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２話　お供のラーナ



「そうだ！紹介したい奴がいるんだ！」


円堂君が言うと、後ろから猫が現れた。

しかも二足歩行・・・。


「メスのアイルーのラーナよ。よろしく。」

「しゃ、喋った！？」

「言っとくけど私、猫型の獣人種だから。喋るのは当然よ。まさか見た事無いの？それで名前は？」

「藍原　日奈乃。見た事はあるけどまさか喋るなんて・・・。よろしくラーナ。」


まぁ、喋ったとしてもラーナは猫型の獣人種。

鳴き声＆四足歩行なら普通の猫みたいで可愛い。


「ねぇ、本当にこの子を仲間にしちゃったの？なんだか頼りなさそうだわ。こんな子狩りにでも連れてったらすぐ死ぬわよ？」

「静かにしろラーナ、経験を積めば強くなる。俺達だって最初は弱かったんだ。」

「有斗は相変わらず新人には優しいわね。」


鬼道君の言葉で若干納得したラーナは私をじろじろと見て、溜息をつく。

なんだか失礼なアイルーだ。


「ま、これからは私達の仲間よ。いい？狩りは遊びじゃないの。私達の足手まといにならないでよ。」

「わ、分かったよ・・・。」


こうしてラーナとの狩人生活が始まった。



２話終わり