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「…なんだよ…!?　それッ!」
「そうよ!　 Lv7は私達だけじゃなかったの?」
「うちら以外にもLv7がおるなんて，聞いとらんもん!」
　三人の抗議が，皆本にぶつけられる。

「今はそんな話をしてる場合じゃないだろ!　この瞬間にも彼女は街で暴れているんだ！」
　瞬間，皆本の身体に見えないエネルギーがぶつかった。

「…ッ!!」
「暴れてるなんて決め付けてんじゃねーよ!」
「そうよ!　あんまりだわ!」

「きゃあああああッ!!!」
　言い合いは悲鳴に掻き消される。
「!?」

「行くぞ!」
　力強い皆本の声。
「…そんな…本当に，あたし達の敵…なの?」
「…薫?」
「…薫ちゃん?」

　沈黙。
「いや，なんでもないよ…行こう!」

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