ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

３０　質問タイム！

夏「まず一つ目、あんた達は魔法が使える？」

円「…使えないけど？」

夏「はいっ、次！」

全（クイズ番組かよ…）

夏「最初に守…後、修也と秋と春奈にあったのはいつ？」

円「確か…」

豪「チームレイヤーと戦った時だ」

夏「チームレイヤー…ナタクのチームね……。次はさっきの質問に関して、あの中で一番最初にあったのは誰？」

鬼「春奈だ」

夏「おっ、即答！」

茜「ちょっと、ストップ！！」

夏未が円堂たちに質問を投げかけていると、茜が隣からストップを仕掛ける。
さっきから、気になっていたことがあったのだ。

茜「なっちゃんってさぁ、結局のところアルティスの方にはいかなかったの？」

夏「あ〜ぁ、それね」

夏未が改めてそれについて話す。

夏「アルティスに捕まった後、私はこれじゃあ、埒があかないから、操られたふりをしてたの。その隙を狙って、守たちを助けようと思ったけど…」

ここまで話すと、夏未の顔が一気に暗くなった。
返ってくるのは、いいものではないという事は誰にでもわかった。

茜「そっか……」

音「あの…もう一ついいですか？」

夏「何？」

音「さっき、確か、もう一人の私が夏未さんに攻撃して、その技当たりましたよね？なのに傷口が塞いでませんか？」

音無が夏未の足を見ながら聞く。

夏「魔法よ」

音「やっぱそうですか……」

木「なんでもありなんですね…」

夏「そうでもないわ、魔法が使えても、できないことだって沢山あるわ」

冬「そうなんですか？」

夏「例えば……人を生き返らせたり、命をまたよみがえらすことは無理なのよ」

雷「命…」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

春「私のお兄ちゃんを殺した！！」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

皆の脳裏にさっき泣き崩れていた春奈の様子が浮かび上がった。

夏「はい、じゃあ次の質問！」

風「まだ、あるのか？」

夏「当ったり前でしょ？えっと、姫に初めてあったのはいつ？」

豪「円堂以外はチームレイヤーとの戦った後だ」

夏「円堂くん以外？」

円「俺は夢の中であった！」

夏（夢渡りの力か…）

円堂の回答を聞いた夏未が黙り込んだのを見て、全員が首を傾げる。

円「どうかしたのか？」

夏「うん？…あぁ、なんでもない。そっか、じゃあ、後は……あっ！」

茜「ビックリした…」

急に声を上げた、夏未に茜は驚き、胸を押さえる。

夏「ごめんごめん。よしっ、じゃあ、最後の質問！『サッカー』は知ってる？」

円「もちろんだ！俺たちはサッカーが大好きだ！愛してる！！」

夏「なんか、愛の告白みたい…」

豪「どうしてそんなことを聞くんだ？」

豪炎寺が隣で飛び起きた円堂を引っ張りながら聞いた。

夏「……ちょっと、気になっただけよ。なんでもない」

鬼（なにか、隠してるな…）

鬼道がひそかに考えた。
しかし、その考えもまた、夏未に読まれることになるのであった。