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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【参照600超え…だと…!?】 ( No.150 )
- 日時: 2011/08/25 22:50
- 名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)
 「ハァ、ハァ…こんど、さん…土方さ……」
 戦場を取り囲むかのように吹き渡る煙幕の中、
 私は近藤さん達の姿を探した。
 43)漫画のような展開に憧れる。
 「祭りの神が光臨なさったぞォォォォォ!!」
 …ん?
 向こうからゴリラの声がする。
 つか祭りの神って誰? あの赤いのと青いの?
 神楽ちゃんと沖田さんじゃねーかどうしたんだよ。
 近藤さんの声がした方へ走ると、やっぱりいた。
 「土方さんッ!」
 「…! 鈴、伏せろ!!」
 !?
 振り向いた土方さんの目がマジだったから、
 私は反射的に地面にへたり込んだ。
 ガキィィンと、金属のぶつかり合う音がして耳が痛くなった。
 頭を上げるとすぐ上に土方さんがいて、後ろで何がでかい物体が倒れる音がする。
 …なにこれ、カラクリ…?
 「…土方さん」
 「ッたく、何で来た。客と一緒に逃げてるかと思ったのによォ」
 「私だって真選組の人間です」
 — 認められていなくとも。
 …それに、
 「爆発音で腰抜かす程可愛い女の子じゃないですし」
 そう私は自嘲し、立ち上がる。
 そんな私に気付いた近藤さんが駆け寄ってきた。
 「おお、鈴ちゃん無事だったんだな! で、ウンコはもう大丈夫なのか?」
 「……うっせゴリラ」
 何で刀折れてんの? 虎鉄ちゃんとか言って大事にしてたよね?
 …まぁ相手がこれ(金属)じゃあしょうがないか。
 「…とは言ってもてめェが戦うわけにもいかねェだろ」
 「木刀かなんか貸してくれたら戦いますよ」
 「ダメだ。脇に隠れてろ」
 …何だよそれ。折角援護してやるってのに。
 私の強さを知らずによくそんなこと言えますな。
 「そんな遠慮せずに……」
 「これっぽっちもしてねェよ。足手まといになるだけだ、隠れてろ」
 …チッ。
 何だよマヨラー。
 足手まといなのはてめェのマヨネーズだよ。
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