二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン 『花騎士物語』 ( No.14 )
- 日時: 2011/03/24 16:30
- 名前: 薔薇結晶 (ID: XvkJzdpR)
- 第12話 「『幻獣衆』」 
 王国の『花騎士』全滅作戦が発令されてから3ヶ月が過ぎた。
 だが、未だに王国の『花器』は10個のままだった。
 それもそのはず。
 サクラやフィディオを始めとする、強力な『花騎士』がまだ残っているのだから。
 そして、この3人も『花騎士』。
 ??「全く、まだ着かんのか!!」
 ??「あと10分もすれば着きます。ですから騒がないで下さい。」
 ??「次のターゲットは何だったかな、忘れたよ。」
 ??「ふっ、決まっておるよ。巨扇【菖蒲】だ。」
 会話の内容からすると巨扇【菖蒲】を狙っているらしい。
 女が1人、男が2人。
 ??「で…、巨扇【菖蒲】は『プロキオン』の町にあるんですか?」
 ??「あぁ。情報屋によればな。」
 <<バンッ>>
 と、女が手にしていたものを開いた。
 それは、輝扇【菊】。
 光に当たると輝きを帯びる、美しき扇。
 ??「!…見えてきましたよ。『プロキオン』です。」
 ??「…予想していたより大きな町ではないか。」
 ??「【菖蒲】の所有者はこの町の用心棒として活躍しているようですね。」
 ??「ふん、馬鹿馬鹿しい。用心棒など居っても意味がないと言うのにな。」
 ??「貴女の手にかかれば…でしょう?」
 「クイーン・エクエス」
 ??「…そうに決まっておろうが。」
 と女、クイーン・エクエスは妖しげに笑いながら言った。
 ??「お前がクイーン・エクエスか。」
 エクエス「あぁ、我が名はエクエス・ランダリア。お前は誰だ。」
 古「私は古白亜(いにしえ はくあ)。…そしてコイツが巨扇【菖蒲】だ。」
 エクエス「そうか…。」
 古が手にしている大きな紫の物体。
 エクエス「フェンリル。アレの特徴を述べてみよ。」
 フェンリル「…半径150cmの大きな扇ですね。それに加えて見た目より軽いんだろうと思われます。」
 エクエス「なるほど…、まぁさすがだな。」
 そう言うと【菊】を閉じる。
 エクエス「始めよう、戦闘の舞を。」
 古「『プロキオン』、用心棒組所属、古白亜!」
 エクエス「『幻獣衆』所属、エクエス・ランダリア。」
 「始めっっ!!」
 第12話 終わり
