・。

「暗くて冷たい闇の世界も慣れてしまえばいいものさ。」

おかしい・・。

この人たち・・・

両親のオーラが出てない・・。

『貴方達は誰・・？』

「貴方の親に決まってるじゃない。」

『嘘！だっておかしいじゃない。』

「どこが？」

どこがって・・・。

ん!?

そういえば・・。

お母様はお父様とペアの指輪をつけていたはず！

『指を見せて。』

「？」

『やっぱり！！あの指輪じゃないわ！

　光の紋章が書いてない！』

「ふ・・。きずきやがったか。」

!?

「いまさらきずいてももう遅い。

　お前の親はとっくに本当の闇にひきずりこまれてしまったさ！」

う・・そ！

『そんなの嘘よ！』

「お前は馬鹿だな・・。

　ま、俺の仕事が楽になったけどな。」

『なんのことよ！』

「分からないのか？

　お前は神の守り神であると同時に・・

　ある役目ももっているのだぞ。」

『はぁ？』

「お前は・・

　すでに契約済み。

　神以外は救えないのだぞ。」

『そんな・・！！』

「ここへきたが最後だ。

　お前はここで死ぬ。

　この異世界とともにな！」

『そんな・・。』

[あきらめないで。いまこそあの力を使う時よ。]

あの力・・？

[ホワイトパワー、闇を光にかえてしまう。

　お願い。貴方が助かるためにそれを使うのです。]

貴方・・誰？

[わたくしは貴方の母。

　ホワイト・ラズ・クラン。]

『お母様・・！
　
　まだ闇に堕ちていなかったんですね！』

[貴方を放っていくはずないでしょ。

　頑張って・・貴方ならきっと・・

　偉大なる守り神に------------------。]

お母様・・？

お母様！！

お母様ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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１２６５文字です。

ちなみにベリーの母の名前のゆらいですが・・。

ホワイト＝光　　ラズ＝ラズベリー　　クラン＝クランベリー