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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: リグレットメッセージ〜「この海にはおまじないがあるんだよ」〜 ( No.131 )
- 日時: 2012/10/24 22:12
- 名前: 鏡猫 (ID: FODM/zWG)
- 参照: 短くてすみません
- 第2話 願いをかなえてくれた君へ 
 休憩時間の隙を見計らい、今日も海へと向かうレンカ
 そして、海辺で見つけた昨日の小瓶
 それを拾って海の流れにそっと沿える
 「………レン」
 小瓶は、さらわれては戻されての繰り返し
 「いつも、レンは私の願いごと…わがままいわずに聞いてくれた」
 1人で。誰も聞いていない事を確かめて呟く
 隣にレンがいるように。海に話しかける
 「でも……私は・・・・…レンの気持ちなんて考えないでわがままばかり…」
 すっと一筋の涙が流れる
 「ごめんね…ごめん…ごめんね」
 ひたすらに謝り続ける
 それで罪が消えるわけではないけれど。レンカは、又、昨日と同じ歌を歌い続ける
 いつか、一緒に歌えるといいなって思いながら歌い続ける
 今日はいつもよりはっきりと水平線が見える
 小瓶の姿は段々小さくなっていく
 小さな願いと
 小さな涙と
 小さな後悔
 それ全てを入れて流れゆく小瓶
 罪に気付くのはいつも全てが終わった後———
 「もしも生まれ変われるならば 」
 『約束だよ————リン』
 「っ!?」
 レンカが、何かの気配を感じて後ろを振り向くとそこにはハクが悲しいような目でこちらを見ていた
 「ハク…?いたなら声をかけてくれればよかったのに」
 「…ごめんなさい。もうそろそろ時間よ」
 「はい」
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